イントロダクション
リンチが紡ぐ「悪夢」はどこから生まれるのか?
『ツイン・ピークス The Return』で再び世界を騒がせる、映画界で最も得体の知れない監督――その「謎」が「謎」でなくなる、かもしれない。
映像作品のみならず、絵画、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているデヴィッド・リンチ。「その頃の僕の世界はとても小さく、近所の数ブロックに全てがあった」ハリウッドにある自宅兼アトリエで語られる過去。「恐怖が垂れ込める意地の悪い街」フィラデルフィアでの日常。その中に潜む「恐怖」「苦悩」は、まるでリンチ作品の登場人物のような姿で私たちの前に現れては消えていく。
アメリカの小さな田舎町で家族と過ごした幼少期、アーティストとしての人生に憧れながらも溢れ出る創造性を持て余した学生時代の退屈と憂鬱。後の『マルホランド・ドライブ』(01年)、美術監督である親友ジャック・フィスクとの友情。生活のために働きながら、助成金の知らせを待った日々。そして、当時の妻ペギーの出産を経てつくられた長編デビュー作『イレイザーヘッド』(76年)に至るまでを奇才デヴィッド・リンチ自らが語りつくす。
ストーリー
1967年7月、暴動発生から3日目の夜、若い黒人客たちで賑わうアルジェ・モーテルに、銃声を聞いたとの通報を受けた大勢の警官と州兵が殺到した。
そこで警官たちが、偶然モーテルに居合わせた若者へ暴力的な尋問を開始。
やがて、それは異常な“死のゲーム”へと発展し、新たな惨劇を招き寄せていくのだった……。
(原題:David Lynch: The Art Life、2016年、アメリカ・デンマーク、上映時間:88分)
キャスト&スタッフ
監督:ジョン・グエン、リック・バーンズ、オリヴィア・ネールガード=ホルム
出演:デヴィッド・リンチ
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給・宣伝:アップリンク
2018年1月27日(土)、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)