石井裕也監督最新作、松岡茉優と窪田正孝をW主演に迎えた『愛にイナズマ』が10月27日(金)より全国公開となる。石井監督史上最もポップ&ハッピーなタッチで描かれるのは、今の社会を予見したかのような“アフターコロナ”の世界。コロナ禍の終わりが見え、確かにあったさまざまな歪みや理不尽が急速に忘れ去られようとしている今、「時間が過ぎたからといって、不都合な事実(真実)を無かったことにはさせない」との監督の想いで生み出された本作は、社会の理不尽さに打ちのめされた恋人たちが、10年ぶりに再会したどうしようもない家族の力を借りて反撃の狼煙を上げる!という、愛と希望とユーモアに満ち溢れた痛快なストーリー。
松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也そして佐藤浩市のクランクイン映像を解禁!
普段は見ることができない撮影現場でのオフショットに、素顔が垣間見られる?貴重な場面がつまった本映像
撮影初日にクランクインした夢を奪われた花子役の松岡と、1日遅れでクランクインした、花子に寄り添う正夫役の窪田。本作にて初共演となる二人は撮影の合間に、前日に重めのシーンの撮影があったことを告げる松岡へ「初日からそこ(のシーン)は結構くるねえ。絶望から始まる怒りとか……」と窪田がねぎらう一幕も。また、夜のトンネルで雨に打たれるシーンで、足踏みをして準備をする窪田や、夜景の高台のシーンで、松岡と窪田が演技について話し合う姿など、撮影の過酷さもありながらコミュニケーションを忘れない、プロフェッショナルな2人の姿をかいま見ることができる。
そして映像は古き良き日本の民家、折村家の実家へ。長男の誠一役の池松壮亮と、次男の雄二役の若葉竜也、そして父親の治役の佐藤浩市がスタッフの温かな拍手に迎えられてクランクイン! 全員が赤い服を着た折村家と正夫が揃った写真撮影を挟み、なにやら緊張感が高まる雰囲気になったり、窪田が制作スタッフにマイクを向けて音声を確かめてみたり、佐藤が「私、酔っ払いすぎでしょうか……?」と石井監督に演技の酔い加減を確認したりなど、演者とスタッフが一丸となり、笑い声が絶えない現場の様子が映し出されている。
コロナ禍中にいた人間たちのリアルな絶望とだからこそ持ち得た未来への希望を、“今”描いておきたい。そんな監督の映画人としての衝動が鮮やかに結実した『愛にイナズマ』。石井監督は「家族が集まるシーンでは、一流の俳優たちの凄みに圧倒され、撮りながら笑い転げ、本当に幸せでした」と語る。そんな、監督史上最もポップ&ハッピーなタッチで描かれる本作、タイトルの真意が明かされるラストは、まさに雷に打たれたような衝撃と感涙をもたらすに違いない! 10月27日(金)公開の本作、ぜひスクリーンでお楽しみいただきたい。
ストーリー
長年の夢だった映画監督デビュー目前で、すべてを奪われた花子(松岡茉優)。イナズマが轟く中、反撃を誓った花子は、運命的に出会った恋人の正夫(窪田正孝)とともに、10年以上音信不通だった家族のもとを訪ねる。妻に愛想を尽かされた父・治(佐藤浩市)、口だけがうまい長男・誠一(池松壮亮)、真面目ゆえにストレスを溜め込む次男・雄二(若葉竜也)。そんなダメダメな家族が抱える“ある秘密”が明らかになった時、花子の反撃の物語は思いもよらない方向に進んでいく……。
(2023年、日本、上映時間:140分)
キャスト&スタッフ
出演:松岡茉優、窪田正孝
池松壮亮、若葉竜也 / 仲野太賀、趣里/高良健吾
MEGUMI、三浦貴大、芹澤興人、笠原秀幸/鶴見辰吾
北村有起哉/中野英雄/益岡 徹
佐藤浩市
監督・脚本:石井裕也
主題歌:「ココロのままに」エレファントカシマシ(ポニーキャニオン)
プロデューサー:北島直明、永井拓郎、中島裕作
音楽:渡邊 崇
製作:澤 桂一、長澤一史、太田和宏、竹内 力
エグゼクティブプロデューサー:飯沼伸之
撮影:鍋島淳裕(JSC)
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
オフィシャル・サイト(外部サイト)
X アカウント:https://twitter.com/chigawaku2024(外部サイト)
公開表記
配給:東京テアトル
10月27日(金) 全国ロードショー!
(オフィシャル素材提供)