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『少女は卒業しない』第13回北京国際映画祭Q&A

©朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会

 直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説が原作の映画『少女は卒業しない』が、現在全国公開中。4月26日(水)よりU-NEXTにて独占配信が開始!

 4月21日~4月29日(現地時間)で開催中の第13回北京国際映画祭「FORWARD FUTURE」部門に正式招待された本作。4月24日(月)に実施されたインターナショナルプレミアに中川 駿監督が登壇し、Q&Aセッションを行った。

 初のインターナショナルプレミアへの参加となった中川監督は観客と一緒に上映を見届けた。上映後、鑑賞の高揚感が残る場内で舞台に登壇すると「今日が日本以外で上映する初めての機会。日本とは卒業の文化が違う北京の皆さんにどのように届いたかとても興味があります」と挨拶しつつ、緊張した面持ちでQ&Aに臨んだ。

 質疑応答では、まず、劇中音楽が少ない代わりに環境音が多用されていることについて質問が飛んだ。中川監督は「日本の高校では、チョークで黒板に書く音や椅子を引く音、友達同士の話し声など、学校の外でふつうの生活を送っていると聞こえてこない特殊な音に満ちた空間のため、なるべく環境音を作品に活かしたいという想いから意図的に音楽の使用を減らした」と語った。

 さらに邦画のなかでも青春映画は最も魅力的なジャンルのひとつと言う観客から、影響を受けた監督や作品について聞かれた中川監督は岩井俊二監督の『花とアリス』を挙げ観客の共感の声を呼んだ。

 現在大学4年生という観客からは「とても共感できる、まるでひとつの詩のような映画で、青春における後悔を思い出したが、なぜ4人の少女がそれぞれの後悔を抱えたまま卒業するのではなく、一区切りをつけている描写にしたのか」という質問が飛んだ。監督は「卒業は自分の意志で望んでするものではなく、時が来たら卒業しざるを得ないため、青春における後悔を抱える覚悟を持ってその先の人生を生きていく少女たちの瞬間を描いた」と答えた。

 最後に「日本の卒業を描いた本作がどのように受け止められたかドキドキしながら一緒に映画を観賞していました。特に“刹那四世”が皆さんに気に入ってもらえたようで嬉しいです」と、鑑賞中に会場の笑いを誘っていたキャラクターについて言及し、温かい拍手と笑い声の中で舞台挨拶は幕を閉じた。

 登壇者:中川 駿監督

 本作はBlu-ray&DVDおよび配信情報も下記の通り予定されている。

『少女は卒業しない』商品情報
 【発売日】2023年8月2日(水)
 【価格】Blu-ray&DVD:5,720円(税込)
 【特典】
 ■映像特典
  ・メイキング
  ・舞台挨拶集(東京国際映画祭、特別上映会、初日舞台挨拶)
  ・予告編集(特報、本予告)
  ・4つの恋のショート予告ムービー(4種)

  ※商品の仕様は変更になる場合がございます。
  発売元:株式会社クロックワークス
  販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング

『少⼥は卒業しない』配信情報
 【配信開始⽇】2023年4⽉26⽇(⽔) 12:00配信予定 ※ U-NEXT独占配信
 【価格】レンタル:1200円(税込)/視聴期限:2⽇間
 【視聴ページ】https://video.unext.jp/title/SID0084890(外部サイト)
  ※ 撮影裏メイキング映像、キャストインタビュー、河合優実×中川 駿監督の特別対談を収録した特番『少⼥は卒業しないエピソード0』もU-NEXTにて独占配信中! ぜひ合わせてお楽しみください。

公開表記

 配給:クロックワークス
 全国公開中/4月26日(水)よりU-NEXTにて独占配信開始

(オフィシャル素材提供)

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