イベント・舞台挨拶

「令和アウトローレーベル」第二弾作品『静かなるドン』前編公開記念舞台挨拶

©2023「静かなるドン」製作委員会

 「週刊漫画サンデー」にて1988年~2013年まで連載され、累計発行部数4500万部を突破している大人気漫画、「静かなるドン」が映像化! 5月12日(金)より全4話/2話ずつ2週連続公開となる。

 5月13日(土)、本作キャストの伊藤健太郎、本宮泰風、筧美和子、三宅弘城、坪倉由幸、山口健人監督が登壇する前編公開記念舞台挨拶を実施。長きにわたって愛されてきた原作を令和に蘇らせた思いや、伊藤と山口監督の相思相愛エピソードなど、和気あいあいとした様子で、終始大盛り上がりだった。

 この日の舞台挨拶は映画上映前に実施。観客の期待が充満した会場内にやってきた伊藤がまずは「昨日、無事に初日を迎えることができまして。皆さまにお届けすることができて、うれしく思います」と挨拶すると、さらに「自信を持ってお届けできる作品なので、楽しんでいただければ」と付け加え、晴れやかな顔を見せた。

 「静かなるドン」といえば、テレビドラマ、映画、Vシネマとこれまで何度も映像化されてきた人気シリーズ。プロデューサーを務める本宮は「僕も若いときに実際に観ていた作品なので、かなりプレッシャーはあったんですが、みんなで知恵を出しあってつくりました」と自負。そして伊藤も「世代的に観ていたわけではない作品ですが、それでもみんなが名前を一度は聞いたことがあるような有名な作品で、静也役をやらせていただけるというお話をいただいた時はすごくうれしかったです」と続けると、「内容は過激なシーンがありましたが、現場は本当に面白い方が多くて。ずっと笑っていた記憶がありますね」と撮影現場を振り返った。

 その言葉を聞いた坪倉が「笑いしかできないですからね。三宅さんに引っ張っていただいて。楽しませていただきました」と切り出すと、「いやいや、坪倉さんあっての僕ですから」と三宅。さらに坪倉が「いやいや」と返すなど、テンポのいいやりとりを披露したふたりに、会場からは笑いとともに大きな拍手が。そんな中、坪倉が「監督が最初に細かめに指示してくださった後に、あとは適当にやってくださいという感じが非常にやりやすかった。アドリブというか、掛け合いでやってくれということが多くて。三宅さんとは初めてですが、息のあった感じができたかな」と振り返ると、思わず「(坪倉が組むお笑いトリオ、我が家の)相方よりもやりやすかった」と正直な思い(?)を吐露し、会場は大笑いとなった。

 その言葉通り、三宅演じる生倉と、坪倉演じる肘方は、劇中でこそ反目し合う役柄だったが、実際の二人はプライベートで仲良くしていたという。三宅といえば、サウナを題材としたテレビドラマ「サ道」への出演で知られるだけに、坪倉とは何度か一緒にサウナに行き“裸の付き合い”をし、親睦を深めたという。そんなキャスト陣の和気あいあいとした様子に、山口監督も「皆さん、和気あいあいと、楽しくやっていただいたんで助かりました。やはりお芝居もそれが乗ってくるんで、見ていて楽しかったですね」と述懐。

 さらに「何よりも現場で伊藤さんが笑ってくれるのがうれしくて。伊藤さんの笑顔をつくるために頑張りました」と続けた坪倉に、伊藤も「本番中も本当に笑いをこらえるのが大変で。普通の芝居より大変だったくらい面白くしていただいたので、僕もそれをスクリーンで観るのが楽しみだったんです。だから皆さんにもこの後、たくさん笑っていただけるんじゃないかなと思います」と笑顔。

 そしてあらためてこの日を迎え、「映画を撮り終えてからしばらく時間がたちますので。こうやって同じ作品をつくった方々と並んで舞台挨拶ができるというのはすごく幸せなことだなと思っております」としみじみ語る伊藤。そして「皆さんカッコいいですよね」と笑顔を見せた筧も「わたしは(静也の)昼の姿を撮影しているところが多かったので、新鮮組の方と一緒になるのは本当にまれで。『静かなるドン』だということを忘れてしまうくらい平和でした。だから夜のシーンの皆さんを観るのは本当に新鮮でしたね」とコメント。

 すると何かを思いだしたようにクスクスと笑い始めた筧は、「監督と伊藤さんが本当に仲がよくて。どんどんラブラブになっていくのを隣で見てて。わたしヒロインなんだけどなと思っていたんです」とやきもちを焼いて(?)みせて、会場は大笑い。撮影現場でもその“大好き”が高じて、山口監督におそろいのタンブラーをプレゼントしたという伊藤。山口監督も「現場のみんなに自慢しました」とうれしそうな様子だったが、「わたしはもらってないです」と明かした筧の言葉に、会場はさらに大笑い。本作をプロデュースする本宮も「仕事さえきっちりやってくれれば、自由恋愛ですから。倫理に反することでなければ容認します」と冗談めかし、会場を沸かせた。

 そんな山口監督の、“伊藤健太郎大好きエピソード”として、「(伊藤の)いい芝居が撮れるとスキップしてましたね。全身に喜びがにじみ出てました」と明かした筧。さらに三宅が「僕も踊っているのを見たことありますよ」と続けたが、伊藤は「僕たちよく踊ってましたね。寒かったということもあるかもしれないですけどね」と笑顔で振り返った。

 そして最後に坪倉が「前編をこれからご覧になっていただくわけですが、後編も面白くなっているので、ハッシュタグ“肱方最高”とつぶやいてください」とあいさつ。続く三宅が「もし皆さんが応援してくださったら、2もできるかもしれないんで、応援お願いします」と語ると、会場からは期待を込めた大きな拍手が。さらに筧が「個人的にもいい経験をさせていただいて。大切に思っている映画なので、観ていただけたらうれしいです」とメッセージ。

 そして本宮が「一度では分からないことも多々あるかと思いますので、何度も観ていただければ」と呼びかけると、伊藤は「もし仮に、ほかの誰かがこの映画をやっていたとして、この映画を観たら嫉妬してしまうだろうなと思うくらい大好きな作品が出来上がったと思っています。皆さまのお力があれば、来年にも、また舞台挨拶という形でお会いできるかもしれないので、ぜひ広めていただけたら」と呼びかけ。そして最後に山口監督が「すばらしいキャストの皆さんのおかげで、令和にふさわしい、新しい『静かなるドン』が出来たと思いますので、ぜひ後編も楽しんでいただいて。SNSで100人の友だちに広めていただければ」と締めくくった。

 登壇者:伊藤健太郎、本宮泰風、筧美和子、三宅弘城、坪倉由幸、山口健人監督

公開表記

 配給:ティ・ジョイ
 5月12日(金)より全4話/2話ずつ2週連続公開決定!

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました