2017年映画賞を総なめし、世界を震撼させた傑作『スリー・ビルボード』から5年。いまなお演劇界・映画界の最前線に立つ鬼才マーティン・マクドナーの全世界待望の最新作『イニシェリン島の精霊』が1月27日(金)より日本公開となる。
この度は、第76回英国アカデミー賞において、本作が作品賞、英国作品賞、監督賞:マーティン・マクドナー、主演男優賞:コリン・ファレル、助演男優賞:ブレンダン・グリーソン、助演男優賞:バリー・コーガン、助演女優賞:ケリー・コンドン、脚本賞:マーティン・マクドナー、作曲賞:カーター・バーウェル、編集賞:ミッケル・E.G.ニールセンの<主要9部門10ノミネート>を果たした。
「すべてがうまく行っていた、昨日までは。」
本作の舞台は本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さな島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由は分からない。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた……。
公開各国で大ヒット!マーティン・マクドナー作品の人気!
先の第79回ヴェネチア国際映画祭においてヴォルピ杯 男優賞【コリン・ファレル】、脚本賞【マーティン・マクドナー】の2冠を手にし熱い注目を浴びている本作は、10月21日(金)に世界に先駆けて3ヵ国で公開されるや、同日公開の超大作『ブラックアダム』に引けを取ることなく、北米では全世界興収1億ドル突破の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に迫る、今年の館アベレージ2位を記録し、イギリスでは週末興行収入ランキングで2位、そして物語の舞台でもあるアイルランドでは1位発進と各国で堂々の大ヒット・スタートを切った。全米最大のレビューサイトRotten Tomatoesでもほぼ満場一致の絶賛が続くなか、賞レースの口火を切る形でナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でも本作が主演男優賞【コリン・ファレル】、助演男優賞【ブレンダン・グリーソン】、脚本賞【マーティン・マクドナー】の主要3部門も受賞し、さらにアカデミー賞®の前哨戦として注目される第80回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)(コリン・ファレル)、脚本賞(マーティン・マクドナー)の<最多3部門で受賞>した。
才気に満ちたセリフの応酬とともに喜劇と悲劇のはざまを揺れ続け、突然訪れるクライマックスに震撼する、まさに“マクドナー印”の最新作『イニシェリン島の精霊』。英国アカデミー賞の発表は2月19日(現地時間)となる。あわせていよいよ、来週1月24日(現地時間)に控える本年度アカデミー賞®のノミネートの行方にもぜひご期待を!
公開表記
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2023年1月27日(金) TOHOシネマズ シャンテほか 全国公開
(オフィシャル素材提供)