イントロダクション
『小さな中国のお針子』のダイ・シージエ監督が、80年代の中国を舞台に実話に基づいた禁断の同性愛の世界を映画化。遠く離れた異境の地から、未だ自由が認められない祖国の偏狭な姿を、美しい映像を通じて描く。
ストーリー
1976年の唐山大地震で両親を失い孤児院で育ったミン(ミレーヌ・ジャンパノワ)は、昆林医科大学の植物学者チェン教授(リン・トンフー)の下で実習生として働く機会を得て、湖に浮かぶ孤島にある教授の植物園に向かう。そこには、10歳で母を亡くして以来、厳格な父と2人きりで暮らしている教授の娘・アン(リー・シャオラン)がいた。お互い孤独の中で生きてきたミンとアンは、やがて一線を越えた関係を持つようになるが、軍人であるアンの兄・タンが帰郷し、チェン教授が半ば強引にミンと結婚させたことにより、ミンとアンの関係は悲劇的な最後を迎えることになる。
(原題:Les Filles du Botaniste、2005年、カナダ=フランス合作、上映時間:98分)
キャスト&スタッフ
監督:ダイ・シージエ
出演:ミレーヌ・ジャンパノワ、リー・シャオラン、リン・トンフー、ワン・ウェイトン、グエン・ニュー・クインほか
ギャラリー
公開表記
配給:アステア
2007年12月15日より東劇ほかにて全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)