イントロダクション
『赫い髪の女』(79)、『キャバレー日記』(82)など日活ロマンポルノの名作から、『ヴァイブレータ』(03)、『共喰い』(13)をはじめとする日本映画の脚本を数多く手がけてきた荒井晴彦が、『火口のふたり』(19)に続く自身4作目の監督作品として選んだ本作。主人公・栩谷に綾野 剛、共演にそれぞれ柄本 佑、さとうほなみを迎え、ふたりの男とひとりの女が織りなす湿度の高い男女の物語が完成した。
ストーリー
廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷と脚本家志望だった男・伊関、そしてふたりが愛したひとりの女優・祥子。タイトルに引用された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯木(うつぎ)の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる雨を表現している。そのタイトル通り、梅雨のある日に出会った栩谷と伊関は、自分たちの愛した女について語り始める。そして、三人がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、それぞれの人生が交錯していく――。
(2023年、日本、上映時間:137分、R18+)
キャスト&スタッフ
出演:綾野 剛、柄本 佑、さとうほなみ
吉岡睦雄、川瀬陽太、MINAMO、Nia、マキタスポーツ、山崎ハコ、赤座美代子/奥田瑛二
監督:荒井晴彦
原作:松浦寿輝『花腐し』(講談社文庫)
脚本:荒井晴彦、中野 太
製作:東映ビデオ、バップ、アークエンタテインメント
制作プロダクション:アークエンタテインメント
ギャラリー
オフィシャル・サイト(外部サイト)
映画『花腐し』公式サイト|11月10日(金)テアトル新宿ほか全国公開
荒井晴彦監督作品『花腐し』公式サイト 主演:綾野剛 共演:柄本佑 さとうほなみ 11月10日(金)テアトル新宿ほか全国公開
Twitter:@Hanakutashi1110
公開表記
配給:東映ビデオ
2023年初冬 テアトル新宿ほか全国公開
(オフィシャル素材提供)