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『The Son/息子』ヒュー・ジャックマン、オリジナル振付けの本編ダンス・シーン解禁!15名から推薦コメントも到着

©THE SON FILMS LIMITED AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.

 『ファーザー』のフロリアン・ゼレール監督最新作『The Son/息子』が3月17日(金)より全国公開となる。この度は、山路和弘、若村麻由美、名だたる精神科医ほか各界著名人15名より寄せられた推薦コメントが到着した。併せてヒュー・ジャックマンの本編ダンス・シーンの映像が解禁された。

ヒュー・ジャックマン、恥ずかしいオリジナル・ダンスを披露!?「娘にチェックしてもらった」

 この度、3月17日(金)公開映画『The Son/息子』から、本編映像が解禁となった。本作は『ファーザー』でアカデミー賞®を受賞したフロリアン・ゼレール監督の最新作で、『ファーザー』に続く「家族3部作」の第2部に当たる。完成した脚本に惚れ込んだヒュー・ジャックマンが自ら名乗り出て主演と製作総指揮を務め、さらに『ファーザー』で2度目のアカデミー賞®に輝いたアンソニー・ホプキンスや『マリッジ・ストーリー』で同賞を獲得したローラ・ダーンなど、現代のエンタテインメント界におけるトップが共演を果たした注目作だ。

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 今回、解禁となった本編映像は、ヒュー・ジャックマン、ヴァネッサ・カービー、ゼン・マクグラスのダンス・シーンだ。抜群のダンススキルを誇るヒューが、本作では一風変わったダンスを披露している。ニコラス(ゼン・マクグラス)は学校で行われるダンス・パーティーに「踊れない」から行かないと、尻込みしているのを見かねたピーター(ヒュー・ジャックマン)がべス(ヴァネッサ・カービー)に踊りを教えてあげてほしいと頼む。べスがトム・ジョーンズの「よくあることさ(It’s Not Unusual)」の音楽をかけ始め、「(ピーターのダンスを)よく見てて」と踊ることを促すと、一度は断るピーターだったが、ニコラスの強い要望でリズムに乗る。気づけば三人で曲にあわせて一心不乱に踊り始めるが、次第にニコラスはダンスから離脱し、何か思いつめた表情を浮かべる……。このシーンについて監督は「もともと、このシーンは見ていて恥ずかしくなるような踊りでなくてはいけなかった」と話しており、ヒュー自身、本シーンの振り付けを何パターンか考え、実際に自身の娘さんに披露して意見をもらいながら、今回のオリジナルの振付けを考案した裏話も明かしてくれた。

 また、本作の公開に向けて推薦コメントが到着した。公開に先駆けて本作を鑑賞したのは、山路和弘、若村麻由美、東ちづるといった日本を代表する俳優のほか、心の病と日々向き合う精神科医の斎藤環、Tomy、名越康文を迎えるなど本作らしい著名人よりコメントが寄せられた。

 長年ヒューの声優を務める山路和弘は「人と人が心を語り合う時、さまざまな感情が邪魔をし、素直になれない。親子であれば尚更。余り良い親ではない私にとって、このstoryは余りに胸が苦しかった。そして、この絶妙な配役。もう助けてくれ」と、演者たちへの称賛をおくった。また、本作の舞台版『Le Fils(ル・フィス)息子』に出演し、前妻のケイトを演じた若村麻由美は「愛では救えない現実! ゼレール家族三部作に共通する受け入れ難い哀しみ。日本公演に出演した者としては、映画版ならではの描写、幼い息子との幸せな回想と、厳格な父との回想に涙が溢れた。父もまた『The Son』だと気付かされた」と、実際に本作を演じた彼女ならではの言葉をつづった。コメント一覧は下記のとおり。

コメント

東ちづる(俳優)
 自分の人生や将来が不安でしかないのにうまく言葉にできない10代後半だった。
 あの時「分かってほしい!」と親に切望していたらもっと辛かっただろう。
 親子だからこその、決して他人事ではない、親子だけでは解決できないストーリー。
 ではどうすれば?がつまっている作品。
 息子のパパもその父親の息子である。The Son.

伊藤さとり(映画パーソナリティ)
 人を知るとは全身で相手を見つめ感じ取ること。
 それを疑似体験できる本作は、見えない傷に苦しむ人を抱きしめようとする愛が溢れていた。

樺沢紫苑(精神科医)
 子育ては、苦しい。
 だから成長する。
 親も子どもも。

香山リカ(精神科医)
 人は、心に抱えた重荷をいつどうやって誰の前で降ろすのがよいのか。
 診察室で出会った人たちの顔が目に浮かび、胸が詰まった。

斎藤 環(精神科医)
 思春期の震える心と戸惑う大人の心情が、このうえなく繊細に描かれている。
 ニコラスはなぜ父親と同居したのか。ピーターはなぜ父親に会ったのか。
 そこには「主観的」な答えしかない。本作の感想を主観的に語りあうことは、素晴らしい対話の機会になるだろう。

SYO(物書き)
 人生を変えた父、変えられた息子。
 ふたりの再会は贖いか、復讐か……。
 型通りの再生を拒む禁断の家族劇。
 家中に潜む不穏の陰に、呑まれる。

竹田ダニエル(ライター)
 世代を超えたトラウマを引き継いでしまわないために、大人として、そして社会として、メンタルヘルスと真剣に向き合わなければならない時が来ている。そう実感させられる作品だ。話を聞いてくれず、親や社会が押し付けてくる重圧に耐えられない若者が抱える「漠然とした不安と悲しみ」に理由を求める大人。ただありのまま受け入れて愛して欲しいだけ、そんな誰もが一度は抱えたであろう切実な感情。その葛藤と、我々自身がどう向き合ったらいいのか、他者の苦悩を「有害なポジティビティ」で掻き消してしまっていないか。競争と期待が渦巻く社会で生きる個人として、大人の自己都合によって振り回される若者の悲痛な叫び、そして誰もがなりうる鬱や不安症などを、無視し続けるわけにはいかない。

Tomy(精神科医)
 ここで語られる物語は、決して特殊なものではない。
 きっと私たちの知らないところでもこうした愛と絆の物語が数多くあるはず。しかし、「見ていない」だけなのです。
 それらを精緻なデッサンで見せられているようでした。決して忘れてはいけない人々の思いを。

名越康文(精神科医)
 人は言葉では抱え切れない思いを抱えて生きている。それは自身で理解することも、表現することすら容易ではない。
 しかしその膨大な闇にアクセスできなければ、本来人は前には進むことはできない。
 この映画は、現代における最大の欠落を描いている。

藤野智哉(精神科医)
 誰にでも起こりうるのに、誰もが見ないようにしている痛みが生々しく描き出されている。
 心の病は自身に関係ないと思っている人にこそ見て、感じて、考えるきっかけにして欲しい作品です。

堀越英美(文筆家・翻訳家)
 親のようなマッチョにはなるまいと思っていたのに、我が子を前にすると、努力と成功の神話にとらわれている自分に気づく。
 この映画の父と息子のやりとりは、自分が欲しかった親になることの難しさを私たちに教えてくれる。

茂木健一郎(脳科学者)
 人と人との関係の難しさ、かけがえのなさを繊細なタッチで描き、深く心に響く作品。道が分かれる時、人は何を拠り所にするのか。あったかもしれない「もうひとつの世界」を想うことが、「今、ここ」の人生を輝かせる。


山路和弘(俳優/声優)
 人と人が心を語り合う時、さまざまな感情が邪魔をし、素直になれない。 親子であれば尚更。
 余り良い親ではない私にとって、このstoryは余りに胸が苦しかった。
 そして、この絶妙な配役。もう助けてくれ。

若村麻由美(俳優/原作戯曲「Le Fils 息子」出演)
 愛では救えない現実! ゼレール家族三部作に共通する受け入れ難い哀しみ。
 日本公演に出演した者としては、映画版ならではの描写、幼い息子との幸せな回想と、厳格な父との回想に涙が溢れた。父もまた「The Son」だと気付かされた。

和田秀樹(精神科医)
 思春期の子供を抱える親にとって、思うようにいかないことで悩むのは日常茶飯事だ。
 愛情あふれる親がついやってしまうやってはいけない日常行為を淡々と描きながら、子どもを信じることの大切さを教えてくれる教訓的ヒューマン・ドラマである。

公開表記

 配給:キノフィルムズ
 3月17日(金) TOHO シネマズ シャンテほか 全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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