どん底の人生を生きるタクシードライバーたちが思いもよらぬ《偶然の連鎖》に導かれ、幻の絵画をめぐるたった一夜の《人生逆転計画》へ挑む様をスリリングに描き出す、《予測不能》の犯罪活劇・映画『Sin Clock』が、2月10日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。
18年ぶりの邦画長編単独主演作となる映画『Sin Clock』で窪塚洋介が演じた、社会からも家族からも見放された人生どん底のタクシードライバー・高木シンジ。やがてシンジは最低の人生をたった一夜で変えようと、一発逆転を賭けて同僚ドライバーの番場ダイゴ(坂口涼太郎)、坂口キョウ(葵 揚)とともに巨額の黒いカネが絡む「幻の絵画」強奪計画に挑んでいく。
この度、本作の公開を目前に控え、主演・窪塚洋介、坂口涼太郎、葵 揚らメインキャスト3人のクランクアップ・インタビュー映像が到着した。
インタビュー内で窪塚は、「タランティーノ的な世界観を彷彿とさせるけれど、そこに至るまでの包み込んでいる物語が非常に日本的。シンジ、ダイゴ、キョウの3人の境遇、出てくる人たちの人間性みたいなものがリアリティがあり、ドキュメンタリーのように脚本を読ませてもらった」と、牧 賢治監督によるオリジナル脚本を初めて読んだ時の感想を述懐。『レザボア・ドッグス』や『パルプ・フィクション』がベスト・ムービーのひとつであると公言する牧監督の作家性をビビッドにキャッチすると同時に、エンタメ性あふれる物語設定の中に見え隠れする、昨今の世相ともリンクする本作の同時代性を敏感に感じ取っていたようだ。
また、「カチンコがなっている間、俺らは一生懸命生きようとしたし、作り出そうとした。それはとても良いエネルギーとして世界に届けられると思う」と共演者・スタッフらと作り上げた本作が持つパワーについて語り、最後には「胸を張ってみんなに見てもらえる作品になっていると思います」と、18年ぶり邦画長編単独主演作となった本作への自信を覗かせている。
驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群のダイゴを演じた坂口は、「ストーリーを読んでいった時、いろいろな画が浮かんできた。どこからどこまでがフィクションでどこまでが本当なのか、境界線が淡くてそれが面白かった」と演じた坂口自身も物語の展開を楽しめたと語り、葵は「ストーリーに夢中になった。本で読むのと映像で見るのは全然違うので、ワクワクが大きかった」と、脚本を読んだ時から作品に引き込まれていったと回想。
さらに、主演・窪塚洋介のクランクアップ写真を解禁。タクシードライバー姿で共演者・スタッフより手渡された花束を両手に抱えた窪塚の表情は達成感と喜びに溢れ、本作の撮影が手ごたえに満ちたものであったことを窺わせる。
俳優陣、監督、作品に関わる全スタッフの熱量が絡み合って誕生した映画『Sin Clock』。観る者を翻弄させ、没入させる《予測不能》の作品世界を是非スクリーンで堪能いただきたい。公開までいよいよあと2日だ!
公開表記
配給:アスミック・エース
2023年2月10日(金) 新宿ピカデリー他 公開
(オフィシャル素材提供)