東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門に出品され、吉田美月喜・常盤貴子が出演する『あつい胸さわぎ』(2023年1月27日全国公開予定)で話題のまつむらしんご監督が、最新作映画『ふまじめ通信』を制作開始。メインキャストを決めるオーデションには1000名を超える応募が! その中から、『湯沸かしサナ子、29歳』が国内映画祭で多数の賞を受賞し、ドラマ『神様のカルテ』『ドクターX』や映画『ほとぼりメルトサウンズ』などでその存在感を現している宇乃うめのが主人公のクニちゃん役に決定した。クニちゃんが田舎の町に移住するきっかけとなる友達のヤッちゃん役に、映画『タロウのバカ』(大森立嗣監督)への出演で注目を集めた植田紗々。地元に住むもうひとりの友達・ミンミン役にモデルやスタイリストなど肩書きを問わず幅広く活動するアーティストの7Aに決まった。
今回の撮影ロケ地は、『あつい胸さわぎ』のもうひとつの撮影候補地であった和歌山県の加太がメインとなる。人気アニメ「サマータイムレンダ」の聖地としても知られ、風情ある港町を舞台に、気の置けない女友達3人と町で出会うふまじめな人々を、クニちゃんが配信する音声ブログ「ふまじめ通信」を通じて物語が始まる。「もっと、うまく、ふまじめに生きる」をキャッチコピーに、ふまじめに制作してゆくという。
この度、制作発表のお知らせとともに、出演者が決定したことを記念して、出演者と監督からコメントが到着した。 また制作に合わせ、クラウドファンディングもスタート! 多くの方に『ふまじめ通信』が届いてほしいので、クラウドファンディングにもぜひご賛同を。
映画の情報解禁にあわせて、キャンプファイヤーにてクラウドファンディング実施中!
まつむらしんご監督 コメント
プロフィール
2023年『あつい胸さわぎ』監督作品公開予定。
第31回ぴあフィルムフェスティバルに入選後、早稲田大学大学院に進学。2013年「ロマンス・ロード」2013年SKIPシティ国際Dシネマ映画祭長編コンペティション部門SKIPシティアワードを受賞。第18回釡山国際映画祭アジアの窓部門に正式出品。2017年『恋とさよならとハワイ』大阪アジアン映画祭JAPAN CUTS Award受賞。上海国際映画祭 アジア新人賞部門【脚本賞・撮影賞】受賞。台北金馬映画NETPAC賞にノミネートされた他、台湾では3都市で劇場公開される。HKT48 1stアルバム特典「HKT48×48人の映画監督」、山本茉央主演『夏の夢の恋人』MV、YeYe「ゆらゆら」、藤田麻衣子「恋ってどうやってするものだっけ?」。
映画監督を直に見たことがない人は、それがどれほど弱い生物か知らないと思います。仕事の8割は「おねすみ」だと断言します。あ、「おねがいしますと、すみません」のことです。ここ数年、身の丈以上のプロジェクトに邁進していたので、日本記録級の「おねすみ」を発動しました。その結果、自分が思っていた以上にクタクタになってしまいました。少し休もう。だいたいそう思った矢先にPという悪魔から連絡が来ます。「企画だしてよ。明日まで。なんかあるでしょ」本当にこんな失礼な言われ方をします。証拠のLINEもあります。全てが枯渇していた僕は、湯船につかりじっと考えました。ちゃんと答えようとするのが僕のまじめなところです。そして「まじめすぎて疲れてしまった人が、地方にうつり、自分なりのふまじめを模索する」という、僕の願望まるだしの企画ができました。だから今、この物語を本当に必要としているのは、まぎれもなく僕自身です。だからこの物語にかける想いを全てここに記そうと思ったのですが、Pという悪魔から「ここで必要なのは、監督の私小説でもポエムでもないんだからさぁ」と言われてしまいました。本当です。証拠のLINEもあります。残念ですがこれでおしまいにします。最後に、映画監督を直に見たことがない人はご存知ないと思いますが、どんなにクタクタになっていても、目の前の物語にまじめに全力で取り組んでしまう生き物です。まじめの先にあるふまじめが、見てくれた方の一瞬の支えになるような映画を目指して頑張りたいと思います。どうかお力添えをお願いします。ながながとすみません。
クニちゃん役:宇乃うめの コメント
プロフィール
1989年生まれ。青森県出身。看護師から俳優へ転身し、映画・ドラマ・舞台と幅広く活動中。
東かほり監督との共同製作短編映画『湯沸かしサナ子、29歳』が国内映画祭で多数の賞を受賞。主な出演作品に、TVCM『新日本プロレスリング STRONG SPIRITS』、ドラマ『神様のカルテ』『ドクターX』レギュラー出演、映画『クレマチスの窓辺』(20/永岡俊幸監督)、『雨に叫べば』(21/内田英治監督)、『マリッジカウンセラー』(21/前田直樹監督)、『ほとぼりメルトサウンズ』(21/東かほり監督)などがある。
はじめまして。宇乃うめのと申します。キャスト募集要項のクニちゃんの人物設定を読んで、これ私だ!と思い、すぐに応募しました。今回クニちゃんとして参加できること、とても嬉しく光栄に思います。普段ついつい「~しなきゃいけない」「こうあるべき」に縛られて苦しくなってしまいがちです。「まじめだね」の一言が気になって、ぐるぐると考えてしまう夜もありました。いい塩梅が難しい。だからか、しなくてもよい、無駄なことやくだらないことが大好きです。この物語にはそんな一見くだらない会話や出来事がたくさん出てきます。おかしみと愛おしさが詰まっています。疲れている時でもぼ~っと観られて、観終わった後にふっと肩の力が抜けるような作品になったらいいなぁと思います。同じように、もっとうまく、ふまじめに生きられたらと思っているあなたに届きますように。
ヤッちゃん役:植田紗々 コメント
プロフィール
1996年生まれ。東京都出身。幼少期よりモデルとして活動。映画『please please please』(17/堀内博志監督)で俳優としてスクリーン・デビュー。2019年公開の映画『タロウのバカ』(大森立嗣監督)にて、スギオが想いを寄せる存在であり、援助交際を繰り返す高校生・洋子役を演じ注目を集める。主な出演作品に、映画『海まで何マイル』(19/廣木隆一監督)、短編『BEAUTIFUL WORLD- LOVE IN THE TIME OF PETALO -』(横堀光範監督)、Amazon Music presents Music4Cinema『No Return』(21/吉田大八監督)などがある。
観終わったあと、日常の諸々がいつもより愛おしく思える。そんな映画になっていたら素敵だな。お楽しみに!
ミンミン役:7A コメント
プロフィール
7A(nanae)なまえみたいな名前。くだものをおなかいっぱい食べたい。その日見かけた犬の数を数えながら暮らしています。
やっほー! 7Aです! 私は自己紹介が苦手なので、この映画が私の自己紹介になったらラッキーだと思っています。寝起きにすっぴんのまんまの気持ちで臨むので、きっとそうなると思います。皆さんお手柔らかに、よろしくどうぞ!
公開表記
2023年公開予定
(オフィシャル素材提供)