塩野峻平監督の映画『to…』が大阪・十三のシアターセブンにて上映されることが決定した。映画『to…』は、コロナ禍の“端の人“を描いた3本のオムニバス作品(出演:植松 優、東出 薫、清水陽介、藍川きあら、猪 征大、竹内詩乃)。2022年ゴールデンウィークには池袋シネマ・ロサで初劇場公開され、300人を超える人々が来場した。大阪での上映期間は2022年11月19日(土)~11月25日(金)となる。
制作経緯
本作品は2021年2月に出演者オーディションを実施し、3月から6月にかけて撮影が行われた。作品制作にあたり、資金面では、CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施し、177名から総額約126万円の支援をした。同年7月には、クラウドファンディングに協力した方向けに、本作の上映会が実施された。監督、プロデューサーを含め、作品スタッフのほとんどは中央大学の現役大学生で構成されている。スタッフ等が身をもって感じてきたコロナ禍の生きづらさと真剣に向き合い、コロナ収束後の希望を信じながら制作に臨んだ作品だ。
※制作期間は、検温・抗原検査・マスクの着用・アルコール消毒等のコロナウイルス感染対策を徹底し、出演者、スタッフのコロナウイルス感染者は確認されなかった。
監督:塩野峻平
1998年生まれ、東京都出身。
2017年、中央大学入学と同時に同大放送研究会に所属し、映像制作を始める。在学中より映像クリエイターとしてYouTube広告やSNS用の広告を制作。大学在学時に監督した『レイディオ』にて各映画祭で受賞、ノミネート。その後映画監督としてキャリアを重ねる。
<過去監督作品>
『レイディオ』(2020)
・門真国際映画祭2020 優秀作品賞・審査員特別賞受賞
・GoodStock FilmSession vol.5上映
・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020ノミネート
・映文連アワード2020 優秀作品賞(準グランプリ)受賞
・PFFアワード2020 1次審査通過
監督コメント
コロナウイルスによって我々の日常は⼀変しました。マスクなしでは外も歩けなくなり、授業もオンライン、友⼈たちと会う機会もなくなり、「普通」の生活ができなくなりました。
報道ではコロナウイルスの感染者、濃厚接触者、後遺症の影響などコロナウイルスの影響を中⼼の部分で受けている人々が多く取り上げられます。しかし当時大学生であった私はその端で影響を受けている人たちを見てきました。新作を撮りたいと思っていた時、真っ先にテーマとして思い浮かんだのはその「端の人たち」でした。「普通」の生活ができなくなった中でも確かに生きている人たちを映像にしたいと強く思いました。
タイトルの『to…』には誰かから誰かに思いが届くようにという意味を込めました。例えばそれが作品内での人物同士なのかもしれない、この映画を作った私たちから映画を観てくれた人かもしれない、映画を観てくれた人たちから私たち制作者へかもしれない。「誰かに、届け。」この映画が誰かに届きますように。
劇場公開について
■ 上映スケジュール:2022年11月19日(土)~11月25日(金)
■ 上映館:シアターセブン https://www.theater-seven.com/(外部サイト)
■ チケット情報:当日一般1800円、学生1000円、シニア1200円、会員1000円
■ イベント:出演者、監督による舞台挨拶を予定している。(コロナウイルス感染拡大状況により変更となる場合あり)
公開表記
配給:モクカ
11月19日(土)~11月25日(金)大阪・十三、シアターセブンにて公開
(オフィシャル素材提供)