「おまえはいつも、ここにいる。」
時代と社会に迅速に呼応し、揺るぎない信念と祈りと怒りをもって世界と映画界に旋風を巻き起こす唯一無二の映画監督・豊田利晃。
狼蘇り信仰を軸に2019年『狼煙が呼ぶ』、2020年『破壊の日』、2021年『全員切腹』、2022年『生きている。』と毎年、混沌の時代に挑む作品を作り続ける<狼蘇山シリーズ>を生み出し、5年目となる2023年、最新映画『ここにいる。』が完成。7月24日(火)渋谷WWWにて開催のワールドプレミアを前に、追加音楽とエンディング曲の情報が解禁となった。
現在、長編新作映画『次元を超える』を製作中の豊田監督が、撮影の合間を縫って、栃木県の山奥にある狼蘇山にて撮影した<狼蘇山シリーズ>5作目となる新章『ここにいる。』。
山の中で行方不明になった男は、山の奥で滝に打たれていた、、前作『生きている。』の続編的映画と言える18分の短編映画の主演は、豊田組常連かつ盟友の映画俳優・渋川清彦。
切腹ピストルズが担当する音楽に、このたび新たに、佐渡島を拠点に日本の伝統芸能を世界に発信し続ける太鼓芸能集団・鼓童の中込健太・住吉佑太、法螺貝パフォーマンスユニットshelltones主宰であり、金峯山寺修験本宗 一級法螺師・宮下覚詮の追加参戦が発表となった。あわせて、切腹ピストルズの新曲『狼鳴門』がエンディング曲に決定。轟く祈りのような響きを体感いただきたい。
今年も恒例となった7月24日に、渋谷WWW Xにて、<映画『ここにいる。』ワールドプレミア公開イベント>が決定。映画のワールドプレミア上映の他、渋川清彦、豊田監督の舞台挨拶、孤高ラッパー・志人のソロライブ、切腹ピストルズのライブとともに、祭りが立ち上がる。(豊田組ショップ内にてチケット好評発売中)
混沌の時代に生きる意味を問う、祈りのような映画と、笑いと涙と音楽の祭りにぜひご参加の上、お楽しみいただきたい。
映画『ここにいる。』ワールドプレミア公開イベント
日時:2023年7月24日(月) 18:30開場 / 19:30開演
会場:WWW X(渋谷区宇田川町13−17 B1F シネマライズビル2F / 03-5458-7688)
https://www-shibuya.jp/(外部サイト)
『ここにいる。』上映(18分)+ 舞台挨拶:渋川清彦&豊田利晃
志人(LIVE)
切腹ピストルズ(LIVE)
料金:7240円+1ドリンク代別
【チケット発売中】 豊田組ショップ内にて販売 https://toyodafilms.stores.jp(外部サイト)
PROFILE
渋川清彦
1974年生まれ、群馬県渋川市出身。
1998年に、豊田利晃監督作『ポルノスター』で映画デビューし、以降数々の作品に出演。2019年には第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞/助演男優賞を受賞。
近年の主な出演作に、映画『偶然と想像』(濱口竜介監督)、『キングダム2 遥かなる大地へ』(佐藤信介監督)、主演・テレビ東京「ザ・タクシー飯店」、日テレ「リバーサルオーケストラ」などがある他、2023年12月1日には映画『怪物の木こり』(三池崇史監督)の公開が控える。
切腹ピストルズ/せっぷくぴすとるず/又の名を江戸一番隊
全国に隊員二十数名、鉦・三味線・笛・太鼓での神出鬼没の路上演奏を得意とし、町・村おこし、祭、ライブハウス、フェス、デモ、神社仏閣奉納演奏、小学校から介護施設まで、あらゆる場所に現る。
地方探索・民俗の研究、農、工商(雪駄・がまぐち・野良着・大工・意匠)、寺子屋、寄席、尺八指導など、隊員各々が展開。人呼んで「江戸へ導く装置」、自称「ニホンオオカミの残党」。 近年では、映画監督・豊田利晃作品への協力(2019ー2022)、ニューヨーク(2018)やドバイ万博(2022)などの海外演奏も増え、動乱の時代においても独自の活動が続くが、その完全な意図は未だ紐解かれていない。愛用の袢纏は新潟小千谷片貝の老舗・紺仁製。大紋は丸一。判じ絵は矢鎌志(やかまし)。出囃子は「一丁入り」。
せっぷくぴすとるず名物本店 https://edomaruichi.thebase.in/(外部サイト)
太鼓芸能集団 鼓童
太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。1981年、ベルリン芸術祭でデビューし、以来52の国と地域で6,500回を越える公演を行ない、2021年に創立40周年を迎える。また、豊かな自然と芸能の宝庫である本拠地・佐渡において、1988年より佐渡の市町村と共に国際芸術祭「アース・セレブレーション(地球の祝祭)」を開催し、国際交流や地域振興にも大きく寄与している。
https://www.kodo.or.jp/(外部サイト)
法螺師 宮下覚詮a.k.a DRAGON
大峯ではその独特の響きと存在感から、通称「ドラゴン」と呼ばれる。
宮下氏は大和国葛城山高鴨をルーツに持ち、伊勢の御分霊を信濃の奥深い山中で祭祀してきた賀茂族の末裔とも修験道開祖役行者神変大菩薩の一族とも伝わる。金峯山寺修験本宗 一級法螺師。令和五年 戶隠流法螺の名を戶隠神社より頂く。修験道最高峰の行とされる大峯奥駈行で吉野から熊野160キロぶっ通しで法螺貝を立て続けるなど法螺貝愛が過ぎる、自他共に認める自称「法螺バカ」である。
大峯熊野・葛城山・戶隠飯縄・八海山などを単独で山林斗藪(さんりんとそう)。琉球や宗像、ハワイイ・タヒチなどポリネシアの島々を神仏スピリッツに法螺貝の響きを捧げて巡礼する一方、「太鼓に選ばれた男」佐藤健作氏やGOCOOとのコラボや戶隠もののけ祭での切腹ピストルズとの共演。ポリネシアンカヌー ホクレア歓迎式典でのパフォーマンス。一噌流笛方 一噌幸弘師との国立能楽堂での共演。豊田監督作品への音楽提供・修験道所作指導。宗像大社・戶隠神社・飯縄神社・天河大弁財天社・鹿嶋神宮などでの公式行事での法螺貝奉納などアーチスト的活動も積極的に行う。
法螺貝は宇宙誕生の光=ビッグバンを再現する光と音を生じ、宇宙と響き合うもの。人間が本来持っている宇宙的生命の喜びを探求する乗り物と考え、それを体感するためにはヒトに本来備わっている呼吸やカラダの使い方の探求が不可欠と考え、演奏法だけでなく、呼吸や身体の乗りこなし方を伝える取説ボディーワーク的ワークショップ的アプローチにて法螺貝のこころを伝えている。
里山・聖地での回峰行などの法螺貝体験稽古会も行ない、これまで指導した人数は行者・一般・海外など1000人を優に超える。
HP horaaz.com Note https://note.com/horagaii(外部サイト)
Instagram @horagaii
志人/sibitt
独自の日本語表現の探求により、言葉に秘められた全く新しい可能性を示す。
音楽表現のみならず舞台芸術、古典芸能の分野においても国内外で活動する表現者。
近年は演劇、舞台芸術やボイスパフォーマンス、古典芸能の語部、言葉の起こりを表現した空間演出等、言葉と音-をと-の源流を探る芸術活動を行っている。
2021年にセルフプロデュースアルバム「心眼銀河-SHINGANGINGA-」「視覚詩・触覚詩 心眼銀河 書契」を発表。各地の海山を遊行し、“をと”を採集、卜骨や獣骨をはじめとする自作楽器に息を吹き込み、客星が奏でる言語表現の未踏の領域へと遡上する旅を続けている。
Official Facebook page: 志人/sibitt (降神、TriuneGods,TempleATS) | Facebook
Where`s sibitt?:https://sibitt.exblog.jp/(外部サイト)
TempleATS:https://templeats.net/(外部サイト)
8 ∞:88project.info/(外部サイト)
豊田利晃 (監督・脚本)
1969年大阪府生まれ。1991年、阪本順治監督『王手』の脚本家として映画界にデビュー。
1998年、千原浩史(千原ジュニア)主演『ポルノスター』で初監督を務め、その年の日本映画監督協会新人賞、みちのく国際ミステリー映画祭・新人監督奨励賞を受賞。
2001年、初のドキュメンタリー映画『アンチェイン』を監督。
2002年には人気漫画家・松本大洋原作『青い春』(松田龍平)を映画化し、大ヒットを記録。ドイツのニッポン・コネクション映画祭で観客賞を受賞。
2003年『ナイン・ソウルズ』(原田芳雄、松田龍平)、2005年に直木賞作家・角田光代原作の『空中庭園』(小泉今日子)を監督。
2006年にはアテネ国際映画祭で全作品がレトロスペクティブ上映されるなど、国内のみならず世界各国からも高い評価を受ける。また、中村達也、勝井祐二、照井利幸と音楽ユニット「TWIN TAIL」を結成。ライジングサンロックフェスティバルに出演、現在も活動中。
2009年に中村達也主演『蘇りの血』、2011年に瑛太(永山瑛太)を主演に『モンスターズクラブ』、2012年に藤原竜也、松田龍平主演の『I’M FLASH!』を監督。2013年、NYで行なわれた日本映画祭JAPAN CUTSで世界を魅了する業績を残した監督へ贈られるCUT ABOVE AWARDを受賞。2014年、東出昌大主演『クローズ EXPLODE』の監督を務める。
2015年、2016年、舞台『怪獣の教え』(窪塚洋介、渋川清彦ほか)を演出。
2018年『泣き虫しょったんの奇跡』(松田龍平、松たか子)を監督。写真集『MOVIE STILLS FROMTOSHIAKI TOYODA FILMS 1998-2018』を刊行。
2019年、短編映画『狼煙が呼ぶ』(渋川清彦、浅野忠信、高良健吾、松田龍平、切腹ピストルズ)を全国のミニシアター50館で初の同日公開を成し遂げる。自伝『半分、生きた』を出版。2020年4月、小笠原諸島を舞台としたドキュメンタリー『プラネティスト』(窪塚洋介、GOMAほか)を公開。7月24日、『破壊の日』(渋川清彦、マヒトゥ・ザ・ピーポー、イッセー尾形)公開。イタリアのオルトレ・ロスペッキオ国際映画祭2020で監督賞を受賞。
2021年2月、日野浩志郎と鼓童の音楽映画『戦慄せしめよ』を配信で公開。7月、『全員切腹』(窪塚洋介、渋川清彦、芋生 悠)を公開。窪塚洋介を主演に迎え、真っ向から生き方の美学を問う作品が話題を呼んだ。写真集『映画戦争2019-2021』(講談社)を出版。
2022年佐渡島の鼓童の音楽映画『戦慄せしめよ』を全国劇場公開中。
7月、短編映画『生きている。』公開。2023年、長編新作映画『次元を超える』製作中。
■ 豊田組 HP: https://www.toyodafilms.net (外部サイト)
『ここにいる。』作品情報
(2023年、日本、上映時間:18分)
出演:渋川清彦
飯田団紅、内藤正記、風間教司、冨山 亮、山本真一、新屋泰伸、壽ん三、村門祐太、志むら、篠﨑泰三、瀧口亮二、松田邦洋
監督・脚本:豊田利晃
音楽:切腹ピストルズ、中込健太(鼓童)、吉住佑太(鼓童)、宮下覚詮
撮影:槇 憲治
プロデューサー:村岡伸一郎 豊田利晃
STORY
山の中で行方不明になった鉄平(渋川清彦)を探す救助隊。鉄平は山の奥深くで滝に打たれて修行をしていた。
鉄平は救助を拒み、吠える……。
(オフィシャル素材提供)