作品紹介

『宮古島物語ふたたヴィラ』

©上西雄大

イントロダクション

 上西雄大が監督・脚本を務めた宮古島を舞台にした、人と人との絆を描いた感動作『宮古島物語ふたたヴィラ』が、3月18日(土)に公開することが決定した。
 泊まれば心から願う再会が叶う場所――「宮古島物語ふたたヴィラ」。ここに集うそれぞれ心に願いを秘めた人たちの絆と再生を描いた感動の物語。
 監督は『西成ゴローの四億円』(22)などの監督作品に加え、俳優・脚本家としても活躍し、映像劇団テンアンツの代表である上西雄大。
 主演女優は、今年芸歴61年を迎えた松原智恵子。1961年にニューフェイスとして日活に入社、同年『夜の逃亡者』で映画デビュー、60年代の日活映画を駆け抜け、近年も北野 武監督『Dolls』(02)、中野量太監督『長いお別れ』(19)などコンスタントに映画出演、上西雄大監督とは『西成ゴローの四億円』に続いて2本目となる。その他、上西が主宰する映像劇団テンアンツのメンバー、徳竹未夏、古川 藍、映画『ねばぎば 新世界』で上西とダブル主演した赤井英和、『西成ゴローの四億円』二部作(2022年順次公開)に出演している津田寛治や波岡一喜らが顔を揃える。

ストーリー

 バブル経済の破綻と共に、そのあおりを受けた大阪にて不動産業を営む男、碧海貴吉は失意のまま大阪から宮古島にやって来る。自殺をしようとしたその時、亡くなった父・勘吉が現れ貴吉に叱咤する。ウミガメを見せた後「あの丘に小さなホテルを作れ。そしてその裏の砂浜にこのウミガメを放て……そうしたらそこは人を救う再開の場となり、お前の人生も救ってくれる」と言って消えていく勘吉。
 勘吉の言葉通り、ヴィラを建てる貴吉。やがてそこは泊まれば心から願う再会を叶えてくれる「ふたたヴィラ」と呼ばれる。
 時は流れ、宮古島へ降り立つ碧海陽葵。母と自分を捨てた父貴吉を恨むが、その父が亡くなり内縁の妻甘潮優実に呼ばれ渋々来たのだった。貴吉の造り上げたヴィラに連れられ、そのヴィラに訪れる家族や島の住人たちと触れ合う。漁師の父に反抗し島を出た息子 南城津吉は、都会で上手く行かずヤクザに追われながら島に戻るが、殺したヤクザの家から引きこもりの娘を連れ歩く。久しぶりに会った母 南城寿子は認知症により自分の息子が分からなくなっていた。新型コロナウイルスによって夫を亡くした村川 叶は、娘村川愛那と共に再会を果たせるヴィラに願いを込めて訪れていた。行方不明になった娘を探す夫婦は、娘に似た人が宮古島に居るという情報を聞きつけ訪れる。
 其々の家族が「ふたたヴィラ」によって、ほつれた想いをほぐし新しい絆をゆく。陽葵は、母ジェニファーが娘が自分から離れることを恐れ父について嘘をついていたことを知らされる。甘潮から父貴吉の想いを聞き、「ふたたヴィラ」継ぐことになる。天使となった貴吉は宮古島の美しい空と海で見守り続けてゆく――。

 (2022年、日本)

スタッフ&キャスト

 出演:柴山勝也
    古川 藍、徳竹未夏、上西雄大
    赤井英和、津田寛治、ルビー・モレノ、高樹 澪、丈、波岡一喜、尚玄
    松原智恵子

 脚本/監督:上西雄大
 プロデューサー:上西雄大
 エグゼクティブプロデューサー:柴山勝也、上山勝也、草刈健太郎
 撮影:吉沢和晃、吉田淳志、北田祥喜
 音楽:川人千慧
 主題歌:「ふたたびぬ歌」作詞:上西雄大、作曲/唄:下地正晃、編曲:西込加久見
 挿⼊歌:「ふたたびぬ歌」作詞︓上⻄雄⼤、作曲/唄︓りょうげんぞう
 劇中歌:唄 ⾼樹 澪、三線 與那城美和、編曲 川人千慧
 協賛:株式会社リゾートライフ、串かつだるま、カンサイ建装工業株式会社、株式会社大剛
 協力:株式会社リゾートライフ、クリスタルヴィラ宮古島砂山ビーチ、しゃぶ庵、シティライフ宮古ラブニール、株式会社パック、雪塩ミュージアム、みやこ下地島空港、宮古

予告映像

 

公開表記

 企画・制作・配給:10ANTS
 3月18日(土) 公開

(オフィシャル素材提供)

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