全世界歴代興行収入No.1を記録した『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)をはじめ、日本でも大ヒットを記録した『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』など、観客を熱狂の渦に巻き込み続けているマーベル・スタジオが贈る劇場公開最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が11月11日(金)に日米同時公開となる。本作は、ヒーロー映画としては“初”となるアカデミー賞®作品賞ノミネートを果たすなど、ヒーロー映画の枠を超え社会現象を巻き起こした、まさにエンターテインメント史に名を刻むこととなった『ブラックパンサー』からつながる物語。
ついにこの日がやってきた――。10月27日(木)[※現地時間10月26日(水)]にアメリカ・ロサンゼルスにて『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のワールドプレミアが開催された。前作で国王ティ・チャラ=ブラックパンサーを演じ、多くのファンやキャスト、スタッフに愛されたチャドウィック・ボーズマンは、2020年に病のため他界。そのニュースは世界中を深い悲しみに包んだが、チャドウィックの想いを受け継ぐという決意を胸に、スタッフ・キャストは一丸となって作品を完成させた。超文明国ワカンダの技術開発を担うほどの天才科学者であり本作で重要な役を担うシュリ役のレティーシャ・ライトをはじめ、前作に引き続きワカンダを守る戦士オコエを演じるダナイ・グリラやティ・チャラの母でありワカンダの女王ラモンダ役のアンジェラ・バセット、ワカンダ史上最高のスパイのナキアを演じるアカデミー賞®受賞経験のあるルピタ・ニョンゴ、今後のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に深く関わるであろう注目のキャラクター、アイアン・ハートことリリ・ウィリアムズ役のドミニク・ソーン、前作を手掛けアカデミー賞®7部門にノミネートさせ一躍有名監督となったライアン・クーグラー監督など豪華メンバーが集結し、公開を待ち望むファンと共に特別な想いで作品の完成を祝った。
プレミア会場の入り口には、まるで“ワカンダ”へ続く道を守っているかのようなワカンダの戦士ドーラ・ミラージュたちの姿が!
“ブラックパンサー”と言えば紫のイメージということで、前作のプレミアに続きパープル・カーペットが敷かれた会場には、会場には、4年ぶりの続編に心躍らせたファンが大勢集まり、中にはブラックパンサーやネイモア、ワカンダの戦士たち等作品に登場するキャラクターのコスチュームを着る熱狂的なファンの姿も。そして、満を持して豪華キャスト陣が登場すると、大歓声がまきおこり会場のボルテージは最高潮に!
ブラックパンサーを想起させる黒くスタイリッシュなアレキサンダー・マックイーンの衣装で登場したティ・チャラの妹役を演じたレティーシャ・ライトは「夢が実現したんです。コスプレをする人たちが集まって、とても興奮しているのが分かって、とても価値のあることでした」と語った。さらにシルクの豪華な衣装で登場した監督のネックレスには亡きチャドウィックの姿が。ダナイ・グリラとアンジェラ・バセットは高貴な紫のドレス、ルピタ・ニョンゴは白のドレスで登場した。『これからはじめて皆に見てもらうのでドキドキしてるから、チャドウィックのことばかり考えるよ。彼ならどう思うだろう?って。“どう思う?”と聞いてみたい。』と監督が語るように、皆が主人公の不在という前代未聞の出来事を乗り越え完成を迎えられたことの喜び、そしてチャドウィックへの想いを語る場面も見られた。
プレミアにはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品で人気のシャンチー役のシム・リウなどマーベルの仲間たちも登場し、この日を迎えた一同に祝福の言葉をかけた。また、『ブラックパンサー』は音楽面でも評価が高く、本作でもどんなアーティストが参加するのかと注目されていたが、本作のオリジナルサウンドトラックのリードシングルとしてリアーナが歌う「Lift Me Up」が発表された。本日開催されたワールドプレミアにはリアーナ本人も長い手袋がアクセントのグレーのスパンコールドレスを身に纏い、パープルカーペットに登場し、一段と大きな声援を浴びていた。
登壇者コメント
レティーシャ・ライト(シュリ役)
本当に光栄なことだと思います。私たち家族が一緒になって、本当に美しいものを作る機会になったと思っています。だから、私はチーム全員、キャストとスタッフ全員を心から誇りに思っています。
夢が実現したんです。コスプレをする人たちを見ていると、その姿に感動します。人々が集まってきて、とても興奮しているのが分かりますよね。だからとても、本当にすごく意味のあることなんです。
シュリだけでなく、思い出した人も一緒になって、母娘で悲しみに苦しむ様子を探る良い機会です。この作品は多くの人に共感され、多くの人がそこから成長することができると思います。
ライアン・クーグラー(監督)
チャドウィックの死を乗り越え、今夜のプレミアを迎えることができた今のお気持ちはいかがですか?
友人を失った喪失感を克服するという意味では、「乗り越える」という言葉は使いませんね。この映画を作るために、私たちは多くのことを乗り越えてここまでやってきました。そして、とても満足感を感じています。しかし、仕事はまだ終わっていません。まだ誰にも見せていないので、人々の感想はまだ分かりません。ワクワク、ドキドキ、胃の中の蝶々という感じでしょうか。でも、彼のことをたくさん考えているんです。チャドのことをたくさん考えています。彼ならどう思うだろう?
チャドウィックに何か言いたいことはありますか?
彼が何を考えているのか聞いてみたいですね。「どう思う?」と。
映画を楽しみにしている日本のブラックパンサー・ファンへメッセージをお願いします。
日本のファンの皆さんには、ぜひ映画を観ていただきたいと思っています。この映画にはたくさんの魅力があると思うんです。たくさんの想い、たくさんのユーモア、たくさんのアクション。何より、映画で楽しい時間を過ごすことができると思います。楽しんでもらえたら。
ルピタ・ニョンゴ(ナキア役)
チャドウィック・ボーズマンがいない今、この作品に戻ってくることは特別な瞬間です。私たちは、彼に敬意を表し、彼を念頭に置いてこの映画を作りました。ですから、私たちは彼を連れています。そして、私たちが作ったのと同じような愛と寛容さで受け止めてもらえることを願っています。
アンジェラ・バセット(ラモンダ役)
チャドウィックの死を乗り越えて、今晩ワールドプレミアを迎えられる今のお気持ちはいかがですか?
私たちは(映画の完成を)お祝いするためにここにいるのです。チャドウィックが望んでいたことだと思います。そして、彼もまた、この映画を祝福してくれていると思います。
チャドウィックに何を伝えたいですか?もし今日彼と話せたら?
愛してるよ、兄弟。私たちを支えてくれてありがとう。私たちの背中を押してくれて、美しい映画を作る力を与えてくれてありがとう。
<来場ゲスト>
シム・リウ(『シャン・チー』シャン・チー役)
チャドウィックの死後、この映画を完成させたキャストに、なんと伝えたいですか?
彼の遺志を尊重してくれてありがとうと言うしかないでしょう、彼の物語とその続きに立ち会えることを非常に光栄に思っています。
日本のファンへの簡単なメッセージと、『ワカンダ・フォーエバー』の見どころをお願いします。
日本のファンの皆さんへ、私自身だけでなく、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画へのサポートにとても感謝しています。アクションもすごいけど、「ブラックパンサー」のストーリーは僕の心の中にあるものなんです。もちろん、チャドウィックの遺産はすべてを覆っていますし、この物語に名誉がもたらされることに、本当に興奮しています。
登壇者:レティーシャ・ライト(シュリ)、ダナイ・グリラ(オコエ)、アンジェラ・バセット(ラモンダ)、ルピタ・ニョンゴ(ナキア)、ウィンストン・デューク(エムバク)、テノッチ・ウェルタ(ネイモア)、ドミニク・ソーン(リリ・ウィリアムズ)、ライアン・クーグラー(監督)、リアーナ、シム・リウ、マイケルBジョーダン
【楽曲『Lift Me Up』 映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』オリジナルサウンドトラックからのリードシングル】
世界的なアイコン、デザイナー、起業家、慈善家であり、デジタルシングルで史上最高の売上を誇るアーティストであるリアーナが、待望の新曲「Lift Me Up」をリリースする。近日公開予定の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』オリジナル・サウンドトラックからのリードシングルとなる。
「Lift Me Up」は、テムズ、オスカー受賞者のルドウィグ・ゴランソン、リアーナ、ライアン・クーグラーによって、チャドウィック・ボーズマンの素晴らしい人生と遺産への賛辞として書かれたものである。この曲は5ヵ国でレコーディングされ、ゴランソンがプロデュースした。今作のリリースは、リアーナのアイコニックなキャリアの次の時代の到来を告げるものである。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』予告【ワカンダに迫る新たな危機編】
公開表記
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2022年11月11日(金) 映画館にて公開
(オフィシャル素材提供)