“新しい手法が生む新しい映像体験”を標榜し、過去に2本の短編映画がカンヌ国際映画祭から正式招待を受けた監督集団「5月」が、名優・香川照之を主演に迎えた初の長編映画『宮松と山下』が全国絶賛上映中。
公開後、「予想を裏切る展開から目が離せなかった!」「香川照之の抑えた演技が凄い!」とSNS等でも絶賛の声が後を絶たない本作。
この度中国の海南島で行われた第4回海南国際映画祭にてAsian New Director部門で監督賞を受賞した。
Asian New Director部門は、本年度から新設された部門で、アジア圏の新人監督のみが対象。同部門には日本からは本作のみが正式招待され、見事監督賞を受賞した。また海南国際映画祭で日本人監督が受賞したのは本作が初となる快挙である。
受賞を受けて監督5月(関友太郎/平瀬謙太朗/佐藤雅彦)は「この作品を作る前、短編映画を作っているときから、3人でひとりの監督として映画を作ってきました。自分たちの作品の一番の特徴は“3人で監督をやっている形”だと思っています。今回、監督賞を頂き、本当に嬉しく思っています」(関)、「同じく、嬉しく思っています」(平瀬)、「同じく、嬉しく思っています。私たち5月はこれからも映画の歴史に残るような新しい映画の形を作り続けていきたいと思います。どうぞご期待ください」(佐藤)と喜びを語った。
海南国際映画祭・Asian New Directors部門とは
海南国際映画祭は2018年から始まった映画祭。毎年12月で中国最大の島、海南島で行われている。国際的な映画・文化交流・協力を強化し、映画産業における革新的な発展を促進し、映画制作の創造性を育成することを目的としている。Asian New Director部門はアウト・オブ・コンペティションとして、今年新設されたアジア圏の新人監督作品のみを対象とした部門で、ローカルな文化的要素を如実に現した作品、グローバルな視点を持っている作品が選出されている。本年のノミネート作品はカタール、カザフスタン、イラン、パキスタン、フィリピン、インドと日本の7作品。映画祭は12月25日に閉幕する。
公開表記
配給:ビターズ・エンド
全国絶賛上映中!
(オフィシャル素材提供)