イベント・舞台挨拶

『おしょりん』舞台挨拶付き完成披露上映会

©「おしょりん」制作委員会

 人生を懸けてメガネ作りに挑んだ人々の情熱と愛の物語『おしょりん』がついに完成! その完成披露上映会が10月1日(日)に都内映画館で実施され、北乃きい、森崎ウィン、かたせ梨乃、小泉孝太郎、そして児玉宜久監督が出席した。

 明治時代に福井で眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門、幸八兄弟の挑戦と、2人を支え続けた五左衛門の妻むめの姿を描く本作。むめ役の北乃は「実在された方を演じるプレッシャーはあったけれど、リスペクトを忘れず、むめを生き抜きたいと思い、ロケ地・福井ですべてを出し切りました!」と熱演を報告。約1ヵ月の福井ロケを振り返り「地元の皆さんのご協力のお陰でケータリングも福井名物を頂いたりして、空気から人から食べ物まで福井を感じて福井の人を演じることができました」と地元民の支援に感謝していた。

 増永幸八役の森崎は、劇中で演じた増永兄弟が創業した増永眼鏡が作ってくれたというメガネをかけて登壇。「どうしても今日この日にかけたくて」とすっかりお気に入りのようだが、ややレンズに色が入っていることからワイルドな雰囲気に!? それだけに「この映画の時とは全然違う感じになってしまって……。森崎ウィンは怖い人ではありません。この映画では一滴も血は出ません」と苦笑いで釈明し、笑いを誘った。

 森崎は主題歌『Dear』も担当しており、「自分が出る映画の主題歌を歌うという夢の一つを叶えられたことに感謝です。映画を邪魔せず、寄り添えるような楽曲になったらいいと思って鼻と頭と眉間の間から抜けるような声を意識しました」とレコーディングを振り返った。

 増永五左衛門役の小泉は、同じ横須賀市出身の北乃との共演に「北乃さんは僕を呼ぶときに、下から上がってくる感じのイントネーションで“小泉さあん、元気ですかあ”と言う。子ども時代の横須賀にはそんな福井弁のようなイントネーションのおじいちゃんおばあちゃんがいたなと思った。福井弁は耳触りが良くて、2人のシーンも壁を感じず、すっと馴染んだ」と手応えを得ていた。

 増永せの役のかたせは、福井の新鮮なおもてなしに感激。「ロケ弁をホテルに持ち帰ってレンジで温めたら、カッチコチ。よく見てみたら保冷剤と一緒にお刺身が入っていた。お刺身がお弁当に入っているなんて東京では考えられない。それだけ新鮮なお魚を食べられる場所なのかとビックリしました」。

 またメガネづくり&ものづくりに情熱をささげた職人の姿を描いている本作にちなんで、一番情熱を捧げたものや熱中したものをそれぞれが発表した。児玉監督は「模型飛行機作り」、かたせは「水泳」と返答。

 一方、小泉は「俳優業」といい「熱中したり一度も飽きたことがないのがこの仕事。一定期間作品の中に生きられることが嬉しい。どんなに朝が早かろうが嫌な気持ちにならない。演じることに飽きたことがない」と天職だと実感していた。

 13歳から芸能界で活躍している北乃も、小泉と同じ「俳優業」を熱中しているものに挙げて「現在進行形でずっと熱中して続いている。それ以外に熱中しているものがない」と打ち明けた。

 そして“オチ”担当となった森崎は「無洗米」といい「どんなに忙しくても自炊するようになり、最近になって炊飯器を買いました。無洗米は水質保全や節水の点から考えてSDGs。時短にもなるし、ぜひとも無洗米をよろしくお願いいたします」とメガネ以上に無洗米をPR。

 最後に主演の北乃は「諦めない姿、夢を追って努力し続ける姿がピュアに描かれている物語です。それを支える女性たち、家族愛、友情、夫婦愛が描かれています。チャレンジしようとしている人の背中を押してくれるような映画であり、福井に行きたいと思ってもらえるような映画です。素敵な映画が完成しました!」と笑顔で呼び掛けていた。

 登壇者:北乃きい、森崎ウィン、かたせ梨乃、小泉孝太郎、児玉宜久監督

公開表記

 配給:KADOKAWA
 10月20日(金)、福井先行公開
 11月3日(金・祝)、角川シネマ有楽町ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました