世界三大映画祭を制した名匠ファティ・アキン監督最新作『女は二度決断する』が、4月14日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。この度、監督、出演者の来日を記念して、ヒューマントラストシネマ渋谷にて3月23日(金)、ジャパンプレミアが開催された。
今回、11年ぶりに来日を果たしたハリウッド女優ダイアン・クルーガー、そしてファティ・アキン監督、共演者のデニス・モシット・出演者に加え、兼ねてからファティ・アキン監督ファンを公言するゲーム・クリエイターの小島秀夫がジャパンプレミアに登壇し、観客の大きな拍手に迎えられて、大興奮の中、舞台挨拶が行われた。
来日の感想をお聞かせください。
ダイアン・クルーガー:こんにちは。久しぶりに日本に来ることができて、とてもワクワクしています。私にとって大切な作品なので、お楽しみください。口コミもしてください。もしダメだったら、言わないでね。
デニス・モシット:大好きな日本に来ることができてとてもうれしいです!
ファティ・アキン監督:ありがとう。日本の観客に本作を観てもらうことはとても意味があります。私の作品は常に日本の文化に影響を受けているからです。それを分かち合えるのもうれしいです。
本作を制作をした想い教えてください。
ファティ・アキン監督:本作は僕のパーソナルな作品です。私自身、家族を持つ父でもあるので、恐怖や怒りがあります。その想いをカティヤ・ダイアンを通して描くことができました。
カンヌ映画祭女優章受賞のご感想は?
ダイアン・クルーガー:運がよければ、監督と役者が出会う時、共通の理解や情熱を持っていることがベストで、今回はそれができました。私の周りには、今回こちらのデニスみたいに、すばらしい役者をキャスティングされ、それ以外にもドイツの素晴らしい俳優が出ていて、私をサポートしてくれました。決して一人ではできません。今回、こういう皆さんに囲まれて演技できてうれしいです。
母国ドイツ映画、ドイツ語での演技はいかがでしたか?
ダイアン・クルーガー:本当にうれしい気持ちでいっぱいです。25年も母国を離れていたので、ドイツ映画には以前から出たかったのですが、作品に恵まれませんでした。このファティ監督が現れるまでは。ドイツ語で演技することは、故郷に帰ってきたような気持ちです。
デニス、ダイアンとの共演はいかがでしたか?
デニス・モシット:本当にすばらしかった。共演ができて光栄に思います。役者としてのダイアンは、私たちを助けてくれる存在でした。ダイアンのカティヤの演技は奇跡的です。
ここで、ファティ・アキン監督のファンを公言する世界的なゲームクリエイター小島秀夫が、桜の花束を持ってお祝いに登場!
桜の花束をもらっていかがですか?
ダイアン・クルーガー:ありがとう。今回、母親と一緒に来日をしたのですが、桜の季節に来られてうれしいです。滞在を1日延ばしたいと考えています!
小島さんとダイアンは以前からお知り合いのようですが。
ダイアン・クルーガー:ロスで初めて会いました。実は、小島さんが制作しているゲームに私のパートナー(ノーマン・リーダース)が出ていて、その予告編の上映に呼んでもらったんですが、素晴らしかったです。このような伝説の二人(監督、小島さん)とご一緒できて、光栄です。
小島さん、映画の感想をお聞かせください。
小島秀夫:監督のいろいろな作品を観てきましたが、本作は集大成だと思います。エンタメ要素もあるし、スリリングでもある。最高傑作だと思います。傑作ですので、何回も観てください! ダイアンの演技は憑依しているようで、素晴らしかったです。
ダイアン・クルーガー:本当に恐縮です。作品を深く理解してくださって、感動しています。この映画はドイツの事情を描いていますが、世界で上映をしています。日本の方も理解し感動してくださることは、とてもいいしるしだと思います。これからご覧になる皆様も共感していただけると思います。
最後に一言、お願いいたします。
ダイアン・クルーガー:さよなら! 映画を楽しんでください!
ファティ・アキン監督:楽しむというタイプの作品ではないですが、楽しんください。何か刺さるものがあったら、友達、家族全員、そして犬にも口コミしてください! そして初日(4月14日)に観に来てください!
登壇者:ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ファティ・アキン監督
ゲスト:小島秀夫(ゲームクリエイター)
公開表記
配給:ビターズ・エンド
2018年4/14(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開!
(オフィシャル素材提供)