インタビュー

『幻滅』バンジャマン・ヴォワザン 日本のファンへのメッセージ付きインタビュー映像解禁!

©2021 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 3 CINÉMA – GABRIEL INC. – UMEDIA

 19世紀フランスを代表する文豪、オノレ・ド・バルザックが書き上げた『幻滅——メディア戦記』を、『偉大なるマルグリット』(2015)のグザヴィエ・ジャノリ監督が映画化。念願のセザール賞において史上最多ノミネートされ、作品賞他、最優秀助演男優賞(ヴァンサン・ラコスト)、有望新人男優賞(バンジャマン・ヴォワザン)を含む最多7冠を受賞しフランス映画界を席巻した『幻滅』が全国公開中。豪華キャストが集結し、200年も前の物語とは思えないほど現代と酷似したメディアの状況を鋭利に描く、社会派人間ドラマがついに日本に上陸する。

この度、人妻から若い女優を夢中にさせるリュシアンを演じたバンジャマン・ヴォワザンが独自の恋愛観を語るインタビュー映像を解禁!

 19世紀フランスの文壇を代表する文豪のひとり、オノレ・ド・バルザック。社会を俯瞰し、そのなかで翻弄されるさまざまな人間像を冷徹に描く彼が、44歳で書き上げた「人間喜劇」の一編、『幻滅——メディア戦記』を映画化した本作は、200年も前の物語とは思えないほど、現代と酷似したメディアの状況を鋭利に描いた、社会派人間ドラマだ。

 メガホンを握ったのは、『偉大なるマルグリット』(15)等で知られ、バルザックの原作を学生時代から映画化したいと望んでいたグザヴィエ・ジャノリ監督。

 本作の醍醐味を支えているのが、フランス国内外の実力派俳優を集めた魅力的なキャスト陣である。主演のリュシアンを演じるのは、フランソワ・オゾンの『Summer of 85』で日本でも大きな注目を浴びたバンジャマン・ヴォワザン。オゾン作品とは打って変わり、初のコスチューム劇で、純粋な青年が野心と欲望に惑わされ堕落していく過程を見事に演じきった。リュシアンの先輩格として彼を教育していく、シニカルで世渡りの巧いジャーナリストを演じるのは、ドラマからコメディまで多彩な演技を披露しフランスで人気を誇るヴァンサン・ラコスト。私欲にまみれた人々のなかで唯一、誠実にリュシアンを見守る作家のナタン役は、子役からキャリアを築き、監督としても世界的な人気を誇るグザヴィエ・ドラン。またリュシアンが純粋な愛を捧げたルイーズには、国際的な活躍で知られるセシル・ド・フランス。さらに彼らを固める脇役に、フランスの国民的スター、ジェラール・ドパルデュー、ジャンヌ・バリバールら、なんとも豪華な面子が並んだ。

大先輩たちとの共演について「ワルツを踊っているようでした」

 主演を務めたバンジャマン・ヴォワザンは、この度のインタビューにて大先輩たちとの共演について聞かれると「フランスの最高の俳優たちに周りを固めていただいて、こんな素晴らしい経験はないと思う」と言い、撮影現場に毎日通っていたということを明かす。他の俳優たちが現場に出たり入ったりする様子をみて「まるでワルツを踊っているようでした」と独特の言い回しで素晴らしい現場に感謝の意を表した。

 また、本作では人妻から若い女優を夢中にさせる魅力的な男性を演じているが、自身の恋愛対象の年齢幅についてプライベートな質問をぶつけてみると、「年齢は自分にとって関係ない」ときっぱり。人間性が全てであり外観的なことは取っ払いたいというバンジャマンは、「気にいる人に出会えればそれだけで素晴らしいこと。どうしてわざわざその素晴らしい出会いを年齢という理由のために諦めるのかわかりません」と、今フランスで最も注目される、モテ男らしい鷹揚さでインタビューを締めくくった。

 200年も前の物語とは思えないほど現代と酷似したメディアの状況を鋭利に描く、社会派人間ドラマ『幻滅』。今後の活躍が期待される主演のバンジャマン・ヴォワザンと、フランスを代表する豪華キャスト陣の共演も見逃せない。ぜひ劇場でお楽しみを!

バンジャマン・ヴォワザン

 1996年パリ生まれ。俳優だけでなく脚本家としても活動する若手注目株。フランソワ・オゾン監督作『Summer of 85』(20)でダヴィド役に抜擢され注目を集めた。主な出演作に、『ホテル・ファデットへようこそ』(17)、『さすらいの人 オスカー・ワイルド』(18)、『社会から虐げられた女たち』(21)など。今後の待機作に、アンドレ・テシネ監督の『Les âmes soeurs』がある。

公開表記

 配給:ハーク
 4月14日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開!

(オフィシャル素材提供)

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