9月9日公開、是枝裕和監督最新作『三度目の殺人』にて、この度、2017年8月30日から9月9日まで開催される、第74回ヴェネチア国際映画祭にてコンペティション部門の正式出品が決定した。
世界最古の歴史を誇るヴェネチア国際映画祭、是枝裕和監督作品としては1995年の第52回ヴェネチア国際映画祭にて監督デビュー作にして金のオゼッラ賞を受賞した『幻の光』(95)以来22年ぶり、2回目のコンペティション部門での出品となる。
『そして父になる』から4年、是枝監督と2度目のタッグとなる福山雅治を主演に、是枝組初参加となる名優・役所広司を迎えた本作は、監督が近年描いてきたホームドラマから一転し、かねてより挑戦したいと考えていた法廷を舞台にした心理サスペンスである。
現在、映画祭の正式上映(上映日未定)に合わせキャスト、スタッフの渡航は調整中とのことだが、参加実現となれば福山雅治と広瀬すずはヴェネチア映画祭初参加、また役所広司は『十三人の刺客』(10)以来7年ぶり2回目の参加となる。
キャスト&スタッフ コメント
是枝裕和監督
ヴェネチア映画祭への参加は、デビュー作以来なので、22年ぶりになります。やはり、自分自身の映画監督としてのキャリアがスタートした場所なので、今回の参加は、より感慨深いものがあります。
自分としては、今までにないチャレンジを数多くしたので、その作品がどのようにイタリアの地で受け入れてもらえるのか、楽しみにしています。
福山雅治
「お声がかかったら嬉しいですよね」と撮影中に監督と話していたことが現実になりました。監督、おめでとうございます! 是枝監督、最新にして最深のテーマを扱った今作がヴェネチアでどう観られるのか? その瞬間に立ち会えることに期待と緊張が高まります。
役所広司
世界中の映画祭が是枝監督の新作を待ち望んでいるんですね。是枝監督は日本映画の宝です。この作品に参加できて幸せでした。おめでとうございます!
広瀬すず
出品の決定を聞いたときは、是枝監督は本当に本当に、凄いなぁ……という思いがただ、ポンと生まれました。そして、作品に出演させていただけたことに感謝します。
前作ではカンヌ映画祭に連れて行っていただいて、今回はヴェネチア映画祭。見たことのない、まだ知らない景色がいっぱい広がっているんだろうなぁと思うと、わくわくします。
人間の目の奥にある何か、を、世界の人たちはどう感じるんでしょう。
公開表記
配給:東宝・ギャガ
2017年9月9日(土) 全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)