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『ソフト/クワイエット』不穏な空気が漂うイラストポスター2種が解禁!著名人コメントも到着

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 『ゲット・アウト』『セッション』のブラムハウスが放つ、全編ワンショットの“体感型”極限クライム・スリラー『ソフト/クワイエット』が5月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開となる。この度、本作のイラストポスターが解禁となった。

ごく普通の女性たちが怪物化し、平凡な日常が惨劇に変わる――

 世界中の映画ファンの熱烈な支持を得ている、ホラー&スリラー界のトップブランド、ブラムハウスが新たに放つ本作は、大胆な撮影手法とセンセーショナルなテーマを融合させた衝撃的な問題作。92分の全編をワンショットで映像化し、アメリカで社会問題化しているヘイトクライム(憎悪犯罪)の狂気をえぐり出す。マイノリティーへの偏見を持つ白人女性たちが、あるトラブルをきっかけに思わぬ方向へと転じ、絶叫が飛び交い、暴力が炸裂する怒濤の急展開で観る者を釘付けにする。この上なくリアルな没入感と息づまる緊迫感に圧倒されずにいられない体感型クライム・スリラーである。

 この度解禁されたのは、バンド「cero」の元ドラムで現在イラストレーターとして活躍中の柳 智之氏による描き下ろし作品を、雑誌・音楽・映像を多岐に渡り活躍している坂脇慶氏がアートディレクションした日本オリジナルのイラストポスター。不穏な空気が漂うペインティングバージョンと線画バージョンの2種となっている。今回発表されたポスターは公開劇場にて先着で来場者プレゼントとしてされる。

 ・1週目(5/19~):ペインティングVer
 ・2週目(5/26~):線画Ver

 詳しくはオフィシャルサイト、公式Twitterをチェックしてほしい。

 さらに、本作を鑑賞したミュージシャンやイラストレーターから新たにコメントが到着。イラストポスターを手掛けたイラストレーターの柳 智之を筆頭に、パンクバンド「GEZAN」のフロントマン、マヒトゥ・ザ・ピーポー、シンガーソングライターの七尾旅人、そして、映画ソムリエの東紗友美。これまでのコメントと合わせて総勢9名全員から絶賛されている。

コメント

マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)
 数多の映画が省いてきたカット後の時間によって、 ドキュメンタリーとも呼べる緊張がうまれ、 動揺する波として数えられた私は白人至上主義者の一員の視点として90分間の奇行に同行し、最後現実という虚空に裸のまま放たれる。

七尾旅人(シンガーソングライター)
 筋金入りの白人至上主義者や、社会からの疎外感を“有色人種への嫌悪”に結びつけてしまった、ある意味では平凡な人々が、仕事帰りの密やかな会合から、やがておぞましいヘイトクライムへと至るさまを、90分ほどのワン・ショット撮影で描写。同じブラムハウスが手掛けた傑作ホラー『ゲット・アウト』の知的で抑制的な恐怖演出と無意識に比べてしまっているうちは、この狂騒的で救いのない物語が最終的に何をもたらすために企図されたものなのか掴みづらかったが、カラードの女性監督による作品であることと、作中で、昼間から黄昏時を挟んで夜に至るまで、一度もカメラが途切れないまま演技が続いていくことに気づいた2度目の視聴では、陽が落ちるにつれファナティックさを増し、瓦解しながら夜の暗がりへと呑み込まれていくこの悪夢的な時間を具現化して見せた制作陣と役者陣の凄みに背筋が凍った。まるで街路に飛び出した演劇のようでもある。カラードが抱える切迫した身体感覚が、強いライブ感を伴いながら現実を引きずり寄せ、変化を拒み続ける古い社会の喉元に突きつける。かつて人種問題やレイシズムを扱った映画は、リベラルな他者(非当事者)が人間の尊厳を重厚にドラマティックに描ききるというものが多かったが、より広範なジャンルで被差別当事者が意欲的な作品を提示する機会が増えつつある現在のダイレクトさをつよく表している作品のひとつだと思う。

柳 智之(イラストレーター)
 1カットで魅せる狂気のクレッシェンド。その繊細なグラデーションとレンジの広さに驚愕し戦慄する。

東 紗友美(映画ソムリエ)
 華やかな女子会も一歩間違えば悪口大会。どうやらそれはどこの国でも変わらない。でもさすがにこれは、ヤバいんじゃ? 映画史に残る、凶悪女子会ここにあり。いや、すごいもの見てしまった……。本物の恐怖と対峙する。大好きだった女子会。しばらくしなくて良いかも……あれ? 私、この映画に相当やられてる!?

内田 樹(思想家・武道家)
 ワンショット・リアルタイムのスリラーと言えば、ヒッチコックの『ロープ』が映画史に残る傑作だけれど、本作はそれに挑戦している。途中から加速する登場人物たちの暴走と救いのない精神崩壊は『ロープ』を凌駕している。

小島秀夫(ゲームクリエイター)
 悪霊も悪魔もゾンビもモンスターもファイナル・ガールも出ない。何処にでもいる主婦たちが日常から転げ落ちる。人が人でなくなる恐怖をワン・ショットで見せつける。吐き気がするほど恐ろしいのは、それが心霊現象でも超常現象でもないからだ。今のご時世を見事に逆手に取った新しい“人間ヘイト”ホラー映画だ。

樋口毅宏(ハードボイルド育児作家)
 必然のワン・カット撮影が異次元の緊張感を生み出す。現代を切り取る、胸クソ悪い傑作誕生!

森 達也(映画監督/作家)
 これほどひどい映画はちょっと記憶にない。でも絶対にあなたは最後まで目を離せない。
 悔しい。すごい。悲しい。怖い。すべてが凝縮されている。
 この映画だからこその全編ワン・ショット。一人でも多くの人に観てほしい。

瀬々敬久(映画監督)
 黄昏の〈逢魔が時〉がリアルに過ぎる92分。
 暮れゆくワン・カットの中、人々は狂気に陥り、魔物に出会ったと自ら信じ込む。
 それは「分断」の時代を生きる我々自身の姿だ。

公開表記

 配給:アルバトロス・フィルム/G
 5月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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