監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグを組み、岡田将生と清原果耶がW主演を務める『1秒先の彼』が7月7日(金)に公開となる。この度、主題歌情報が初解禁となった。また、幾田りら楽曲を使用した30秒予告の映像と新場面写真もあわせて解禁された。
『1秒先の彼』は京都を舞台に、何をするにも人より1秒早いハジメ(岡田将生)と1秒遅いレイカ(清原果耶)の“消えた1日”を巡る物語。
郵便局の窓口で働くハジメは、何をするにもとにかく1秒早い。記念写真では必ず目をつむり、漫才を見て笑うタイミングも人より早い。街中で路上ミュージシャン・桜子の歌声に惹かれて恋に落ちたハジメは花火大会デートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。“花火大会デート”が消えてしまった……!? 秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくる、何でも1秒遅い大学7回生のレイカのようで……。
脇を固めるのは、荒川良々、羽野晶紀、加藤雅也、福室莉音、片山友希、しみけん、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉ら個性豊かな俳優陣。また、先日惜しくも他界された笑福亭笑瓶が、ハジメが聴いているラジオ番組のDJとして、飾らない人柄そのままに本人役で出演している。
本作の主題歌アーティストが幾田りらに決定! この度、映画のために書き下ろした新曲「P.S.」を30秒予告で初解禁となった。“小説を音楽にするユニット”YOASOBIのikuraとしても活動する、シンガーソングライター幾田りら。本作が初の映画主題歌書き下ろしとなる。あわせてコメントも到着し、「麗華の育む思いやりでできた恋心は、まるで初夏の温かな風のようで、そんな優しくも凛とした強さを楽曲に込めたいと思いました」と楽曲の制作秘話を明かしている。予告では1秒早いハジメの身に起きた不可解な出来事の数々と消えた1日の謎、そしてその秘密を握る1秒遅いレイカとの交流が描かれる。幾田ワールド全開の爽やかでドラマチックな楽曲が、ふたりに起きる奇跡を甘酸っぱく鮮やかに彩る。また主題歌を聞いた岡田と清原と山下監督の感想コメントも到着した。山下監督は「主題歌「P.S.」が映画に一つの答えを導き出してくれた。『1秒先の彼』という映画は“相手を想う気持ち”についての映画です」とこの楽曲による映画への影響の大きさを述べ、岡田は「ハジメくんとレイカちゃんのふたりを軽やかに包み込んでくれて、とても嬉しくなりました」と歓喜し、清原は「切なくて、むず痒くて、けれどこのまま側に寄り添ってほしいと思わせてくれるような心温まる曲」と楽曲への想いを綴っている。
幾田りら PROFILE
2000年9月25日生まれ、東京都出身。シンガーソングライター。YOASOBIのボーカルikuraとしても活躍している。2021年3月に配信リリースした「Answer」は、東京海上日動あんしん生命「あんしん就業不能保障保険」CMソングに起用。同年12月に、milet×Aimer×幾田りら「おもかげ (produced by Vaundy)」でコラボ参加。「今日、好きになりました。」(ABEMA)の主題歌「スパークル」はストリーミング1億回再生を突破。「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」(22/TBS)の主題歌「レンズ」は多くの世代の共感を呼んだ。東京スカパラダイスオーケストラとのコラボで「Free Free Free feat.幾田りら」をリリース、Music Videoでトランペットの演奏を披露。本年3月に1stアルバム『Sketch』をリリース。また、映画『竜とそばかすの姫』(21/細田守監督)で主人公・すずの親友役で声優にも挑戦するなど多方面で活躍している。
コメント
幾田りら
今回初めて映画主題歌を書かせていただき、緊張感を感じつつも、エンドロールで流れ出すその瞬間を何度もイメージしワクワクしながら制作に臨んでいました。
恋に落ちて、時間を共にして、心に想いを募らせていくこと。生まれ育った環境も違えば、あらゆる好き嫌いや価値観も違う。話すスピード、歩幅の大きさ、心拍の速度。生きていくテンポは人それぞれ違うものを刻んでいるけれど、不思議と釣られていくことが心地いいと感じる相手。そこに「好き」の入り口があるような気がしています。
麗華の育む思いやりでできた恋心は、まるで初夏の温かな風のようで、そんな優しくも凛とした強さを楽曲に込めたいと思いました。
ぜひ映画と共に楽しんでいただけたら嬉しいです。
岡田将生
映画が終わると、素敵な歌声が、ハジメくんとレイカちゃんのふたりを軽やかに包み込んでくれて、とても嬉しくなりました。
幾田さんの少女時代の思い出が詰まっている気がして、映画を観た方にも、この曲を聴いた方にもきっと共感してもらえると思います。
素晴らしい主題歌のおかげで、より可愛らしい映画になりました!
清原果耶
本編が終わって、エンドロールに流れてくる柔らかなメロディと幾田りらさんの優しい語りに、心を掴まれました。
切なくて、むず痒くて、けれどこのまま側に寄り添ってほしいと思わせてくれるような心温まる曲です。
「P.S.」を聴いた後、劇場を出た皆さんの足取りが、より朗らかなものになれば嬉しいなと思います。
山下敦弘監督
幾田さんが作ってくれた主題歌「P.S.」が映画に一つの答えを導き出してくれました。
『1秒先の彼』という映画は“相手を想う気持ち”についての映画です。
素直で優しくて等身大の歌をありがとうございました。俺もまた劇場に聴きに行きます!
さらに、本作の新場面写真も初解禁!
“消えた1日”の謎が解かれていく4点の写真では、“消えた1日”の鍵を握るもう一人の登場人物であるバス運転手のミクルベ(荒川良々)とレイカが困惑した表情を浮かべる姿、真っ赤に日焼けし見覚えのない写真を手にするハジメ、笑福亭笑瓶演じる写真屋の店主、そして幼き日のハジメとレイカが病室にいる姿が切り取られ、ふたりが過去に出会っていたことが明らかとなる。幼少期を演じるのは、柊木陽太と加藤柚凪。柊木はメインキャストとして出演する是枝裕和監督最新作『怪物』の公開が6月に控え、加藤は映画、ドラマ、CMに多数出演するなど、どちらも活躍目覚ましい人気子役だ。
公開表記
製作幹事・配給:ビターズ・エンド
7月7日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)