『まともじゃないのは君も一緒』の監督・前田弘二と脚本・高田 亮が贈る〈おかしな二人の物語〉第二弾『こいびとのみつけかた』が、10月27日(金)より、新宿シネマカリテほか全国公開が決定した。
この度、主演・倉悠 貴、ヒロイン・芋生 悠、監督・前田弘二、脚本・高田 亮よりコメントが到着した。
併せて、本作の特報映像とティザービジュアルが解禁となった。
変わり者のトワと、変わり者の園子。二人にしか分からない世界を作る植木屋で働き、いつも雑誌の切り抜きをポケットに詰め込んで、一人で妄想している変わり者のトワ。彼は、コンビニで働く園子に恋をします。なんとか彼女と話したいと思ったトワは、コンビニの前から木の葉を並べて彼女をおびき寄せようとする。周りは当然、そんな幼稚な方法でくるわけがないとからかうのですが、彼女はその木の葉の道を辿って、トワの元へやってくる。
「あの……そちらお名前は?」
園子もまた、廃工場に暮らして奇妙な生き物の彫刻をたくさん作っている風変わりな女だった。周りに溶け込めない2人は仲を深め、現実から逃れるように、2人だけの世界を作っていく。しかし、園子はいつまでもトワと同じ世界には一緒にいられない、ある秘密があった。
世の中に馴染めない、ちょっぴりエキセントリックな2人が繰り広げる、〈可笑しくピュア〉なラブストーリー。
世の中の〈普通〉に馴染めない、おかしな二人のおかしな会話の応酬で繰り広げる『まともじゃないのは君も一緒』の監督・前⽥弘⼆×脚本・⾼⽥ 亮コンビの最新作。主演に『夏、至るころ』(20)、『衝動』(21)と主演作が続く倉悠 貴、ヒロインに『ソワレ』(20)、BS松竹東急ドラマ「A Table!~歴史のレシピを作ってたべる~」の芋生 悠を迎え、成田 凌、宇野祥平らが脇を固める。また、川瀬陽太、奥野瑛太、高田里穂、松井愛莉らも名を連ねる。辛い現実から逃避した世界で出会ったエキセントリックな二人が繰り広げる愛おしく可笑しいラブ・ストーリー。
主演の倉 悠貴は「素直で柔らかいトワとして生きられた時間は、間違いなく幸せでした。ただひたすらに優しくて愛おしいこの映画を、ぜひ楽しみにしていてください」、ヒロインの芋生 悠は「壊しても壊してもなおしてくれる、何度壊れてもきっと大丈夫だとそう教えてくれた作品です。皆様にお届けできる日を楽しみにしています」とメッセージを送っている。
作品応援クラウドファンディングも開始した。詳しくはhttps://motion-gallery.net/projects/koimitsu(外部サイト)まで。
コメント
大島杜和役・倉 悠貴
やっとこの映画を届けられるという気持ちです。
初めて脚本を読んだ時、この作品に参加できるのかと待ち遠しくて仕方なかったです。
気づいたら、ほとんど台詞が入ってるぐらい読んでいました。
素直で柔らかいトワとして生きられた時間は、間違いなく幸せでした。
トワと園子の物語を暖かく見守っていただけたら幸いです。
ただひたすらに優しくて愛おしいこの映画を、ぜひ楽しみにしていてください。
上尾園子役・芋生 悠
脚本を拝読した時ふたりの世界に魅了されました。
幸せな逃避行のようでした。
もっと私が歳を重ねて改めてこの映画を観たときに泣いてしまうかもしれないと思いました。
壊しても壊してもなおしてくれる、何度壊れてもきっと大丈夫だとそう教えてくれた作品です。
皆様にお届けできる日を楽しみにしています。
監督:前田弘二
『まともじゃないのは君も一緒』の完成後、「次はメロドラマに挑戦したい」と脚本の高田 亮さんと話したことが、この映画の始まりです。世の中に馴染めない、変わり者二人のメロドラマ。半年後、高田さんから送られてきた脚本を読んで震えました。メロドラマではあるのですが、ジャンルをカテゴライズ出来ない、これまでのどの映画からも味わったことがない、全シーンが驚きに満ちた脚本でした。何より、主人公のトワと園子、二人の存在が愛しくて堪らなくなりました。二人のやりとりは可笑しさ満載ながら、いろいろなメッセージが愉快に届いてきて、ラストは涙しました。これは絶対に残さないといけない映画だと感じ、この映画に全てを賭けたいと思いました。脚本を読んでそんな使命感にかられた体験は初めてです。
そして、倉 悠貴さんと芋生 悠さんこそが、観たかったトワと園子です。お二人の真摯に役に向き合う姿がとても素敵でした。どのシーンも僕が想定していた以上の答えを見せてくれて、さらに魅力的なトワと園子が誕生しました。倉 悠貴さん、芋生 悠さん、お二人で本当によかった。最高のキャストとスタッフにも恵まれ、毎日が宝物を掘り当てるような日々でした。
おかしなことばかり起きている今の世の中に、この映画を届けたいです。
脚本:高田 亮
今、見たいのは、自由な人間。人目を気にせずに自分の考えで行動し、バカバカしいぐらい幼稚で、バカにされて怒ることはあっても、自分を変えられない人間。逃げたって追いかけたっていい。叶わない夢を見て、できるわけがないと言われても気にしない。人間はもっと面白くなれるはず。世の中はもっと楽しい場所のはず。そんなことを考えながら、この脚本を書きました。こんな脚本は二度と書けないと思います。
大人たちが、幼稚な子どものように、後先考えずに夢中になって作った映画です。まずはこんな愛おしい映画ができたことを知ってもらいたい。世の中はうまくいかないことばかり。そんな辛い現実に、ささやかな抵抗をしてみませんか?
公開表記
企画・製作・配給:ジョーカーフィルムズ
10/27(金)、新宿シネマカリテほか全国公開
(オフィシャル素材提供)