映画『七人の秘書 THE MOVIE』の完成披露試写会が都内で行われ、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井 滋、江口洋介、玉木 宏、吉瀬美智子、笑福亭鶴瓶、田村直己監督、合計10人が豪華に集結してクロストークを繰り広げた。当日はスモークをはじめ、凝った演出での登場となった。
本作は、2020年10月クールに放送され“現代版・必殺仕事人”と称され人気を博したテレビ朝日系ドラマ「七人の秘書」を映画化。「ドクターX」シリーズの脚本家・中園ミホが仕掛ける痛快エンターテインメント。名もなき秘書として働く7人の女性たちが、類い稀なスキルや身体能力を駆使して、弱き者を救う“影の軍団”として暗躍する姿が描かれる。
格闘技の試合のようなド派手なアナウンスとライティングで左から木村、広瀬、菜々緒、シム、室井、江口が、赤い照明とスモークに包まれギャルピースを披露してにぎやかに登場。木村は「私がトップバッターで、アリスちゃんが裏切ったら私一人が寂しい結果だったんですが、みんなにギャル・ピースをやっていただいて、大成功でした」と笑顔を見せる。一緒にギャル・ピースを披露した江口は「チームワークを見せないといけないので、逆ピーをやりました」とにっこり。
反対側からブロックを壊して登場したのは、玉木、吉瀬、鶴瓶、田村監督。劇場版ゲストとして玉木が巨大企業の傍若無人な土地開発に怒る依頼人の緒方航一を演じ、吉瀬と鶴瓶が濱田 岳とともに秘書たちと対峙する極悪一家“九十九(つくも)ファミリー”に扮している。依頼人の緒方を演じた玉木は「登場の仕方が謎なんですけど、頑張りました。格闘技の試合に出られたような気分で楽しかった」とコメントした。
最初に、カリスマ秘書・千代役を務める木村が「田村監督が初・映画監督ということで、おめでとうございます」と田村監督を祝福。さらに、木村は、「映画自体もスケールアップしているのですが、舞台挨拶のスケールもハンパないですね!」と驚きの表情をみせる。
本作での見どころの一つとして、木村が演じる千代の恋模様が描かれているのだが、感想を求められた天真爛漫・末っ子秘書・七菜役の広瀬が「お姉ちゃんの見たくない瞬間を見てしまったような……」と応えると、木村は「きょうだいの女性の部分って見たくない、みたいな瞬間が映像で流れていて、恥ずかしくなりました」とドギマギ照れ笑いだった。
秘書の元締め・萬役を務めた江口は「千代(木村)の恋愛的)シーンにドキドキしちゃいました。『そんなことまでするのか!』ってね……」と話す。
武闘派秘書の不二子役を務めた菜々緒は「私の場合は『もっと行けよ!』って感じ。物足りない派でした(笑)」と感想を述べていた。
“断トツで最低最悪のカス”の九十九道山を演じた鶴瓶は「なんで僕がこんな役をさせられたのか、意味が分からない。こんなええ人間なのに……」とぼやき節。さらに、酷寒、雪深い中での撮影にも鶴瓶は「マイナス17℃ですよ」と不満を爆発させていた。田村監督は北海道出身で、映画を撮るときは雪のあるところで撮影すると決めていたそうだ。
この日は、シンガーソングライターのmiletがドラマに引き続き映画の主題歌「Final Call」」を担当することが発表された。
木村は「試写の時に、最後に流れていました。めちゃくちゃかっこいい!ですね、嬉しい。これから覚えて歌いたい」とすっかり気に入った様子。菜々緒はmiletについて、「お会いした時、すごい可愛らしい方だなと思って、この方があのダイナミックで、力強い歌声なんだと思って驚いた記憶があります」と印象を語る。広瀬も「女性のかっこよさを引き立たせてくれる楽曲」とべた褒めだった。
最後に木村が「友人やご家族の方に広めていただけたらと思います。スカッとする内容になっていますので、気持ちよく観て気持ちよくお帰りください。ありがとうございました!」と客席に向かって呼びかけた。
劇場公開に先駆け、10月2日にはスペシャルドラマ「七人の秘書スペシャル」がテレビ朝日系で放送される。
登壇者:木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井 滋、江口洋介、玉木 宏、吉瀬美智子、笑福亭鶴瓶、田村直己監督
(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:東宝
2022年10月7日(金)、全国東宝系にて公開!