イントロダクション
塚本晋也監督の最新作『ほかげ』が、2023年11月25日(土)よりユーロスペースほか全国公開することが決定した。
『鉄男』(89)でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本晋也。戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』(14)、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』(18)、本作ではその流れを汲み、戦争を民衆の目線で描き、戦争に近づく現代の世相に問う。
主演は、2023年後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロインに抜擢され、今最も活躍が期待されている俳優、趣里。孤独と喪失を纏いながらも、期せずして出会った戦争孤児との関係にほのかな光を見出すさまを繊細かつ大胆に演じ、戦争に翻弄されたひとりの女を見事に表現した。片腕が動かない謎の男を演じるのは、映像、舞台、ダンスとジャンルにとらわれない表現者である森山未來。飄々としながらも奥底に蠢く怒りや悲しみを、唯一無二の存在感で示している。
ストーリー
女は、半焼けになった小さな居酒屋で1人暮らしている。体を売ることを斡旋され、戦争の絶望から抗うこともできずにその日を過ごしていた。空襲で家族をなくした子どもがいる。闇市で食べ物を盗んで暮らしていたが、ある日盗みに入った居酒屋の女を目にしてそこに入り浸るようになり……。
(2023年、日本、上映時間:95分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本・撮影・編集:塚本晋也
出演:趣里、塚尾桜雅、河野宏紀、利重 剛、大森立嗣、森山未來
助監督:林 啓史
音楽:石川 忠
音響演出:北田雅也
製作:海獣シアター
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式Twitter:@hokage_movie #ほかげ
公開表記
配給:新日本映画社
11月25日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)