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『幻滅』漫画家はるな檸檬 書き下ろしイラスト解禁&バンジャマン・ヴォワザンをグザヴィエ・ジャノリ監督を大絶賛!

©2021 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 3 CINÉMA – GABRIEL INC. – UMEDIA

 オノレ・ド・バルザックが冷徹に描いたのは、社会を俯瞰し、そのなかで翻弄されるさまざまな人間像。44歳で書き上げた「人間喜劇」の一編、『幻滅——メディア戦記』を映画化した本作。
 本作の主演は、フランソワ・オゾンの『Summer of 85』で日本でも大きな注目を浴び、注目の集まるバンジャマン・ヴォワザンだ。オゾン作品とは打って変わり、初のコスチューム劇で、純粋な青年が野心と欲望に惑わされ堕落していく過程を見事に演じている姿を見ることができる。

終始、主演リュシアンを演じるバンジャマン・ヴォワザンの美しさに衝撃を受ける映画

 この度、漫画家のはるな檸檬さんのコメント付きイラストが到着! 書き下ろしイラストでは、登場人物の特徴を見事に捉えており、それぞれコメントも添えられている。主演のバンジャマンに対して「美しさに衝撃を受ける」としつつ、演じたリュシアンのキャラクターには「才能と自尊心とピュアさと虚栄心と若さゆえの危なっかしさが共存した佇まいが秀逸です……。お前―っなぜそんなことする!?」と危なっかしさに目が離せない様子を独特の語り口で紹介。その他にも、グザヴィエ・ドランが演じたナタンについて「結局こういう奴が勝つよなあ」とパーフェクト・ヒューマンぶりを褒めるなど、読み応えもたっぷり!

「ジェラール・ドパルデューと対峙しても揺らがない」

 はるな檸檬さんもべた褒めした主演のバンジャマン・ヴォワザン。フランスでは既に若き映画スターとして確固たる地位を築いている。

 この魅力的なストーリーを長年温め遂に映画化に踏み切ったグザヴィエ・ジャノリ監督は、バンジャマンを主役に抜擢したことについて「当然の選択」と語る。「長時間のテストを受けてもらい、衣装を着て詩を読んでもらったり、笑ってもらったり、泣いてもらったりしました。彼には甘さを排除した無邪気さがあり、官能的でありながら下品ではなく、頑張らなくても当時の口調が備わっていました。わずかな仕草にも計算ではない優美さがあり、どうしたって映画的」と、共演している「ジェラール・ドパルデューと対峙しても揺らがない」逸材であるという。

 また、放送大学教授の野崎 歓さんは、「バンジャマン・ヴォワザンの魅力が、映画版『幻滅』にとって決定的な要素となった」という。「原作者のバルザックは、美形好みの小説家であり、美貌の青年がパリで悪戦苦闘しながら栄達をめざす物語を幾度も書いた。リュシアンについては「女性顔負けの色の白さ」「神々しいほどの甘美さ」等々と言葉を尽くして美化している。「若い娘が男装しているように思う男もいるかもしれない」「女のような柳腰」と、フェミニンな要素を強調しているのが面白い。肥満に悩んでいたバルザックとしては自分と正反対の理想像を描いているようにも思える。ヴォワザンはきっと文豪のお眼鏡にかなったのではないだろうか」と、原作者の好みにも近しいのではないか、と語っている。

 セザール賞7部門を受賞した本作で、バンジャマンは有望新人男優賞を受賞し、さらなる飛躍が期待されている。豪華キャストが挑んだ社会派人間ドラマ「幻滅」、ぜひ「劇場でお楽しみを!

公開表記

 配給:ハーク
 4月14日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開!

(オフィシャル素材提供)

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