カンヌ、東京、新潟と異例の3都市同時中継記者会見にて開催を発表した第1回新潟国際アニメーション映画祭が、長編アニメーション映画のアジア最大の祭典として3月17日より開催される。この度は、世界15ヵ国からエントリー、10本の作品が参加するコンペティション部門の審査員として、審査委員長の押井 守監督とともに審査を行う海外からの審査員に、『クロース』、『レゴ® ムービー2』、『リトルプリンス 星の王子さまと私』ほか多数の作品をプロデュースするなど国際的な活躍で知られるプロデューサーのジンコ・ゴトウ氏と、スタジオジブリの長編、新海 誠監督作品などの米国の配給会社GKIDS社長デヴィッド・ジェステット氏が決定した。世界から映画監督が参加する国際舞台にふさわしい審査員の豪華な顔ぶれは、世界からの注目も必須、記念すべき第1回目の映画祭を大きく盛り上げる。
渡辺信一郎監督や、森田修平監督も参加!
日本・中国・ニュージーランド、3ヵ国を代表する監督による壮大な<太素プロジェクト>が放つ映像作品『太素(TAISU)』より、2作品がオープニング作品としてついに日本上陸!
日・中国・ニュージーランド、3ヵ国を代表する5人の監督が、壮大かつ美しい映像とともに各キャラクターの繊細な感情を描き出す「TAISU PROJECT (太素プロジェクト)」(以下、太素プロジェクト)。本プロジェクトが手がける映像作品『太素(TAISU)』(読み方:タイスー)が、映画祭のオープニング作品に決定!
日本からは、世界的大ヒットアニメ『カウボーイビバップ』や『アニマトリックス』で知られる渡辺信一郎監督と『九十九』で第86回米国アカデミー賞®短編アニメーション部門にノミネート、『東京喰種トーキョーグール』でも名を馳せる森田修平監督が。中国からは興行収入16億元(約310億円)の大ヒットなった『姜子牙』の李炜(リー・ウェイ)監督、そして新進気鋭の中国の翁銘(ウェン・ミン)監督。さらにニュージーランドからは『ロード・オブ・ザ・リング』、『アバター』のVFXで世界で圧倒的な評価を得るWETAの代表であるリチャード・テイラー監督ら、いずれも世界に名だたる監督たちが参戦、「万物の根本にある時間と空間を超えることができる宇宙元素である太素に導かれ、時間と空間を旅しながらそれぞれの物語を目撃する」という共通コンセプトのもと、4つの時代で「愛」と「希望」の物語を描き出す。
なお、今回新潟国際アニメーション映画祭のオープニングに決定したのは、4つエピソードからなる『太素(TAISU)』のうち、日本で制作された2本。渡辺信一郎監督による『A Girl meets A Boy and A Robot』と森田修平監督『弦の舞』をアジア・プレミアとして上映、上映時には渡辺信一郎、森田修平の両監督によるトークも予定している。『A Girl meets A Boy and A Robot』は『呪術廻戦』でもお馴染みのMAPPAが、『弦の舞」は『ニンジャバットマン』にも参加したYAMATOWORKSがアニメーション制作をしているのも見どころの一つだ。
『太素(TAISU)』
監督:渡辺信一郎、森田修平、李炜(リー・ウェイ)、リチャード・テイラー、翁铭(ウェン・ミン)
脚本:渡辺信一郎、佐藤 大、御笠忠次、张雨萌(チャン・ユーモン)、Matin Baynton
アニメーション制作:MAPPA、YAMATOWORKS、多玲十月(ドォリンスーユエ)、銘想(ミンシャン)
国内外の人気監督が!人気声優が!新潟にやって来る!
押井 守監督が第1回目の審査委員長を務めることでも世界からの注目が集まっている本映画祭。いま発表されているだけでも、押井 守監督、りんたろう監督、永野 護監督、片渕須直監督、磯 光雄監督、人気声優の川村万梨阿などの来場が決定。この後も国内外から上映作品の監督や制作陣、ゲストの来場が予定されている。
なぜ今の日本に国際アニメーション映画祭が、必要なのか?
現在、アニメーションは日本を代表する文化となり、「アニメ」と呼ばれる日本の作品は、いまや世界中のどこででも見ることができる。しかし、未来永劫アニメーション文化を維持するためには、文化価値の共有や作品への評価、人材やスタジオが持続する基盤を作る必要がある。現在、アニメーション文化は、「商業」と「アート」、「国内」と「海外」、「専門家」と「大衆」とさまざまに分断され、十分な力を発揮しているとは言えない。その現状を打破し、中心的な役割を担おうとするのが「新潟国際アニメーション映画祭」である。
第1回新潟国際アニメーション映画祭
英語表記:Niigata International Animation Film Festival
主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会
企画制作:ユーロスペース+ジェンコ
特別協力:新潟市、新潟日報社、新潟県商工会議所連合会、燕商工会議所
後援:外国映画輸入配給協会
協力:新潟大学、開志専門職大学、JAM日本アニメ・マンガ専門学校
協賛:NSGグループ
会期:3月17日(金)~22日(水) 毎年開催
上映会場:新潟市民プラザ、T・ジョイ新潟万代、シネ・ウインド、クロスパル新潟
イベント会場:新潟日報メディアシップ、古町ルフル広場、新潟大学駅南キャンパスときめいと
FORUM会場:開志専門職大学
公式HP
映画公式Twitter : @NIAFF_animation
(オフィシャル素材提供)