イントロダクション
日本のワイン業界を牽引した麻井宇介(浅井昭吾)の想いを受け継ぎ、「日本を世界の銘醸地」にするために奮闘する醸造家・安蔵光弘の半生を描いた映画『シグナチャー~日本を世界の銘醸地に~』は、11月4日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開となる。
本作の安蔵光弘役には、実力派俳優の平山浩行。本作にて映画初主演を飾る。
妻となる安蔵正子役には、パリ国際映画祭にて「最優秀女優賞」を受賞した竹島由夏。麻井宇介役に榎木孝明、安蔵光弘の上司役に徳重 聡、山崎裕太、大鶴義丹。丸藤葡萄酒の専務(現:社長)大村春夫役に辰巳琢郎。そして長谷川初範、宮崎美子、黒沢かずこ(森三中)、板尾創路、篠山輝信、堀井新太、ソムリエの田邉公一など豪華な顔ぶれが揃っている。
また、日本ワインにかける青年たちを描いた映画『ウスケボーイズ』に出演していた渡辺 大、出合正幸、伊藤つかさや和泉元彌も本作に登場している。
主題歌は、安蔵光弘が作詞をした「大地のしずく」。ワイン造りへの想いを込めて辰巳真理恵が歌う。
監督は、前作『ウスケボーイズ』がアムステルダム国際フィルムメーカー映画祭にて最優秀監督賞を受賞し、マドリード国際映画祭、ミラン国際フィルムメーカー映画祭、ロンドン国際フィルムメーカー映画祭、ニース国際映画祭にて最優秀作品賞を受賞。そして本年度開催されたニース国際映画祭で『シグナチャー~日本を世界の銘醸地に~』が最優秀作品賞を受賞し、国際映画祭で高い評価を得ている柿崎ゆうじ。本作にてオリジナル脚本も手がけている。
この秋、芳醇なヒューマンドラマがお届けられる。日本ワインが世界に名を轟かせていくまでのサクセス・ストーリーをお楽しみに!
ストーリー
1995年、東大大学院を卒業した安蔵は、ワインを作りたいという希望を叶えるために山梨県勝沼町にあるシャトーメルシャンに入社した。入社してからは畑の草刈りなどワインに触れる機会の無い日々を送る。
そんな中、会社の大先輩でもあり日本ワイン業界を牽引する麻井宇介(浅井昭吾)と出会い、その見識の高さと人柄に傾倒していく。やがて、ワインの醸造にも携わる中で、ワイン造りを切磋琢磨する仲間に出会う。その中には後に安蔵の妻となる正子の存在もあった。
その後安蔵は本社への転勤のため現場を離れることになる。しかし、その間に出会った名醸造家から日本ワインの将来を考えるきっかけを得て、さらに麻井からの推薦もあり1998年にワイナリーへ復帰を果たす。ワイン醸造の現場に戻った安蔵は理想のワインを造るために、麻井の努力によって改植に成功した、長野県塩尻市にある欧州品種のメルローを醸造家自ら収穫・選果するという大胆な提案をする。渋る葡萄農家の説得や不測の怪我に見舞われ、悪戦苦闘しながらも2樽の特別なメルローを仕込むことに成功する。
一方で正子はドメーヌのプロジェクトに突き進んでいたが、方向性の違いからプロジェクトに見切りをつけ人生の再設計を迫られている最中、安蔵と再会する。お互いにどこか惹かれる存在と意識していた2人は共に人生の歩みをスタートさせる。その後、安蔵はフランスのボルドーへの赴任も決まり、順風満帆にワイン造りに没頭する。
そんな中、安蔵が仕込んだ特別なメルローのリリースが決定した。ラベルに自らシリアルナンバーを手書きすることから、【桔梗ヶ原メルロー シグナチャー1998】と命名される。その一方で麻井に病気の魔の手が迫る。余命宣告まで受けた麻井に安蔵と正子は衝撃を受ける。麻井は安蔵に「君が日本のワインを背負って行ってくれよ」と渾身の檄を送る。
あれから15年――。麻井が理想とし追い求めた日本ワインに、安蔵も正子も追いつき追い越さんという想いでワイン造りに日々向き合っている。安蔵は麻井の想いを受け継ぎ【日本を世界の銘醸地】にするため、日本ワインの一致団結を掲げ奮闘する。
(2021年、日本、上映時間:120分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:柿崎ゆうじ
主題歌:辰巳真理恵「大地のしずく」(テイチクエンタテインメント)
エグゼクティブプロデューサー:柿崎ゆうじ
プロデューサー:古谷謙一、前田茂司
音楽:西村真吾
撮影:松本貴之
助監督:長尾 楽
製作協力:ビーテックインターナショナル、エーチームアカデミー
制作プロダクション:楽映舎
出演:平山浩行、竹島由夏、徳重 聡、山崎裕太、篠山輝信、榎木薗郁也、堀井新太、渡辺 大、出合正幸、伊藤つかさ、和泉元彌、田邉公一、黒沢かずこ(森三中)、板尾創路、大鶴義丹、辰巳琢郎、長谷川初範、宮崎美子、榎木孝明ほか
ギャラリー
オフィシャル・サイト
http://www.signature-wine.jp(外部サイト)
予告編
公開表記
配給:カートエンターテイメント
11月4日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開