『親密な他人』神尾楓珠×黒沢あすか対峙！　本編映像＆写真解禁

　いよいよ今週末３月５日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開、第34回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now 部門公式出品にて話題となった黒沢あすか×神尾楓珠主演、中村真夕監督最新長編映画『親密な他人』。公開直前、主演・黒沢あすかと神尾楓珠が対峙する本編映像・写真が解禁となった。

　このたび解禁した本編映像は、行方不明の息子を探し続ける女・恵（黒沢あすか）の前に現れた、オレオレ詐欺に手を染める青年・雄二（神尾楓珠）が、テーブルを挟んで対峙する。貪るようにカレーライスを食べる雄二を慈しむように見つめる恵。食べ終わると息子・慎平の持ち物を差し出す雄二に、「なんであなたがこれを？」と問いかける……。だましているのか、だまされているのか、聖か毒か、動きだす二人の関係の前の緊迫した時間が流れる。

　主演は、『六月の蛇』、『冷たい熱帯魚』はじめ数々の映画・ドラマにて鮮烈な印象を刻み続けるベテラン女優・黒沢あすか。対峙するのは、注目の最若手俳優・神尾楓珠。映画『彼女が好きなものは』『20歳のソウル』など主演作品が控える中、新たな側面を魅せる。失踪した息子役に、『許された子どもたち』で毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞に輝いた上村侑。そのまわりを、尚玄、佐野史郎、丘みつ子など実力派名優が固める。

　監督は、ドラマとドキュメンタリーの境界を越え、常に斬新な映画を作り続ける中村真夕。劇映画『ハリヨの夏』で監督デビュー後、ドキュメンタリー映画『ナオトひとりっきり』『愛国者に気をつけろ！鈴木邦男』など独自の視線で現代社会の影を見つめ、国内外映画祭で高評価を受ける監督が、本作で初の心理サスペンス映画に挑戦。

　静謐でとぎすまされた96分の心理サスペンスの誕生だ。