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『波紋』舞ってみた!江口のりこも爆笑の独特すぎる振り付け“緑命会の舞”教育動画流出!?

©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ

 主演筒井真理子と共演に光石 研、磯村勇斗、柄本 明、キムラ緑子、木野花、安藤玉恵、江口のりこ、平岩 紙、ムロツヨシを迎え、日本を代表する映画作家・荻上直子監督がメガホンをとった映画『波紋』。この度、先日の初日舞台挨拶で荻上監督が笑わない印象の江口のりこが爆笑したという新興宗教“緑命会”の舞いを捉えた本編映像を振り付け動画とともに解禁された。

 荻上直子監督のオリジナル最新作にして、監督自身が歴代最高の脚本と自負する絶望エンタテインメントの誕生だ。
 監督は、須藤家を通して、現代社会の闇や不安と女性の苦悩を淡々と、ソリッドに描き出す。放射能、介護、新興宗教、障害者差別といった、誰もがどこかで見聞きしたことのある現代社会の問題に次々と翻弄される須藤家は、正に社会の縮図だ。しかし、これを単なる絶望で終わらせないのが荻上監督の新境地とも言える。
 依子から広がる波紋は、きっと全ての女性、いや現代社会に生きる全ての人に届くことだろう。依子は、あなただ。

 この度解禁された動画は、依子が夫・修の未承認ガン治療薬にお金を出す見返りに、自身が信仰する新興宗教“緑命会”の勉強会に参加させたシーン。キムラ緑子演じるリーダーを筆頭に、心穏やかに祈りをささげると、10数人の信者たちが一様に珍妙な振り付けで歌い踊り出す。異様な風景に戸惑いながらもおどおどと踊る修。
 この“緑命会の舞”は、単純ながら動きの組み合わせが珍妙で、信者たちが真面目に舞い踊る姿は、どこかおかしみがある。本編鑑賞後もなぜか頭に残ってしまうと評判のシーンだ。そして初日舞台挨拶では荻上監督が普段笑わない江口のりこが爆笑していたという裏話も明かしていた。
 この踊りの振り付けを担当したのは、荻上直子監督の映画『めがね』の「メルシー体操」の振付も担当した伊藤千枝。そして音楽を担当したのは、ロサンゼルスでの学生時代を荻上監督と共に過ごし、学生フィルムから関わり、以来、『バーバー吉野』、『恋は五七五』、『トイレット』などの音楽を担当する井出博子。作品のテイストは今までの荻上作品とは一線を画すものではあるが、荻上監督自身がこれまで描き出してきた人間のおかしみや深い観察眼からくるユーモアは形を変えながら本作にも生きている。ぜひこの“教育動画”を参考に、どハマりしない程度に依子とともに舞ってみてほしい!

公開表記

 配給:ショウゲート
 絶賛公開中

(オフィシャル素材提供)

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