デジタルだからこそ表現が可能となった迫力ある音が身体を包み込む、未だかつてない新たな映画体験をもたらす1週間。
昨年3月21日、57歳にしてその生涯を閉じた映画監督・青山真治。一周忌を迎える今回、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』の特別上映が決定した。2005年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ出品され、多くの批評家から賞賛を浴びた本作は、“音”と“物語”の融合を全く新しいスタイルで提示。希望の象徴である“音”と全編にわたる美しい映像により観る者を圧倒し、生きる力、未来への希望を見出そうとする人々の姿を力強く描きだす。
昨年開催された第35回東京国際映画祭での特集〈追悼 青山真治〉を機に初のDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)化が実現し、本作に録音で参加した菊池信之と、音楽を担当した長嶌寛幸が音響を完全監修した。
豪華来場者特典の配布も決定!
今回、来場者に配布される特典の情報も解禁となった。2018年に開催された『特集/青山真治』イベントで蓮實重彥氏と青山真治監督が本作を語ったトークや、美術監督である清水剛氏によるデザイン画など、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』をより楽しめる貴重な内容となっている。
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』特別冊子 ※ 数量限定での配布となります。
<収録内容>
・蓮實重彥氏(映画評論家)×青山真治監督 対談 *2018年『特集/青山真治』イベントより
・美術監督・清水 剛氏によるデザイン画
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』作品情報
ストーリー
西暦2015年。世界中で正体不明の“レミング病”が蔓延していた。そのウィルスは視覚映像によって感染し確実に死に至るというもの。人々が不安に怯え絶望感に満ちる中、病気の流行を抑制するといわれる唯一の方法が発見される。それは、ミズイ(浅野忠信)とアスハラ(中原昌也)が演奏する“音”を聴くこと。そんな彼らのもとに、“レミング病”に感染してしまった孫娘ハナ(宮﨑あおい)を助けてほしいという富豪(筒井康隆)が現れ……。
(2005年、日本、上映時間:107分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:青山真治
出演:浅野忠信、宮﨑あおい
中原昌也、筒井康隆、戸田昌宏、鶴見辰吾、エリカ、川津祐介/岡田茉莉子
プロデューサー:仙頭武則
ラインプロデューサー:佐藤公美
撮影:たむらまさき
照明:中村裕樹
録音:菊池信之
音楽:長嶌寛幸
美術:清水 剛
(オフィシャル素材提供)
公開表記
主催:boid / VOICE OF GHOST
3/17(金)~3/23(木) YEBISU GARDEN CINEMAにて1週間限定上映