作品紹介

『カポネ』

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イントロダクション

 1940年代半ば、長い服役生活を終えたアル・カポネは、フロリダ州の大邸宅で家族や友人たちに囲まれ、静かな隠遁生活を送っていた。かつて“暗黒街の顔役”と恐れられたカリスマ性はすでに失われ、梅毒の影響による認知症を患っている。一方、そんなカポネを今も危険視するFBIのクロフォード捜査官は、彼が仮病を使っていると疑い、隠し財産1000万ドルのありかを探るために執拗な監視活動を行っていた。やがて病状が悪化したカポネは現実と悪夢の狭間で奇行を繰り返し、FBIや担当医師を困惑させ、愛妻のメエも彼の真意をつかめない。はたしてカポネは、本当に身も心も壊れてしまったのか。それとも――。史上最も有名なギャングスターのパブリックイメージを根底から覆す、驚愕の実録ドラマがここに完成した!

 病魔に蝕まれていくカポネを生々しく演じきったのは、これまでも役柄ごとにファンの予想を超えた役作りで自在に風貌を変えてきたトム・ハーディ。本作でも連日4時間のメイクアップを施して最晩年のカポネに変身。傷を負った顔面(=スカーフェイス)をリアルに再現するとともに、死のオブセッションや狂気に駆られるカポネの不安定な内面をもただならぬ凄みをみなぎらせて体現した。

 監督は、映画『クロニクル』で絶賛を博したジョシュ・トランク。製作陣には『パルプ・フィクション』『イングロリアス・バスターズ』のローレンス・ベンダーが名を連ね、『マルホランド・ドライブ』『キャビン』の名手、ピーター・デミングが撮影監督として参加。

 そして『ハウス・ジャック・ビルト』の怪演が忘れがたいマット・ディロン、TVシリーズ「ツイン・ピークス」のクーパー捜査官役でおなじみのカイル・マクラクランといった豪華な個性派&実力派キャストが、トム・ハーディの脇を固めている。

ストーリー

 服役を終えた伝説のギャング、アル・カポネはフロリダの大邸宅で妻メエとの静かな暮らしを送っていた。かつてシカゴを牛耳っていたカポネも今は見る影もなく、梅毒が原因の認知症に苦しみ、薄れゆく記憶から自らが作り出す悪夢に苛まれていた。

 一方、その大邸宅の外ではFBI捜査官たちが盗聴を続けていた。奇妙になる一方のカポネの行動はすべて見せかけであると信じ、1000万ドルとも言われる隠し財産の行方を探ろうとしていたのだ。

 果たしてカポネは本当に壊れていたのだろうか? それとも、秘密裡に帝国を支配していたのだろうか? 歴史上最も有名なギャングの最晩年を新たな視点で描いた予測不可能な驚愕の物語。

 (原題:Capone、2020年、アメリカ・カナダ、上映時間:104分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:ジョシュ・トランク
 出演:トム・ハーディ、マット・ディロン、カイル・マクラクランほか

ギャラリー

予告編

公開表記

 配給:アルバトロス・フィルム
 2月26日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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