映画『交換ウソ日記』完成披露試写会が都内で行われ、舞台挨拶に主演の高橋文哉、共演の桜田ひより、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生とメガホンを取った、竹村謙太郎監督の7名が出席してクロストークを繰り広げた。
本作は、累計55万部を記録した櫻いいよの同名小説を実写化。勘違いから始まる交換日記を軸にした胸キュンキュンの青春ラブ・ストーリー。
学校イチのモテ男子・瀬戸山潤役を演じた高橋は、本作が初の恋愛映画初主演となる。「この映画の魅力をすべて感じて帰っていただけたらと思います」と挨拶。撮影を振り返って、「作品ができて観たときに『本当に良い映画ができたな』と思いました。この作品で恋愛映画初主演を務めさせていただけて本当に光栄でした」と感激もひとしおの様子。思ったことを口にするド直球な性格の潤を好演した高橋は、竹村監督からは「高橋くんはやっていくといい匂いがするんです。芝居しているといい香りがしてくる。不思議な感覚でした」と絶賛される一幕もあった。
おススメの“胸キュン・シーン”について聞かれた高橋は、「ひとつの胸キュン・シーンを作るのに、共演者や監督、現場のスタッフのみんなが総出で作っていて、どの形が一番キュンとするのか、どの形がひよりちゃんが一番かわいく見えるのか、高橋文哉がかっこよく映るのかを研究しながら撮影しているシーンばかりなんです」と説明し、「初めてこういう空気を現場で感じたので、楽しさも難しさもありましたが、達成感も感じました」と楽しかったという撮影時を振り返り、スタッフへの感謝の気持ちを語った。
周りの空気を読みすぎてしまう不器用なヒロイン・黒田希美を演じた、桜田は宛先違いで瀬戸山からラブ・レターをもらってしまうのだが……。まずは、「照明やカメラ・ワーク、いろいろな方の壮大な気持ちと働きぶりに私たちはすごく助けられました」とスタッフへの感謝の気持ちを語った。また、おススメのシーンを聞かれると、瀬戸山(高橋)が眼鏡をかけているシーンを挙げ、「普段眼鏡をかけていない気になる男の子が、眼鏡をかけて至近距離でこっちを見ていたら、もうこんなにキュンキュンすることはない……」と興奮気味に告白。「大スクリーンで高橋文哉さまが、カメラ目線で自分を見ている……。これは本当に絶対に楽しみにしていただきたいポイントです!」とファンに熱烈アピール。
齊藤が「それ(高橋の眼鏡シーン)にキュンキュンしてるひよりもかわいいんです」と後押し。
茅島も「瀬戸山くん(高橋)のオフ感も感じられる。かっこいいとかわいいがギュッと詰まったシーンになっています」と大絶賛だった。
高橋のことを「瀬戸山くん」ではなく「瀬戸山きゅん」と呼んでいたという曽田は「スクリーンでもイケメンですけど裏でもイケメンなんです」と、現場での高橋のとっておきのエピソードを披露する。「遊園地のロケで、めちゃくちゃ寒くてみんな凍えてたんですよ。『これ、ヤバいな~』と思っていたんですが、瀬戸山きゅんが『これ良かったら飲んでください』って温かいスープを買ってきてくれたんですよ。イケメンだよねえ! もう惚れちゃいますよ(笑)」と打ち明けた。
桜田たちも「本当においしくいただきました。体にも染み渡りますし、心もホッとして『なんて素敵な座長なんだ』と。改めて感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました」と感謝感謝だった。
イベント終盤、突然の告白から始まる物語にちなんで、フリップで「〇〇が好きだ!」と発表するコーナーが設けられており、高橋は「遊園地」、桜田は「動物」、茅島は「ゲーム」、曽田は「アニメ」、齊藤は「音楽」、板垣は「焼肉」、竹村監督は「高橋文哉」とそれぞれが回答した。実は嘘の告白をした人が1名(高橋)おり、キャストや観客が予想して楽しむコーナーとなった。
最後に、桜田は「胸キュン・シーンも必見ですが、友情や熱い部活、皆さんが共感できる部分もたくさんあると思います。ぜひ存分に大スクリーンでお楽しみください」、高橋は「どんな世代の方にも刺さる映画だと思います。キャストの皆さんが織りなす素晴らしい友情と恋愛模様を素直に、まっすぐ楽しんでください」とメッセージを送ってイベントを締めくくった。
登壇者:高橋文哉、桜田ひより、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生、竹村謙太郎監督
(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:松竹株式会社
2023年7月7日(金) 全国公開