クズ男にハマる4人の女性の恋愛模様と彼女たちの意地と根性が引き起こすミラクルを描いた痛快作『もっと超越した所へ。』(10月14日公開)。その公開直前、先行特別上映イベントが10月11日(火)に都内で行われ、主演の前田敦子、共演の菊池風磨、趣里、千葉雄大が参加した。
いよいよ今週末に念願の封切り! 恋愛間違えがちなデザイナー・真知子役の前田は「みいちゃん(峯岸みなみ)とか長塚圭史さんが試写を観てくれました!」と周囲の期待値の高さに手応え十分。一方、真知子の彼氏でやっかい系ヒモストリーマー・怜人役の菊池は、前回のイベントでは“人見知りを超越したい”と願っていたが「もうすっかり仲良しこよしで、人見知りも超越しました! あの後に“超越する会”を設けていただき、みんなで集まってすべてをさらけ出しました」とすがすがしい表情。ただ何故か前田からは「Fさん」と呼ばれており、菊池は「今ではみんなが僕に人見知りをして困っています」と謎の報告をしていた。
今でも芸能界で生き続ける元・子役タレント・鈴役の趣里。今回の映画化について「舞台を見て受けた衝撃が凄くて、これを映像化したときにどうしようかというプレッシャーがあったけれど、素敵な役者さんが揃って、それを山岸聖太監督が素敵に撮ってくれて面白かった」と満面の笑み。
あざと可愛いボンボンの富(とみー)役の千葉は、前田から「とみーが好きという女性が多い」と嬉しいことを言われると、千葉は「クズ男というとみーの肩書を外してほしいです!」と喜び「クズ男としては芝居をしていなかったし、自分と共通するところも多いと思った」と役柄に共感を寄せていた。
さらに壇上ではSNSで募集した恋愛のお悩みを登壇者たちが一刀両断に解決する「#恋愛のお悩み超越します」トークを展開。同棲中の彼氏に思いやりを持ちたいという女性の悩みに対して菊池は「いってらっしゃいと玄関まで送るとか、何気ないことでいい。僕が後から帰ったときには“おかえり”と迎えに来てくれるだけで嬉しい」と些細な優しさが思いやりに繋がると解説。一方の千葉は「ぬいぐるみを使って何かを言うとか?」と独特過ぎるコミュニケーションを提案して、前田から「それをやれるのかと言われたら難しい。……というかそれをやられて本当に嬉しいの?」と当然の疑問を呈されていた。
議論がまとまらない中、菊池は「黙ってキスをすればいい! 女の子からきたら許しちゃう」と断言。趣里から「でもそれって本当の解決のきっかけにはならない」と指摘されるも「話し合いはその後でいい! もっと深く愛せばいい! それを繰り返す! そうすればその先へ超越していく」と菊池はバシッと決めていた。
好きな相手に告白ができないという女性の悩みには「今のこの時代において、告白するのはどちらでもいい。気持ちが溢れたら溢れただけお伝えしましょうよ」と菊池。すると千葉は再び「ぬいぐるみに言わせるのはどう?」と世界観を崩さなかった。
趣里の場合は?と振られると、「ノリと勢いで「あ、好きかも!」と告白するかも。かもに逃げる」と答えると、「かも、いいかも」と菊池はじめ一同賛同の様子。
さらに告白するタイミングの合図について千葉は「DREAMS COMES TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)の歌みたいに瞬きを5回くらいすればいい」と突飛なアイデアを出して、前田は「これ参考になる? ごめんなさいね!」と相談者に平謝りだった。
自分の彼氏と知りながら友人が告白をしてきたという複雑な相談には「大変だ!」と前田。菊池は「シンプルに友達をやめたほうがいい。それに彼氏は自分を選んでいるわけですから、堂々といればいい」と友人と縁を切るべきだとアドバイス。千葉は、友人と話し合いをしてもらちが明かない場合は「拳でタイマン!」と物騒なことを言いだし、菊池から「さっきぬいぐるみでしゃべると言っていた人ですか? トーンが全然違う……」と怯えられていた。
それぞれのキャラが色濃く出た恋愛相談もこれにて終了! 最後に主演の前田は、映画公開に向けて「しゃべりながら笑いながら楽しみながら観てほしい作品です。恋愛するのって生きているな、いいなと思ってもらえるような映画になっているので、皆さんにとっていい恋愛をするための背中を押す映画になっていたら嬉しいです」とアピールしていた。
登壇者:前田敦子、菊池風磨、趣里、千葉雄大
配給:ハピネットファントム・スタジオ
10月14日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)