大学卒業制作作品「親知らず」が『沖縄国際映画祭』“クリエイターズファクトリー2018U-25映像コンペティション部門”において、グランプリを受賞し、デビューをかけたワークショップを勝ち抜き、商業デビューを果たした宮嶋風花監督作『愛のゆくえ』(2024年春公開予定)。この度、10月12日から21日までクロアチアで開催される、第28回スプリト映画祭の長編コンペティション部門にて出品が決定した。
スプリト映画祭について
スプリト映画祭は、クロアチア最古の映画祭として1996年に設立され本年で28回目を迎える映画祭。
世界の著名映画祭での上映作品から、新人作品までセレクションされているが、特に実験的・革新的な作品やアート系の作品に特化した映画祭で、昨年の開催では、カンヌACID部門で上映された山﨑樹一郎監督『やまぶき』がグランプリを受賞している。また、年によっては審査員特別賞やスペシャルメンションなどが授与される場合もある。
宮嶋風花監督 コメント
この度はスプリト映画祭での選出をいただけてとても光栄です。
実験的・革新的な作品やアート系作品が多いとのことで、他にもいろいろな作品が観られることが嬉しいです。
また、今回海外での上映が初なので、どのような反応がいただけるか、楽しみにしています。
宮嶋風花監督 プロフィール
1996年北海道札幌市生まれ。
映像監督・映像作家。 高校時代からDA(北海道札幌平岸高等学校デザインアートコース)にて、グラフィックデザインをメインに学ぶ。卒業後、札幌大谷大学美術学科メディアアートコースに進学。2018年に上京し、ティー・ワイ・オー入社。2019年からクリエイティブ部門SPARKでプランナー/ディレクターとなる。2021年よりxpdクリエイティブ部門に所属。 心に強烈に残る画づくりや物語を考えること、視覚で伝えることを得意とする。過去の名作をリスペクトしながら、常に新しい挑戦をしている。
クリエイターズ・ファクトリーとは
次世代を担う映像作家の発掘と支援を目的として、2013年からスタートした「クリエイターズ・ファクトリー」。沖縄国際映画祭、京都国際映画祭で開催、実施されてきた。
実写やアニメ、ドキュメンタリーなどジャンルを問わず、25歳以下の若手クリエイターにしか撮れない、荒削りでも新しい感覚に満ちた作品を募集。
映像コンペティションの審査員には、映画監督やプロデューサー、脚本家など、国内外の映画やメディアで活躍する識者が名を連ねた。
歴代受賞者を対象に映画制作のワークショップを行い、最も優れたクリエイターには、商業映画の監督デビューを全面的にバックアップ。
公開表記
配給:パルコ
2024年春、全国公開
(オフィシャル素材提供)