作品紹介

『高野豆腐店の春』

©2023「高野豆腐店の春」製作委員会

イントロダクション

 “大豆”と“水”と“にがり”だけでコツコツ作られる豆腐のように、淡々とした日々の生活にこそ人々のしあわせがある。この映画『高野豆腐店の春』は、尾道を舞台に、愚直で職人気質の父・高野辰雄(藤 竜也)と、明るく気立てのいい娘・春(麻生久美子)の人生を描いた、父と娘の物語。
 主演は、名優・藤 竜也。81歳を迎える2023年はデビュー60周年でもあり、三原光尋監督とは三度目のタッグとなる。『村の写真集』(05)では頑固一徹な写真屋を、『しあわせのかおり』(08)では年老いた中国出身の名料理人を演じる。今回、三原監督のシナリオに惚れ込んだ藤は出演を熱望し、藤 竜也×三原監督の職人三部作の完結作ともいえる作品となる。
 春役は、麻生久美子。『カンゾー先生』(98)、『夕凪の街 桜の国』(07)などで、日本映画の代表的女優となった麻生久美子が好演。藤 竜也とは実に26年ぶりの共演となる。また、辰雄と偶然の出会いを経て心を通わせる婦人・ふみえ役に『終の信託』(12)、『舞妓はレディ』(14)などで印象的な女性を演じたベテラン・中村久美。
 さらに辰雄の気の知れた仲間たちに徳井 優・菅原大吉・山田雅人・竹内都子など、個性豊かなベテラン勢が顔を揃える。 親と娘のそれぞれの新たな出会いが、尾道の春風とともに、胸いっぱいのやさしさと、あたたかい涙を運んでくる。

©2023「高野豆腐店の春」製作委員会

ストーリー

柔らかくて、甘くて、でもちょっと苦味もある。豆腐は、なんだか人生に似ている。

 尾道の町の一角に店を構える高野豆腐店。地道にコツコツと正し過程を経て作られる豆腐作りのように、淡々とした日々の生活にこそ、人々のしあわせがある。
 これは愚直な父・高野辰雄と明るく気立てのいい娘・春の物語。毎日、陽が昇る前に厨房に入り、こだわりの大豆で豆腐を作っていく父と娘。昔ながらの仲間たちとの和やかな時間。そんな日常にそれぞれの新しい出会いが訪れる――。

 (2023年、日本、上映時間:120分)

キャスト&スタッフ

 出演:藤 竜也、麻生久美子、中村久美
    徳井 優、山田雅人、日向 丈、竹内都子、菅原大吉/桂やまと、黒河内りく、小林且弥、赤間麻里子、宮坂ひろし
 監督・脚本:三原光尋
 製作:桝井省志、太田和宏
 プロデューサー:桝井省志、土本貴生、山川 雅
 撮影:鈴木周一郎(JSC)
 音楽:谷口尚久
 企画・製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ
 助成・文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

ギャラリー

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画『高野豆腐店の春』オフィシャルサイト
豆腐は、人生の処方箋。 主演 藤 竜也 × 監督・脚本 三原光尋

公開表記

 配給:東京テアトル
 8月18日(金) シネ・リーブル池袋、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開!

(オフィシャル素材提供)

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