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「ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023」ヒグチユウコ×大島依提亜『ダンサー・イン・ザ・ダーク』日本版オルタナティブポスター&フォン・トリアー作品へ絶賛コメント到着!

 7/28(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて全国公開の『キングダム エクソダス〈脱出〉』を記念して開催されるラース・フォン・トリアー監督のレトロスペクティブ上映。この度、画家・絵本作家のヒグチユウコ氏が描き下ろしたイラストをグラフィックデザイナー・大島依提亜氏がデザインした、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』日本版のオルタナティブポスターが公開された。公開されたポスタービジュアルには、アイスランドの歌姫ビョーク演じる主人公のセルマが孤独な監房の中、音を求めて換気口に耳を傾けるシーンやミュージカル・シーンでも印象的な線路沿いの風景が描かれている。また、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』にむけて、オルタナティブポスターを手掛けた2人から熱いコメントも到着した。

●ヒグチユウコ/画家
 (『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に寄せて)
 不幸なのか幸せかなのか、ということを他人がおしはかれるものではない。

●大島依提亜/アートディレクター
 (『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に寄せて)
 あのラース・フォン・トリアーのトラウマ映画ということで、長らくずっと避けて通っていたのだけど、今回初めて拝見し、想像していたものよりも優しい視点で描かれた映画だなとまず思った。ただし、その優しさを率直に受け止めて良いものかどうか、昨今のこの映画にまつわる問題点と鑑みて、ずっと考え続けなければならない。

著名人が影響を受けたラース・フォン・トリアー作品とは!絶賛コメントが到着

各界からも絶大な人気を誇るラース・フォン・トリアー。
「あなたが影響を受けたラース・フォン・トリアー作品」と題して、以下の絶賛コメントが到着した。

著名人コメント(全文)/敬称略・順不同

●小島秀夫/ゲームクリエイター
 トリアーのことを誤解していたかも知れない。僕は『エレメント・オブ・クライム』からの、筋金入りのトリアー・ファンだ。しかし、こんなにもユーモアに溢れ、機知に富み、テンポとバランス良く観客を引き込む、サービス精神旺盛な映画人だったとは! 『キングダム』には全ての要素が凝縮されている。だから、誰もが、この“キングダム”に囚われてしまう。そして、25年ぶりの続編公開でトリアーが仕掛けた迷宮から、僕らはやっと“エクソダス”出来る。いいや、あのトリアーが、そんなに簡単に僕らを解放するだろうか? それは観てのお楽しみ。

●二村ヒトシ/アダルトビデオ監督
 自分がおかしいせいで生きづらいと感じてる皆さん、ぜひ『メランコリア』を観てください。
 セックスやエロに肯定的なフェミニストの皆さん、ぜひ『ニンフォマニアック』を観てください。vol.2の最後まで、きっと観てください。
 この世って何かが変なんじゃないかと首をかしげながら生きてる皆さん、ぜひ『キングダム』三部作を観てください。あなたの謎が解けてしまいますから。

●SYO/物書き
 あれは感性が発展途上だった十代の頃。
 『ドッグヴィル』に心を食い荒らされ、
 『メランコリア』に疎外感を肯定され……
 以来、僕の創造の根幹に居座り続ける。
 トリアー作品との遭遇は、改造に近い。
 対象の魂の構造を永遠に変えてしまう。
 未見者は覚悟を。これが映画の怖さだ。

●ジャガモンド斉藤/芸人・映画紹介人
 忘れもしない中学1年生、ちょっと背伸びしようと観てしまった『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。
 人生にも物語にもバッドエンドがあることをこの映画で知ってしまった。
 観たいものを好きに選べるこの時代に、なるべく多くの人がラース映画を“観てしまう”ことを願います。

●宮岡太郎/映画監督・映画レビュアー
 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観て、登場人物が直面する想像を絶する受難と、その果てにたどり着く極限の結末に呆然となったあの日。
 永遠に心に残り続ける壮絶な映像体験を求めて、私はラースの作品を見続けてしまう。

●玉城ティナ/女優・モデル
 『ハウス・ジャック・ビルト』を劇場で観たとき、この監督の作品を好きだと教える人は選ぼうと思いました(笑)。
 十代の頃、最も、といっていいほど影響を受けた作品は『ドッグヴィル』です。
 賛否はあるでしょうがやりたいことをやる、そんなシンプルな監督が、愛おしいです。

●山崎まどか/コラムニスト
 (『メランコリア』に寄せて)
 一晩中続く悪夢のような結婚式!
 自分が沈んでいく水底に世界ごと引きずりこむオフィーリア的ヒロイン!
 絶望した人間のビジョンをこんなにも美しく見せた映画は他にない。

〈北欧の巨匠にして衝撃的問題作を生み出し続ける映画界の異端児〉監督・脚本:ラース・フォン・トリアー

 輝かしい受賞歴を誇る一方で、観る者を挑発するような作風で常に物議を醸してきたデンマーク出身の監督。1995年に同郷のトマス・ヴィンターベアらとともに、さまざまな制約の中で映画を製作する「純潔の誓い」と呼ばれる映画運動“ドグマ95”を発表すると、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』ではカンヌ映画祭パルムドール(最高賞)を受賞。近年では、カンヌ映画祭での上映時に激しい暴力シーンのために4人の観客が鑑賞中に気絶したとの逸話が残る『アンチクライスト』、自身のうつ病の経験をもとに制作され絶賛を博した『メランコリア』、4時間にも及ぶ大長編『ニンフォマニアック』など、新作を発表する度に大きな話題を呼んでいる。2022年、パーキンソン病を患っていることを公表するなど健康面が心配されていたが、最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』がヴェネチア国際映画祭でプレミア上映された際には、オンラインでインタビューに応え、これからも映画製作を続けることを宣言し、元気な姿を観客に見せた。

上映作品

1. エレメント・オブ・クライム【4Kデジタル修復版】(1984年/103分/デンマーク)
2. エピデミック~伝染病【4Kデジタル修復版】(1987年/106分/デンマーク)
3. ヨーロッパ【4Kデジタル修復版】(1991年/107分/デンマーク)
4. 奇跡の海【4Kデジタル修復版】(1996年/158分/デンマーク)
5. イディオッツ【4Kデジタル修復版】(1998年/114分/デンマーク、スウェーデン、フランスほか)
6. ダンサー・イン・ザ・ダーク【4Kデジタル修復版】(2000年/140分/デンマークほか)
7. ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦【HDリマスター版】 ※日本劇場初公開(2003年/90分/デンマーク、スイスほか)
8. ドッグヴィル【4Kデジタル修復版】(2003年/177分/デンマーク、イギリスほか)
9. マンダレイ【HDリマスター版】(2005年/138分/デンマーク、イギリスほか)

  1. ボス・オブ・イット・オール【HDリマスター版】※日本劇場初公開(2006年/99分/デンマーク、スウェーデンほか)
  2. アンチクライスト(2009年/108分/デンマーク)
  3. メランコリア(2011年/135分/デンマーク、スウェーデンほか)
  4. ニンフォマニアック Vol. 1 【ディレクターズカット完全版】※ 日本劇場初公開(2013年/147分/デンマーク)
  5. ニンフォマニアック Vol. 2 【ディレクターズカット完全版】※ 日本劇場初公開(2013年/177分/デンマーク)
     ※ 上映スケジュールの詳細は、各上映劇場のホームページにて発表

「ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023」

7.7よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて期間限定公開

 5月26日(金)より特別鑑賞券<7回券>¥9,100(税込)の販売が決定!(当日1作品¥1,900の処)
 特別鑑賞券劇場窓口購入者限定で「特製サコッシュ」(非売品/数量限定先着順/一部劇場を除く)付き

 【メイジャー公式】https://www.major-j.com/(外部サイト)

特別鑑賞券

特製サコッシュ

公式サイト(外部サイト)

ラース・フォン・トリアー 2023『キングダム エクソダス<脱出>』『レトロスペクティブ』
ラース・フォン・トリアー最新作公開記念!4Kデジタル修復版、日本劇場初公開&ディレクターズ・カット完全版を含む14作品に及ぶ大回顧上映!

 Twitter:https://twitter.com/LvT_Films(外部サイト)

ラース・フォン・トリアー最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』

 7/28(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて全国公開
 『キングダム』Ⅰ&Ⅱ【2Kデジタル修復版】も一挙公開

 配給:シンカ/提供:シンカ、TCエンタテインメント

(オフィシャル素材提供)

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