イントロダクション
ジェニファー・ロペス×アントニオ・バンデラス×グレゴリー・ナヴァ監督が描く、魂に訴える社会派サスペンス・ドラマ!
主人公の女性新聞記者・ローレンを演じるのはジェニファー・ロペス。これまで『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』などセクシー女優としてのイメージが強かった彼女だが、実際にメキシコで起こっている事件と国境の街・フアレスの女性たちの苦境を世界へ伝えるために本作に出演する必要があると感じ、依頼を受けるやいなや契約書にサインし、さらには自身もプロデューサーとして参加することとなった。そして、この事件を世間に広く知らせた功績を称えられ、2007年人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルによって選ばれるアーティスト・フォー・アムネスティ・アワードを受賞した。
ローレンの元同僚・ディアスを演じるのは『レジェンド・オブ・ゾロ』のアントニオ・バンデラス。さらにはローレンの上司に『ディパーテッド』のマーティン・シーンなど、豪華な顔ぶれが揃い、物語をより重厚なものに仕上げている。
監督・脚本は、『エル・ノルテ/約束の地』でアカデミー賞reg;脚本賞にノミネートされたグレゴリー・ナヴァ。その脚本力への評価は高く、本作は第57回ベルリン映画祭コンペティション部門に正式出品された。
更には、日本でも人気のあるラテン歌手・フアネスが本人役で出演、情熱溢れるライブ・シーンを披露しているのも見逃せない。
ストーリー
シカゴの新聞社で働く敏腕女性記者ローレン(ジェニファー・ロペス)。ある日、上司(マーティン・シーン)からメキシコとアメリカの国境の街・シウダ・フアレス(以下フアレス)で起こっている連続女性殺害事件の取材を命じられる。気乗りしないローレンだったが、海外特派員のポストを交換条件に、メキシコへと向かった。
フアレスに着いたローレンは、かつてのビジネスパートナー・ディアス(アントニオ・バンデラス)が経営する新聞社エル・ソロを訪ねた。旧友との再会を喜ぶのも束の間、現地の警察がエル・ソロ社に押し入ってくる。汚職にまみれた警察や政治家が支配するメキシコでは情報操作も日常茶飯事で、メディアはなかなか真実を報道できないのだった。そんな中で、ディアスのエル・ソロ社だけが度重なる弾圧にも負けずに真実を報道しようとするのだが、それでも今回のような当局の圧力などで廃刊の危機に晒されていた。
(原題:Bordertown、2006年、アメリカ、上映時間:112分)
スタッフ&キャスト
監督・脚本:グレゴリー・ナヴァ
出演:ジェニファー・ロペス、アントニオ・バンデラス、マヤ・ザパタ、マーティン・シーンほか
ギャラリー
公開表記
配給:ザナドゥー
2008年10月18日(土)よりシャンテ シネほかにてロードショー
(オフィシャル素材提供)