主演筒井真理子と共演に光石 研、磯村勇斗、柄本 明、キムラ緑子、木野 花、安藤玉恵、江口のりこ、平岩 紙を迎え、日本を代表する映画作家・荻上直子監督がメガホンをとった映画『波紋』。「切磋琢磨いたしましょう」、「内なる潜在エナジー」、「森と水の精霊」新興宗教“緑命会”のヤバい謎の踊りが映し出された本編映像初解禁。さらに主演・筒井真理子演じる依子のヤバい場面写真など7点も解禁となった。
荻上直子監督のオリジナル最新作にして、監督自身が歴代最高の脚本と自負する絶望エンタテインメントの誕生だ。
監督は、須藤家を通して、現代社会の闇や不安と女性の苦悩を淡々と、ソリッドに描き出す。放射能、介護、新興宗教、障害者差別といった、誰もがどこかで見聞きしたことのある現代社会の問題に次々と翻弄される須藤家は、正に社会の縮図だ。しかし、これを単なる絶望で終わらせないのが荻上監督の新境地とも言える。
依子から広がる波紋は、きっと全ての女性、いや現代社会に生きる全ての人に届くことだろう。依子は、あなただ。
この度、本作の本編映像が初解禁された。依子が縋る“緑命会”での勉強会で意味不明な言葉とヤバい踊りを踊る映像。代表の橋本昌子(キムラ緑子)の「切磋琢磨いたしましょう」という言葉を皮切りに「内なる潜在エナジー」、「森と水の精霊」など理解が追いつかない単語が飛び交うお祈りする信者たち。そしてお祈りの後は、全員で歌いながらヤバい踊りを踊るシーンも。一体“緑命会”とはどんな新興宗教なのか。気になる本編映像が解禁された。
さらに主演・筒井真理子演じる依子のヤバい場面写真など7点が解禁された。自分の父の介護を押し付けたまま失踪し、突如帰って来たと思いきやがん治療に必要な高額の費用を助けて欲しいとすがってくる夫・修(光石 研)に水晶で殴りかかろうする場面。降りかかる辛苦に自分ではどうにも出来ず、湧き起こる黒い感情を、“緑命会”という新興宗教に縋るように代表の橋本昌子に相談したり、信者と仲難しく活動に没頭するシーンが露わになる。また宗教だけでなく同じスーパーのパート先の清掃員・水木(木野 花)に深刻そうに相談するなど一体夫の修以外に依子に降りかかる辛苦は何があるのか。そしてそんな依子が不気味に笑みを浮かべ自転車を漕ぐシーンも……。
荻上監督がたくさんのブラックユーモアを込めた本作の今後の情報解禁にご注目いただきたい。
公開表記
配給:ショウゲート
2023年5月26日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
(オフィシャル素材提供)