若手実力俳優の森 七菜、奥平大兼をダブル主演に迎え、池田千尋監督が実写映画のメガホンを取る『君は放課後インソムニア』のキャスト第2弾、さらに【6月23日(金)】公開決定の情報が解禁となった。
2019年より「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて好評連載中の「君は放課後インソムニア」は、「富士山さんは思春期」、「猫のお寺の知恩さん」で一瞬のきらめきのような思春期を描いた青春漫画の旗手・オジロマコトが手掛け、お笑い芸人のケンドーコバヤシさんやテレビ・プロデューサーの佐久間宣行氏ら、幅広い世代から高い支持を得る大人気漫画で、現在、コミックスは第11集まで刊行されている。来月4月からはテレビ・アニメの放送も予定されており、“君ソム”旋風が間もなく全国を席巻すること必至だ。
すでに解禁されているように、映画『君は放課後インソムニア』は、若手実力俳優の中でも屈指の森 七菜と奥平大兼が、不眠症に悩む女子高生の曲伊咲(まがり・いさき)と同じく不眠症の男子高生・中見丸太(なかみ・がんた)を演じる。さらに先日、主人公二人が所属する天文部の顧問・倉敷兎子(くらしき・うさこ)に桜井ユキ、天文部のOG・白丸 結(しろまる・ゆい)に萩原みのり、クラスメイトに上村海成、安斉星来、永瀬莉子、川﨑帆々花らの新たなキャストも発表された。
このたび、主人公二人のそばで優しく、時に厳しく見守る家族たちのキャスト情報が解禁となる。
伊咲の4つ年上の姉で、伊咲に日頃は冷たくあしらうような態度を見せつつも、実は妹思いの曲早矢(まがり・さや)に、女性アイドルグループ・モーニング娘。の元メンバーの工藤 遥。丸太と共に天文部に所属したいと気持ちを伝えた娘の意志を尊重しようと温かい眼差しで見つめる両親を、斉藤陽一郎とMEGUMIが演じる。
丸太が幼い頃、母親が家を出て行って以来夜勤の仕事を続けながら男手一つで丸太を育てる父親を萩原聖人が演じる。父子家庭となったことから息子に遠慮がちになってしまった父親に、ほとんど言葉を交わさなくなってしまった丸太が本音をぶつけるシーンは必見だ。
家族以外にも伊咲と丸太を温かく気遣う大人たちが登場する。伊咲の幼馴染の母親に田畑智子。休部中の天文部を復活させるため、夏合宿を企てる伊咲と丸太。合宿のゴールとなる真脇遺跡を訪れた時に現れる歴史資料館の館長をでんでんが務める。
誰にも打ち明けられなかった不眠症という悩みを持つ伊咲と丸太が偶然出会った、今は使われていない天文部の部室。安息の場所として共有した矢先、勝手に使用していたことがばれてしまう。休部中の天文部を復活させるため、二人だけの活動が始まった。クラスメイトや天文部OG、更には家族をも巻き込みながら天文部復活という目標に向かい、次第に絆を強めていくも、眠れなくなった理由が徐々に明かされていく……。
コメント
工藤 遥
初めて台本に目を通した時、溢れる想いを丁寧にこぼさないように、登場人物一人ひとりが声を発している印象を受けました。
森 七菜ちゃんと奥平大兼くんを見ていると、微笑ましくて、可愛くて、母性をくすぐられまくりでした。劇中の早矢と伊咲のように喧嘩できなくなるな~、なんて思う程、愛おしかったです。美しい景色と空気、人々を存分に感じていただけると映画になっていると思います。
斉藤陽一郎
眩しすぎる青春のきらめきへの羨望と、もう二度と戻ってこないあの頃の時間に軽い絶望を感じながら脚本を読みました。しかし、現場に入ってみると、奥さん役のMEGUMIさんはもちろん、森 七菜さん、工藤 遥さん演じる娘たちがとにかくかわいらしく、家族の一員としての居場所がある喜びを噛みしめながら撮影に臨むことが出来ました。同時に、これは単なる恋愛映画ではなく人々の「居場所」の映画であることに気づきました。生きている人、生きていた人、すべての人々の「居場所」を通じて、生きることを全肯定した青春映画です。エンドロールの最後の最後まで生きることの眩しさを、あなたの「居場所」で感じていただけたら嬉しいです。
田畑智子
私は1日だけの参加だったのですが、とっても重要な役どころでした。監督とは一度お仕事させていただいているので、安心して撮影に臨めると思っていました。
1日だけの参加とはえ、とっても重要なシーンです。緊張感のある現場でしたが、カットがかかった時の森さんの安堵の笑顔と、涙ぐむくらい感動してた監督がいました。
ぜひ、いろいろな世代の方に観ていただいきたいです。
でんでん
高校生の青春コメディかなと思って読みだしたのですが良い意味で期待を裏切ってくれました。話しは不眠症から小気味良く展開、いろんな愛あり笑いあり涙あり。この純愛物語を池田千尋監督がどう描くのだろうか。また館長役をどう演じようかと考えながら読み終わると、余韻で、しばらく無口になりました。
森 七菜さん奥平大兼さん二人が醸しだす初々しさは伊咲、丸太そのものだと感じました。爽やかな季節にふさわしい清々しい映画です。どうぞお楽しみください。
MEGUMI
美しい夏の時間を切り取った美しい映画だと感じました。
森さん、奥平さんがとにかく可愛くてキラキラしていました。夏の石川県で撮影出来たのは、とても良い思い出になりました。
さまざまな想いを抱えた若い2人の美しい成長物語です。登場人物が皆優しく愛を持った人たちばかりで、温かい気持ちになるかと思います。
美しい日本の景色と共にお楽しみください。
萩原聖人
現場は若いスタッフが多く非常に活気がありました。監督とは初めてご一緒させていただきましたが、親子関係などディスカッションしながら撮影に臨めたことは良かったです。
奥平くんはたぶんかなり緊張していたように思いましたが、その緊張も演じる役と繋がっているようで素敵だなと感じました。ぜひ劇場でご覧ください。
公開表記
配給:ポニーキャニオン
6月全国公開
(オフィシャル素材提供)