俳優の俳優による俳優のための映画製作という新たな試みとして完成したオムニバス映画『HAKUSHI PROJECT』が10月1日(土)、ついに公開! 同日には都内劇場で監督の浅沼直也、野本 梢、土屋哲彦、加藤大志らが初日舞台挨拶を行った。
俳優主体のクリエイティブ集団・ワークデザインスタジオ代表の澤田和宏は「このプロジェクトは、真っ白なキャンバスに俳優たちが自由に物語を描くというプロジェクトの第一弾です。今回は『HAKUSHI PROJECT』ボリューム1という形でチョイスした4作品をオムニバス映画として公開いたします」と意図を解説した。
『薄氷のドーヴ』の浅沼監督は「この作品は社会実験的な側面があるので、この実験がどう実っていくのか観客の皆さんにも見届けていただきたいです」と期待して、「身内の内輪ノリではなくて、全員が作品と勝負して向き合って映画を製作しました。最後まで楽しんでほしいです」とアピールした。
『you』の野本監督は「参加してくれた俳優の出番の長い短いはあるけれど、みんなそれぞれがキャラクターを人間として生かそうとしてくれて、いろいろな背景を作り込んだり、一緒に暮らしてくれたり、たくさんの努力をしてくれました。映画に描かれていないことも想像して観てもらえた嬉しいです。大切な誰かを思い出す作品になっています」と手応え。
『再演』の土屋監督は「大好きな劇場で自分の作品が上映されて嬉しい!」と喜色満面。『いろとりどりの』の加藤監督は「4本同じ役者が出ているけれど全部が違う作品。飽きずに楽しめるはずです。僕の作品はラストがふんわりと終わるので、観た後にあのラストはどういう意味だったのだろうか?などと話し合ってもらえたら嬉しい」と期待を込めていた。
舞台挨拶の最後には、出演俳優&監督全員でフォトセッションを実施。満席の会場もアットホームなひと時を満喫していた。
登壇者:浅沼直也、野本 梢、土屋哲彦、加藤大志ほか出演者陣
配給:トリプルアップ
10月1日(土)より新宿K’s cinemaにて2週間レイトショー、以降全国順次公開
(オフィシャル素材提供)