オスカー俳優のジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーが、あの伝説的大ヒット作『オーシャンズ』シリーズ以来の夫婦役ならぬ“元”夫婦役としてスクリーンに帰ってくる! 愛娘・リリー(ケイトリン・デヴァー)とリリーが卒業旅行先のバリで出会った現地の青年・グデ(マキシム・ブティエ)のスピード婚を阻止するため、常にマウントを取り合いいがみ合っていた元夫婦が結託!? 美しい海や空に囲まれたトロピカルな魅力あふれるバリ島を舞台にジュリアとジョージが抜群のコンビネーションでコミカルな掛け合いを披露し、観た人に心温まる“最高のハッピー”を約束するトロピカル・リゾート・コメディ『チケット・トゥ・パラダイス』。本作の公開を記念し、公開直前イベントを実施! 特別ゲストとしてジャングルポケット、坂下千里子が登壇した。
始めに、バリを思わせるカラフルで優雅なロング・ワンピースに身を包んだ坂下は「皆さんこんにちは、坂下千里子です。今日はよろしくお願いいたします」、ジョージ・クルーニーさながらのダンディさ溢れる真っ黒なタキシード姿で登場したジャンポケは、おたけ「はじめまして、おたけ・クルーニーです。よろしくお願いします」、太田「どうも、皆さん初めまして太田ジョー・ジクルーニーです。」、斉藤「ジョージ・斉藤・クルーニーです。よろしくお願いします」といつになくムーディな雰囲気を漂わせてそれぞれ挨拶。
全米でも初登場第二位という大ヒットスタートを切り、いよいよ11月3日(木・祝)より日本公開を迎える本作を一足先に鑑賞したゲスト陣は感想を聞かれると、斉藤は「バリの景色が本当に素晴らしくて、家族愛や恋愛や友情などいろいろなものが詰まった作品だと思います。大人だけではなく、家族皆さんで来られてもすごく楽しい映画だと思いました」と真面目なコメント。聞いていた太田に「ここはまだ台本上、ジョージ・クルーニーっぽく言ってくれって書いてましたよ」と突っ込まれると、声のトーンを落とし「僕とジュリア・ロバーツの掛け合いがすごく面白く仕上がったのかなと思っています」とジョージ・斉藤・クルーニーとしていい直し、会場の笑いを誘った。続いて、太田・クルーニーは「語り出せばキリがないので一言でまとめるとするならば愛です。愛って何なんだろうなという物語だと思います」、おたけ・クルーニーは「実に面白い」とキメ顔でコメントし、坂下は「元夫婦の掛け合いがすごくリアルに感じられて、夫婦同士でも分かる!ってなる部分もありますし、子どもを想う親の気持ちがすごく面白おかしく丁寧に描かれていて、そこは皆さん共感されることがたくさんあると思います」と語り、司会から3人のクルーニーから一番良いクルーニーを聞かれると、アイキャッチが一番多かったという理由で「おたけ・クルーニー」を選出した。
あくまで<日本版ジョージ・クルーニー>キャラを貫く3人だが、娘のスピード結婚を阻止するために南国の島へ向かう本作にちなみ、実際に自身の娘や息子に“スピード婚をしたい”と言われたらどうするかそれぞれ聞かれると、太田・坂下が<反対>、斉藤・おたけが<賛成>を選び真っ二つに意見が分かれる結果に! 私生活でも娘が二人居る太田は「スピード婚というもの自体に悪いイメージはないですが、誰とするかによると思います。実際に娘が居るのでこの映画を他人事としては見られない部分もありましたが、この映画に出てくる彼と結婚するならここまで反対はしないと思います。ですが、幸せになるパーセンテージを考えた時に、すぐに結婚を決めるよりも長い時間をかけたほうが娘が幸せになる確率が1%でも上がる気がするので、反対です!」と熱量たっぷりに語り、14歳の娘と12歳の息子を持つ坂下は「娘に言われたら一旦は反対すると思いますし、劇中のジョージとジュリアの気持ちが分かります。でも、相手が素敵な人だったら行っちゃえ!と応援するかもしれないですし……」と悩む場面も。息子を持ち、尚且つ<恋愛アドバイザー>の異名を持つ斉藤は「結婚において短い期間でも相手のことを理解することはできるし、その期間に違いはないと思います。なので、その時に思った気持ちを一番大事にしてあげたいです」、9年という交際期間を経て昨年結婚したばかりのおたけは「僕自身7年付き合い、2年熟成期間を経て9年で結婚したので、その経験を踏まえると逆にスピード婚もアリかなと思います」と話し、2年間の熟成期間の間には本作のジョージとジュリア演じる元夫婦のように、パートナーの両親によっておたけと娘の結婚を阻止する作戦が繰り広げられていたという! そんな実体験もあり、リリーとグデのようなスピード婚は賛成という姿勢を示した。
本作はハリウッドの2大スター、ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツの再共演に加えて今回は元夫婦役ということで、<夫婦あるある>や<子育てあるある>なシーンが大量生産されているのも見どころの一つだが、映画のようにパートナーと思わず口喧嘩になってしまったり、夫婦や家族の独自ルールについて問われると、斉藤は「僕が本当にアナログ人間で全く何も出来ないので、奥さんからこんなことも出来ないの!?と結構怒られることが多いです」、太田は「僕は忘れ物や物を失くしたりが非常に多くて、大阪に行った時は着ていったダウンジャケットを忘れて帰ったこともあるんですが、この前同じスマホケースを使っている奥さんの携帯を間違えて仕事場に持って行ってしまったことがあって、その時はさすがに怒られました(笑)」、坂下は「結婚して14年が経つんですが、夫は洗濯機を回した人が畳むまで全部やったほうが良い派で、私は気付いた方が都度やった方がいいと思う派なので、未だに夫と洗濯物の分担で揉めます」と話すと斉藤も坂下の意見に共感するなど、まさに<夫婦あるある>なエピソードが披露された。
本篇でジュリア・ロバーツ扮するジョージアからの「お互い仕事が忙しくて、すれ違いの生活から夫婦中が悪くなってしまいました。修復するにはどうすれば良いですか?」というお悩み相談については、おたけは「スキンシップ大事ですよね、僕は揉めたりすれ違う時はよく奥さんにマッサージをしてあげるようにします」、坂下は「雰囲気が悪いなっていう時は子どもが小学校に行っている間に一緒にランチに行っています。その時に子どもの話や、いろいろな話を相談したりしています。ランチへ行くのはどうですか?」と非常に参考になるアドバイスが飛び、続いて本篇でジョージ・クルーニー扮するデヴィッドより「大学を卒業したばかりの娘から急に連絡があり、旅行先で出会った外国人と結婚したいと言ってきました。スピード結婚を阻止するにはどうすればよいですか」との相談には、太田が「このやり方が合っているか親として自信がないのですが、家の鍵を全部閉めて物理的に行けないようにします」と恐怖すら感じるまさかの作戦! 若干引き気味の斉藤に対し、実際に二人娘が居る父親としてのリアルな(!?)目線で娘への熱い想いを爆発させた。
盛り上がった本イベントもいよいよ終了の時間が迫り、最後に映画の見どころを聞かれた面々は、坂下「本当に夫婦の仲が悪いのですが、とっても面白く描かれていてやり取りがすごく素敵だと思います。バリの景色も綺麗なので、ぜひ皆さん旅行に行った気分で観てください」、おたけ「本当の夫婦に見えるぐらいの雰囲気が出ている二人のやり取りが面白いです! その感じが好きなので、ぜひ観てください」、太田「とにかくハッピーでいろいろな愛が詰まっている素敵な映画なのはもちろん、エンドロールも最高なのでそこにも注目して観て欲しいです! スターとはこういうことなのかと。最後までワクワクさせてくれます」と鑑賞後に評判の高いエンドロールについても触れ、斉藤は「この映画に出合えたことにまず感謝。観終わった後にまず景色が見たくなったし、とにかく最高の映画です」とそれぞれコメント。<夫婦あるある>や仲直りの秘訣などで大盛り上がりの本イベントは締めくくられた。
登壇者:ジャングルポケット(おたけ、太田博久、斉藤慎二)、坂下千里子
公開表記
配給:東宝東和
11月3日(祝・木)より、全国ロードショー!