イントロダクション
イタリアで、2016年に下院議会で同性カップルの結婚に準ずる権利を認める「シビル・ユニオン」法が可決されたことを受けて、ニューヨークのオフ・ブロードウェイでロングラン上演された大ヒット舞台「My Big Gay Italian Wedding」が、イタリアのコメディ映画界の重鎮アレッサンドロ・ジェノヴェージ監督によってついに映画化! ゲイカップルとそれをなかなか認められない親世代との世代間ギャップが巻き起こす大騒動を通して描く、自分の中の偏見や差別に上手く向き合えない全ての人たちに贈る、21世紀の今を生きる家族の物語。
本作の舞台となるイタリア、ラツィオ州に位置する分離集落「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」は、『天空の城ラピュタ』(86)のモデルともいわれ、映画『ホタルノヒカリ』(12)にも登場した崖の上にそびえる「天空の村」、イタリア国内でも屈指の絶景を誇る有数の観光地だ。アントニオの母アンナは息子たちのために、この特別な地での結婚式を計画、ウェディング・プランナー(イタリアで今最も人気を集める実在の“カリスマ”ウェディング・プランナー、エンツォ・ミッチョが本人役で登場!)を雇い、村中を巻き込んで、まだ誰も見たことのない最高の結婚式を挙げようと奮闘する。
常にクスクス、時に大爆笑させながら、誰もが人生を自分らしく生きられる素晴らしさ、多様性を互いに認め合うことがみんなを生きやすくするというシンプルなことを、最高にハッピーな後味と共に実感させてくれるロマンティック・コメディ!
ストーリー
ベルリンに暮らすアントニオは、恋人で役者仲間のパオロに“人生を一緒に歩んでいくならこの人”と確信し、ついにプロポーズ。
2人は結婚することになるが、問題は互いの親。パオロはゲイであることをカミングアウトして以来、母親と疎遠になっている。
。一方、アントニオはイタリアで村長を務める父と母に、カミングアウトと同時に結婚の意志を伝えに行こうとするが――。
(原題:Puoi Baciare Lo Sposo、2018年、イタリア、上映時間:90分)
スタッフ&キャスト
原作:原案:「My Big Gay Italian Wedding」アンソニー・J・ウィルキンソン
監督:アレッサンドロ・ジェノヴェージ
出演:ディエゴ・アバタントゥオーノ、モニカ・グェリトーレ、サルヴァトーレ・エスポジト、クリスティアーノ・カッカモほか
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:ミモザフィルムズ
YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテにて公開中ほか 全国順次公開
(オフィシャル素材提供)