イントロダクション
『ミッドサマー』のアリ・アスターが絶賛した、チリの二人組監督《レオン&コシーニャ》によるストップモーション・アニメーション『オオカミの家』が、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開となる。さらに、レオン&コシーニャの最新作で、アリ・アスターが製作総指揮を務めた短編『骨』も同時上映!
クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの二人組による初の長編映画『オオカミの家』は、ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコミューン【コロニア・ディグニダ】にインスパイアされた“ホラー・フェアリーテイル”アニメーション。チリ南部のコミューンから脱走し、森の中の一軒家で二匹の子ブタと出会った娘マリアの身に起きる悪夢のような出来事を描いている。
レオン&コシーニャが監督のほかに脚本、美術、撮影、アニメーションなどを務めた。チリ国立美術館やサンティアゴ現代美術館のほか、オランダ、ドイツ、メキシコ、アルゼンチンにある10ヵ所以上の美術館やギャラリーをスタジオ代わりに、実寸大の部屋のセットを組み、ミニチュアではない等身大の人形や絵画をミックスして制作。制作過程を展示の一環として来場者に公開しながら、映画を完成させた。また、アリ・アスターが「『オオカミの家』のような作品が作られたことは、過去に一度もない!」と絶賛し、今回併映となるレオン&コシーニャの短編『骨』の製作総指揮に名を連ねている。
ストーリー
美しい山々に囲まれたチリ南部のドイツ人集落。“助け合って幸せに”をモットーとするその集落に、動物が大好きなマリアという美しい娘が暮らしていた。ある日、ブタを逃がしてしまったマリアは、きびしい罰に耐えられず集落から脱走してしまう。逃げ込んだ一軒家で出会った2匹の子ブタに「ペドロ」「アナ」と名付け、世話をすることにしたマリア。だが、安心したのも束の間、森の奥から彼女を探すオオカミの声が聞こえはじめる。怯えるマリアに呼応するように、子ブタは恐ろしい姿に形を変え、家は悪夢のような禍々しい世界と化していく……。
(原題:La Casa Lobo、2018年、チリ、上映時間:74分)
キャスト&スタッフ
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
脚本:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ、アレハンドラ・モファット
声:アマリア・カッサイ、ライナー・クラウゼ
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式Twitter:https://twitter.com/lacasaloboJP(外部サイト)
公開表記
配給:ザジフィルムズ
8/19(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!
(オフィシャル素材提供)