第72回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作『その手に触れるまで』。日本同様に新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ベルギーで自宅待機中のジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌの兄弟から、日本の観客へメッセージが届いた!
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
COVID-19で自宅待機中のベルギーからのメッセージです。
死に至らしめる狂気に取り憑かれた思春期の少年が元の人生を取り戻す旅を、皆さまが、熱心に、夢中になって、注意深く観て下さることを期待しています。
リュック・ダルデンヌ
この映画の邦題は『その手に触れるまで』です。
コロナウイルスで皆が自宅待機している今、とても具体的な意味合いを持ちます。
私たち二人はこの映画を作った時、映画の中のアメッドの母親のような気持ちでした。
友達と遊ぶのが好きだった子に戻るように試みました。映画をお楽しみください。
自宅からの映像のため、二人の趣味を覗き観るようだ。兄のジャン=ピエールの背後には写真好きとあってロバート・フランクのポスターが貼られ、リュックの背後には天井まで届くおびただしい数の書籍が見えます。日本で直接観客や取材陣と会えなかったことを残念がってくれる兄弟だが、こうやってベルギーでの暮らしぶりを垣間見る貴重な機会となった。
公開表記
配給:ビターズ・エンド
ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか近日公開
(オフィシャル素材提供)