イベント・舞台挨拶

『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』公開記念 仮面ライダー龍騎ナイト

©石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 2021年9月5日から2022年8月28日までテレビ朝日系で放送した、50周年記念作品『仮面ライダーリバイス』。そして、現在毎週日曜日午前9時よりテレビ朝日系にて放送中の最新作『仮面ライダーギーツ』。2つの人気作品がクロスオーバーする劇場版最新作『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』が、全国公開中。
 リバイス、本当の“最後の物語”から始まる第1部、ギーツ×リバイス共演による最悪のゲームへと突入する第2部で構成された本作。「ジェネレーションズ」シリーズとして作品の垣根を超えてクロスオーバーしてきた冬季の劇場版仮面ライダーが、今作から装いを新たに、そしてかつての「MOVIE大戦」からさらに進化を遂げた≪シームレス2部作構成≫で両作品ヒーローたちが大躍動! 激戦となるこのゲームを制し最後に勝つのは誰か? 勝者が叶える願いとは。ヒーローたちが大スクリーンで魅せる、いまだかつてない衝撃のバトルロワイヤルゲームは必見だ。

 この度、本作の公開を記念して仮面ライダー龍騎ナイトが、12月29日(木)に実施された。

 この日は朝まで降っていた雨が上がって晴天となり、試写会と記者発表がスタートした。
 13人の仮面ライダーが最後の一人になるまで戦い続ける姿を描いた前代未聞の衝撃作「仮面ライダー龍騎」。自らの願いのためにライダー同士が戦うというセンセーショナルなストーリーでいまだに根強い人気を誇り、今年で放送開始から20周年を迎えた。まさに元祖<ライダーバトル>作品である「仮面ライダー龍騎」が最新作『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』に参戦! 本作公開記念のイベントに須賀貴匡、松田悟志、萩野 崇、そして武部直美プロデューサー、柴﨑貴行監督が登壇した。

 満席の劇場内に大きなBGMが響き渡り、キャストと監督が登場すると会場は待ってましたと言わんばかりの大きな拍手に包まれた。

須賀(仮面ライダー龍騎/城戸真司):入ってきてびっくりしました。こんなに集まっていただけて感謝です。短い時間ですがよろしくお願いいたします。 松田(仮面ライダーナイト/秋山 蓮):たくさんのファンの方に集まっていただいて驚いてます。今からの時間が本当に貴重で感無量です。


萩野(仮面ライダー王蛇/浅倉 威):(満席の会場内を眺めて)いいですねぇ(笑)。年の瀬で忙しいところわざわざ来ていただいて、この後上映されるエピソードファイナルも楽しんでください!
武部プロデューサー:本作の龍騎のキャストはいかがでしたでしょうか? 20年ぶりに共演できて楽しかったです。
柴﨑監督:20年経っても本作に出演する龍騎の反響がすごく、僕ら自身も驚いてます。短い間ですが楽しんでもらえれば嬉しいです。

 『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』(19年)以来の3年ぶりの3人揃っての出演となる本作。久しぶりの出演について心境を問われると、松田「何より嬉しかった。どんな形で出られるのか分からない状態で、とにかく出ますということを聞いていて楽しみにしていた。萩さん(萩野)に内容をネタバレされるっていう(笑)」と笑いながら振り返るも、「この流れはYoutubeでたくさん話したのでその動画を見てください(笑)。今日は武部さんと監督とのクロストークがしたい」と切り出す萩野に、マイクが要らないほどの声量と須賀からツッコミが入った。

 続いて本作の同時変身について問われると、萩野「ロケ地だったカシマ・サッカー・スタジアムの芝生が荒れないよう、芝生外でテストをし本番の一発撮りには緊張した」と振り返る。さらにピッチのど真ん中に歩いていくシーンが印象的でワクワクしたと語った。演出シーンについて監督は、「ガラスが無いところでの変身をどうしようかなと思った。20年という時を重ねてキャスト、ベルト等を含め龍騎は進化した。今はガラスのところに行かなくてもどこでも変身できるんです(笑)」と“20年の進化”について話し一同の笑いを誘った。さらに「同じことを踏襲しつつ、ちょっとずつ進化しているのを見せたかった」という作品への思いを明かした。

 真司と蓮の関係が当時と変わらず感動したというMC・篠宮に、久しぶりの共演で意識したことを問われると、松田と須賀は「2人で芝居をすると自然と空気感が(当時のように)ああなる」(須賀)、「撮影時、雨が降っていて撮影しては中止を繰り返していた。雨が止んだタイミングで再開すると、段取り合わせの段階でいつもの真司と蓮になっていた」(松田)と撮影時を振り返った。印象的なシーンとして、ドローンを使用しての撮影や、鏡の中のカットを撮りたかったという監督の作品へのこだわりや、武部も「『RIDE TIME 龍騎』では(真司と蓮の)“またくだらない喧嘩がしたい”というセリフで終わったので、こういう(真司と蓮の共演シーン)やりとりがあるといいなと思った」と作品への熱い想いを明かした。それに対し、「まさかRIDE TIMEの続きができるとは思わなかった」と呟く須賀に、松田も「真司も蓮も元気なままそれぞれの道に行くというのは今までになかった終わり方」だと振り返った。

 3人での同時変身をリクエストされると会場から待ってましたと溢れんばかりの拍手が! 一度ではなかなかポーズが揃わないというハプニングも。しかし二度目も思ったように息が合わず、「(王蛇の変身は)一手多いから揃わないんだよ(笑)!」と訴える萩野に、須賀は「20年やってもまだ解消できないので、30周年でやりましょう」と10年後のリベンジを誓った。

 続いて久しぶりの龍騎との共演について武部P・監督は、「アフレコで龍騎が帰ってきたシーンの須賀の声がすごく龍騎で感動した。みんな声を聞くと当時と全然変わらない」と振り返り、さらに撮影中には須賀の誕生日を祝ったというエピソードも飛び出した。龍騎キャストと同世代の武部Pは「一緒に年を重ねてきたな」としみじみ振り返り、こみ上げる想いを滲ませた。そしてトークは若手キャスト、ツムリ役の青島心の話に。萩野は共演した現役キャスト青島の“小悪魔ツムリ”撮影シーンに遭遇し、熱心に監督からの演出指導を受け、演技に向き合う姿を見て感動したと語る。須賀・松田も1シーン1カットに熱心に取り組む若手キャストたちの姿には心を動かされたという。

 さらに話題は20年前の当時を振り返るトークに。松田は自身の遅刻癖を告白し、「同い年なのでよく監督(当時助監督だった柴﨑)に揉み消してもらっていました」と裏話を暴露するも、「そんな甘やかしちゃダメですよ」と須賀から愛のムチが。一方で監督は、公私共に付き合いがあり、龍騎メンバーの出演シーンについては深く演出の指摘はせず、信頼を寄せていたという。さらに「監督業は孤独なので、(龍騎キャスト)3人がいるときは安心して見ていられた。自分は龍騎のファン第1号という気持ちで見ているので、ラスト・シーンは涙が出そうになった」と込み上げる想いを明かすも、すかさず須賀は「(涙が)カッサカサだったでしょ!」とツッコみ、笑いを誘った。さらに監督は持参した龍騎の貴重なグッズを披露! 20年前のエピソード・ファイナルの台本や、田﨑監督手描きのリュウガのファイナルベントの画コンテが載った監督ノートなど特別に公開した。キャストも初めて見るというレアな品物に「ぜひ(現在開催中の)仮面ライダー展に展示を!」と会場全体の熱いコールの拍手が!

 トークは終盤へ。それぞれにとっての「仮面ライダー龍騎」について問われると、須賀は「俳優としての原点。何十年経っても大切にしたい」と振り返り、松田・萩野も「芸歴24年の中で、明日最後の日になっても思い出すとしたら龍騎。それだけ自分の人生の中で大きな作品」(松田)、「当時すごい熱量で取り組んでいた。龍騎が時間が経っても素晴らしいと言われる名作の一つになったのかと、集まってくださるファンの方たちを見てても実感する。当時のうねっていた熱量は忘れられないし、物作りの醍醐味を感じた」(荻野)と熱くコメント。武部Pから荻野へ「(1996年、萩野の主演)『超光戦士シャンゼリオン』は?」と問われると、「シャンゼリオンは永遠に自分にとってのナンバーワン・スター。それを経ての龍騎出演だったため、共演者の良いスパイスにならねばという想いがあった」(萩野)と回顧し、武部も「王蛇が初登場するのは17話。それでもずっといたようなインパクトのある存在だった」とその存在感を賞賛した。監督は「『仮面ライダーアギト』までは主人公がフォーム・チェンジすることが多く、龍騎で初めていろいろなライダーが登場し、“多様性”が見えた作品になった。それが今のギーツに繋がり、仮面ライダーのそれまでの枠を吹っ飛ばした作品で、そこが龍騎の凄さだと感じている。龍騎のファンが見ても満足いただける作品だと思うので、ぜひ宣伝してください」と当時のファンに向けてもメッセージを送った。

 最後には「龍騎のように長く愛される作品を作っていきたい。今後も仮面ライダーの応援をお願いします」(監督)、「20年前を思い出した本作。当時のファンの方もこの会場にいらっしゃるのかなと見ておりました。年明けからのギーツも応援お願いいたします」(武部P)、「ギーツもとても素敵な作品だと応援してますので、皆さんもぜひ。そして『仮面ライダーアウトサイダーズ』があります! 皆さんのお力がダイレクトに届きますので、ぜひ応援してください!良いお年を」(萩野)、「龍騎とギーツにシンパシーを感じますし、その世界観に龍騎の一人として加わることができて夢のようです。本イベントも年末にも関わらず満員の皆さんにお迎えいただき、本当に貴重な経験をさせていただいて、尊い作品に作品したことを痛感しています。御礼を言っても尽くせない、これからも俳優道を歩んでいくことが恩返しだと思っているので頑張っていきたいと思います」(松田)、「本作のおかげでここに立てています。龍騎を観たことない人も何かのきっかけで観てくれたら嬉しい。仮面ライダーは続いていくので、これからも応援よろしくお願いいたします」(須賀)と一言ずつ挨拶とファンへのメッセージで締め、会場から溢れんばかりの拍手と共にイベントは幕を閉じた。

登壇者:須賀貴匡、松田悟志、萩野 崇、柴﨑貴行(監督)、武部直美(プロデューサー)、篠宮 暁(オジンオズボーン※MC)

(オフィシャル素材提供)

公開表記

 配給:東映
 全国公開中

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