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『市子』第28回釜山国際映画祭オープニングセレモニーレッドカーペット

©2023 映画「市子」製作委員会

 いよいよ韓国・釜山で第28回釜山国際映画祭が開幕、10月4日(水)にオープニングセレモニーが行われ、邦画では、『月』『キリエのうた』など邦画キャストが華々しくレッドカーペットを飾った。中でもコンペティション部門のひとつであるジソク部門に選出されている12月8日公開『市子』では、主演を務める杉咲 花と共演の若葉竜也、本作のメガホンをとった戸田彬弘監督が、レッドカーペットに登場した。

 レッドカーペットを歩いた杉咲は「とても華やかでした。自分にとって特別な作品が、海を渡って韓国まで来られたのは、すごく嬉しいことですし、たくさんの方に届けられたら」と、笑顔を見せた。

 レッドカーペットではフォトコールや歓声に応じるなど、現地メディアや観客からの歓迎に笑顔で応えた3人。初めて主演作で釜山国際映画祭のレッドカーペットに登場した杉咲は、落ち着いた様子で、花をあしらった華やかなブラックのドレスに身を包み、颯爽とレッドカーペットを歩き、注目を浴びた。なお、5日の公式上映にも、杉咲、若葉、戸田監督が、舞台挨拶と観客とのQ&Aにも登壇予定。明日に控えたワールドプレミア上映については、「これが一番緊張するかもしれません。初めての感触なので、海外の方にどう受け入れられるか興味があります」と若葉。杉咲も「(お客さんと)一緒に観るのも滅多にない経験ですし、終わった後Q&Aもあるので緊張しますが楽しめたらと思います」と話す。

 監督の戸田彬弘が主宰する劇団チーズtheater旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞、観客から熱い支持を受け再演された舞台「川辺市⼦のために」を映画化。痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも、「生きること」を諦めなかった川辺市子の、抗えない境遇に翻弄された壮絶な人生を描いた『市子』は、今回の釜山国際映画祭がワールドプレミア上映となる。また10月23日より開幕する第36回東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門への正式出品も決定している。

 登壇者:杉咲 花、若葉竜也、戸田彬弘監督

釜山国際映画祭コンペティション ジソク部門とは?

 キム・ジソク賞は、2017年に設立され、昨年から正式なコンペティションとなった釜山国際映画祭を代表する部門のひとつ。新人監督を対象としたニューカレンツ部門と並ぶコンペティション部門で、今年は本作を含む10本の作品がキム・ジソク賞を競う。これまで同賞へ出品された日本映画には、杉咲も出演している『楽園』(19/瀬々敬久監督)や受賞を果たした『羊の木』(18/吉田大八監督)がある。

公開表記

 製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
 12月8日(金) テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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