イントロダクション
世界的ファッションデザイナー、ジャンポール・ゴルチエの半生を描いたランウェイ・ミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」の舞台裏を追ったドキュメンタリー『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』。
ジャンポール・ゴルチエはマドンナの「コーンブラ」を手掛けたデザイナーとして知られ、映画衣装の分野でも『フィフス・エレメント』(97)や『私が、生きる肌』(11)など、多彩なキャリアを持つファッション・デザイナー。ゴルチエ自らが企画・脚本・演出を手掛けた「ファッション・フリーク・ショー」は、2018年のパリ公演を皮切りに、今年5~6月には日本公演も開催され、全世界で35万人を動員した大人気公演。そんな熱狂のステージの裏側に2年間も密着して作られたドキュメンタリーが本作だ。
また、本作はミュージカルで表現されたゴルチエの半生が、本人の口から改めて語られる貴重な映像資料でもある。「ファッション・フリーク・ショー」を未見のユーザーも、彼の比類なき創造性と仕事術、そして周囲を気遣う人間性を知ることができる作りとなっている。特にファッション業界に携わる者は必見だ。
ストーリー
奇想天外&ファンタスティックなデザインで有名なクチュリエ(男性デザイナー)、ジャンポール・ゴルチエ。ファッション・シーンで旋風を巻き起こしてきた彼が今回挑むのは、ミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」だ。自身のコレクションと2足の草鞋を履いて創り上げるショーの舞台裏はトラブルの連続だった。衣装合わせ、初のリハーサル、ダンサーの故障、演出のいざこざなどアクシデントに見舞われるゴルチエとそのチーム。制作が進むにつれて明かされるゴルチエの真実。愛するテディベアや親愛なるマリーおばあちゃん、唯一無二の恋人フランシス、1976年初のファッション・ショーの評価……本当のゴルチエが紐解かれる。
マドンナ、ロッシ・デ・パルマ、カトリーヌ・ドヌーヴらゴルチエのミューズもカメオ出演。ファッション界の女帝アナ・ウィンターもなんと登場! 1970、80年代を彩ったヒットナンバー、豪華絢爛なオートクチュール、トップデザイナーが見せる仕事へのこだわりが詰まった制作秘話をドキュメント。果たして無事初日を迎えられるのか!?
(英題:Jean Paul Gaultier: Freak & Chic、2018年、フランス、上映時間:96分)
キャスト&スタッフ
監督:ヤン・レノレ
出演:ジャンポール・ゴルチエ、マドンナ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ロッシ・デ・パルマ、ナイル・ロジャース、マリオン・コティヤール
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト
公式Twitter:https://twitter.com/gaultier_movie
公開表記
配給:キノフィルムズ
9月29日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマカリテほか全国公開
(オフィシャル素材提供)