インタビュー

『エスター ファースト・キル』主演イザベル・ファーマン オフィシャル・インタビュー

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 2009年に日本公開し、その巧妙かつ驚きのラストで話題となりカルト的人気を誇る『エスター』。その前日譚(エピソードゼロ)を描いた最新作『エスター ファースト・キル』が、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開中。この度、主演イザベル・ファーマンのオフィシャル・インタビューが到着! 撮影時23歳にして子役を演じる苦労や、今までのキャリアについて語った。さらに、日本の好きなカルチャーについて言及する場面も。
 前作で製作総指揮を務めていたレオナルド・ディカプリオに才能を見出され、10歳でエスター役に抜擢されたファーマン。エスターの二面性を巧みに表現した怪演は、世界中の映画評論家から“ここ数年の子役の演技の中で最も勢いのある例のひとつ”と称され大きな話題となった。それから14年を経て公開となった続編でも、その怪演ぶりは健在。すでに映画をご覧になった方からは、「見事に人怖。イザベル・ファーマンの続投に感謝!」、「エスターのサイコパスが炸裂してて最高だった!」、「まんま昔のエスターだった、すごい」、などと、23歳で子役を再演したファーマンの演技を絶賛する声がSNSに多く寄せられている。

 再びエスターを演じることは、古い靴に再び足を通す感覚だったとファーマンは振り返る。「始めはエスターを演じることに恐怖心もあったけど、なにより周りの人が私ならできると信じてくれたのが大きかった。ウィリアム(監督)と話す中で、一作目とは違うビジョンをもっていると実感したので、この作品は成功すると確信したわ」と心境を明かしている。その後、はじめて読んだ脚本は、前作より複雑なサプライズが盛り込まれており、思わず脚本を読む手を止めて休憩するほど驚いたそう。本作では、いかにしてファーマンを子どもに見せるかということが大きな課題であり、周りの人物が厚底靴を履き身長差を出すなどさまざまな映画的トリックが用いられた。中でも、ボディダブル(代役)を務めた二人の少女の存在は大きく「二人のおかげで子どもっぽい動作や仕草を表現することができた。彼女たちがいなければ、この映画は成り立たなかったわ」と語っている。
 10歳で大ブレイクを果たした後、『ハンガー・ゲーム』や『アフター・アース』など数々の話題作に出演してきたファーマンだが、『エスター』で得たものは大きかったという。「10歳で大きな作品を任され、とてつもない責任を背負って挑んだのだけれど、作品をどれだけ大事に扱うか、愛情をもって接する姿勢を学んだわ。また、自分が実力がないと感じたとしても、周りの人が与えてくれたチャンスを大切にして、努力するということも」とコメントし、『エスター』の功績は彼女のキャリアに大きな影響を与えていた。
 また、恐がりな性格のため、プライベートではあまりホラー映画を観ないという彼女に、日本の好きなカルチャーについて聞くと、「宮崎駿監督の作品は大好き。『コクリコ坂から』は、主人公の妹役で英語の吹き替えを担当したの。アメリカで公開する前に作品を観ることができて、感動したわ。『ハウルの動く城』や『千と千尋の神隠し』も好きよ」とジブリ愛を明かす意外な一面も。
 最後に、日本のファンに向けて「今回来日したかったのですが、叶わなくて本当に残念です。前作『エスター』を愛してくれて、また本作を楽しみにしてくれてありがとうございます。皆さんが楽しんでくれることを願っています」とメッセージを送った。

公開表記

 配給:ハピネットファントム・スタジオ
 TOHOシネマズ 日比谷 ほか全国公開中!

(オフィシャル素材提供)

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