『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、数々の傑作を世に送り出し続けてきた名匠ヴィム・ヴェンダース。彼が長年リスペクトしてやまない役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた『PERFECT DAYS』。ヴィム・ヴェンダースが、日本の公共トイレのなかにsmall sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡ぎ、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した傑作が12月22日(金)より全国公開となる。
ヴィム・ヴェンダースが、日本の公共トイレのなかに small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡ぎ、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した。第36回東京国際映画祭のオープニング作品としてアジアプレミアを予定。世界80ヵ国での配給が決定している。
この度、アジア太平洋映画祭の作品賞、そして最優秀俳優賞に役所広司がノミネートされた!
合わせて日本版30秒予告編、日本版ポスタービジュアルが解禁された。
また、10月23日より開催される第36回東京国際映画祭の審査委員長としてヴィム・ヴェンダース監督が来日することを記念した特別先行上映の詳細も決定した。
『パリ、テキサス』(1984)、『ベルリン・天使の詩』(1987)など数々の名作を発表し、80年代、90年代のミニシアター・ブームを牽引。『Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など多くのドキュメンタリーも手がけた、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース。そしてアカデミー賞®で6部門ノミネートされた『SAYURI』(2005)、海外での活躍以外にも『うなぎ』(1997)、『ユリイカ』(2001)、『すばらしき世界』(2020)などで主演を務め、世界的に高い評価を受けている日本を代表する俳優、役所広司。2人の美しきセッションで生まれた『PERFECT DAYS』は、フィクションの存在をドキュメントのように追い、ドキュメントとフィクションを極めた。ヴェンダースの最高傑作と呼び声も高く、待望の公開が世界各国でいよいよはじまる。
この度本作が、ロシアや中東を含むアジア全域やオセアニアなど70の国と地域を対象とし、広範囲にわたるアジア太平洋地域の優れた作品を表彰する、アジア太平洋映画祭にて、作品賞そして最優秀俳優賞に役所広司がノミネートされました!受賞のゆくえに注目が集まる。
合わせて、日本版メインビジュアルと、日本版30秒予告が解禁された。メインビジュアルは、主人公の公衆トイレの清掃員、平山(役所広司)が薄い布団に寝そべり、小さなあかりで文庫本を読んでいるシーンを使用。その上からは“木漏れ日”が平山を包み込むようにさし込み、『PERFECT DAYS』のタイトルが浮かび上がる。こんなふうに生きていけたなら と、静寂を感じさせる一枚の絵のなかに小さく溶け込むようなコピーが、平山という男への興味と想像をかきたてる。
また30秒予告編では、メインビジュアルで描かれている平山が読書をしているシーンから始まり、いつものルーティーンをすませ、ドアを開けて空を見る。スカイツリーをみているのか、光をみているのかは分からない。「この世界は、ほんとはたくさんの世界がある。つながっているようにみえても、つながっていない世界がある」そんなナレーションを背に、平山はいくつもの風変わりなトイレを清掃してまわるのだった。全編に流れているのはルー・リードの「PERFECT DAY」。いつまでも静かに心に残り続ける30秒予告が完成した。
ヴィム・ヴェンダース監督来日記念 先行上映情報
上映期間:10月24日(火)~30日(月)
先行上映劇場:TOHOシネマズ日比谷
※ チケット販売情報等については、劇場サイトをご覧ください。
公開表記
配給:ビターズ・エンド
12月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー!
10月24日(火)~30日(月)特別先行上映
(オフィシャル素材提供)