イントロダクション
1944年、スロバキア第一共和国。第二次世界大戦下、仲間たちが楽しむ娼館を後に、部隊から脱走した一人の若い兵士がいた。彼は、流産後田舎の軍需工場で働く妻の元に身を寄せ、脱走兵であることを隠しながら妻と共に工場で働き始める。しかし、運命のいたずらか、娼館にいた謎の美女が工場経営者と結婚するために村にやってきて……。
新進気鋭のスロバキア人監督ペテル・マガートが、デブリス・カンパニーの舞台劇「EPIC」をベースに、北アイルランドの脚本家ユエン・グラスが手掛けたオリジナル脚本を映画化。これが長編デビュー作となる。
エヴァ役には、スウェーデン生まれの『ザ・クーリエ』(2019)出演のアリシア・アグネソン、ジャック役には、イギリス出身で『リジェネレーション』(15)でも主演したラクラン・ニーボア。バール役には、アメリカ出身で、『ジョジョ・ラビット』(19)や『ヘルボーイ』(04)出演のブライアン・キャスプ、謎の美女・キャット役には、クロアチア出身のクララ・ムッチなど、世界各国からキャストが集結した。
ストーリー
第二次世界大戦末期、スロバキア第一共和国の歩兵部隊は森の中に佇む娼館を見つけ、ひと時の休息を楽しんでいた。仲間たちが娼婦と個室に消えるなか、流産したばかりの妻エヴァ(アリシア・アグネソン)から届いた手紙を握りしめていたジャック(ラクラン・ニーボア)は娼館を抜け出し、夜の森を走り出す。
銃声の音を耳にしながら軍から脱走したジャックは、エヴァとの再会を果たし、エヴァが傲慢な男バール(ブライアン・キャスプ)が経営する田舎村の軍需工場で働いていることを知る。脱走兵であることを隠し、工場で働き始めるジャック。
そんな中、戦後の工場経営に危機を感じていたバールは、注文確約の条件して政府の役人ハナーチェク(ヤン・ヤツクリアク)の愛人との結婚を要求される。その女とは、ジャックが逃げた娼館にいた美女・キャット(クララ・ムッチ)だった――。
(原題:Little Kingdom、2019年、スロバキア、上映時間:98分)
キャスト&スタッフ
出演:アリシア・アグネソン、ブライアン・キャスプ、ラクラン・ニーボア、クララ・ムッチ
ヤン・ヤツクリアク、クリスティーナ・カナートヴァー
アビゲイル・ライス、エイミー・ラフトンほか
監督:ペテル・マガート
脚本・原案:ユエン・グラス
脚本:ルツィア・ディッテ、ミハエラ・サボ
プロデューサー:ズザナ・ハディモヴァー、ブラニスラヴ・フルピーク
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式ツイッター:https://twitter.com/littlekingdomjp(外部サイト)
公開表記
配給:NEGA
4月14日(金)よりアップリンク吉祥寺、4月15日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)